京都大学ELCAS法学部開講。高校生から始める法学・政治学。

京都大学ELCAS法学部とは

京都大学では、平成20年度に本学の理学部が開始した最先端の体験型学習講座(未来の科学者養成講座)を母体に、平成26年度よりJST「グローバルサイエンスキャンパス」事業プランS(大規模型)に採択され(平成26年度~29年度)、理系部局(工学部、農学部、薬学部、地球環境学堂、総合博物館等)へ拡大し全学を挙げて実施して参りました。この度、京都大学法学部におきまして、「高校生から始める法学・政治学」をテーマに、全国の意欲ある高校生を対象に最先端の法学・政治学に触れる機会を提供する「ELCAS法学部」を開始することになりました。

京都大学ELCAS法学部の
1期生を募集します。

募集定員

20名

応募資格

平成29年4月1日現在、高校1年生または2年生であること

開催場所

京都大学法学部。吉田キャンパス。

参加費

無料。交通費は参加者負担。

目的と概要

京都大学の教育理念である「対話を根幹とした自学自習」に基づき、法学・政治学に強い関心を持つ高校生が切磋琢磨することで、未来の社会を担うリーダーとなる人材の育成を目的としています。京都大学法学部に月1、2回通い、講義やゼミ形式での議論を行います。指導は担当教授をはじめとする教員が直接行います。また、全国各地から参加しているメンバーとの交流により、様々な刺激を得ることができます。

身近な存在
「法律・政治」

法律や政治は、私たちの生活の隅々まで浸透している、大変身近な存在です。 高校生から法学・政治学に触れ、法律や政治に意識的に接することで、私たちが暮らす社会の「仕組み」や「すがた」がはっきりと見えてきます。社会の「仕組み」や「すがた」を知ることは、皆さんが将来社会の中でどのような役割を果たしていくのかを決める上で、大きな助けとなるでしょう。

私たちと一緒に
まなびましょう

裁判では、どのような問題を、どのように解決しているのでしょうか?私たちの社会をより良いものにするためには、どのような政策を、どのように決定することが必要なのでしょうか? 大学で実際に行われているゼミなどの形式で、最先端の法学・政治学の知識に触れ、活発な議論を交わしましょう。

受講までの概要

6月14日(水)正午から申し込みを受付けます。 受付けを済ませたら「志望理由書」を7月7日(金)必着で郵送してください。 第一次選抜は法学研究科潮見佳男教授の研究講演を聴講して、その内容に沿って論述試験があります。第二次選抜では面接試験を行います。 8月下旬に合格者が決まります。

第一次選抜 「潮見佳男教授による研究講演」

平成29年7月16日(日)

13:00〜14:00

法学研究科 潮見 佳男 教授

世界史の中での「日本民法」・
世界の中での「日本民法」

民法は、私たち市民と市民の間の生活関係・取引関係から生じる様々な問題を扱う法律です。日本の民法典に採用されている制度やルールには、ローマ法にさかのぼるもの、中世イタリア法から近代のフランス民法、ドイツ民法を経て採用されたものが多くあります。他方、とりわけ、家族や相続を扱う制度やルールには、日本固有の文化的・歴史的伝統を継承するものもあります。また、今日、取引・生活の中身がグローバル化するとともに、生活空間がサイバー・スペースにまで広がっています。世界的には、民法の統一ルールを設けようという動きもみられます。私の講義では、以上の点を念頭に、民法の歴史と未来を紐解いてみることにします。

応募から受講までの流れ

応募

平成29年6月14日(水)〜7月5日(水)

申込期間は6月14日(水)正午から7月5日(水)午後5時までです。
サイトからのエントリーは7月5日17時をもって終了しました。多数のご応募ありがとうございました。
志望理由書を郵送してください。A4サイズの用紙に文字数800字から2,000字で作成してください(様式は問いません)。但し、上下左右に2cm以上の余白を作ってください。
【郵送先】
〒606-8501京都市左京区吉田本町
京都大学教育推進・学生支援部学生課気付
ELCAS法学部事務局宛
【締切】
7月7日(金)必着
【応募の確定】
応募の確定には、①の申込みと②の郵送の両方が必要です。ELCAS法学部事務局にて①と②を確認した後、受験者に受験票を郵送します。
※両方が揃わないと応募は確定しません。

第一次選抜(論述試験)

平成29年7月16日(日)

13:00〜16:00

[会場]
京都大学法経済学部本館1F法経第4教室

12:00 開場
13:00 法学研究科 潮見佳男教授による研究講演
14:00 講演内容に沿った論述試験
15:00 質疑応答、自由討議
(いずれも試験の評価対象にはなりません)

※会場へのアクセスは、こちらをご参照ください(地図中4番の建物です)。
※30名程度が合格し第二次選抜に進む予定です。
※合格発表は7月28日(金)までに当サイトに合格者の受験番号を掲示し、合格者には第二次選抜の案内を郵送します。

第一次選抜の結果

以下の受験番号の方が合格です

2  8
10  12
14  16
18  36
39  41
44  45
46  51
52  53
61  65
66  70
73  75
78  79
84  85
91  93
101  103
104  106
114  116

第二次選抜(面接試験)

平成29年8月6日(日)

13時開始予定

[会場]
京都大学法経済学部

面接を行います。予備日はありません。

合格発表

平成29年8月下旬

第二次選抜の結果

以下の受験番号の方が合格です

 2  10
14  16
18  36
39  44
46  52
61  65
73  75
78  79
84  91
 93  101
103  104
116     


開講日(10月21日)のご案内は、9月中旬に発送の予定ですので、到着までしばらくお待ちください。

ELCAS法学部受講

平成29年10月21日(土)開講

講義 平成29年10月21日(土)
15:00〜17:00
法学研究科 中西 寛 教授
「政治学で考える日本の安全保障」
演習 平成29年11月4日(土)、11日(土)、12月2日(土)
15:00~18:00
法学研究科 稲谷 龍彦 准教授
「刑事模擬裁判演習」

平成29年12月16日(土)、
平成30年1月6日(土)、20日(土)
15:00~18:00
法学研究科 船越 資晶 教授
「法の支配とはどのようなものか」
成果発表会 平成30年2月3日(土)
15:00~18:00

授業概要

講義

平成29年10月21日(土)

15:00〜17:00

法学研究科 中西 寛 教授

政治学で考える
日本の安全保障

安全保障は国会やメディアでも大きく採り上げられる日本政治にとって重要な争点です。安全保障を巡って時には大きく意見が分かれ、激しい政治対立が生じることが日本政治の一つの特徴です。こうした対立は価値観の相違によるところもありますが、それ以上に議論の前提となる知識が共有されていないために生じることが日本では多いようです。特に日本の安全保障に関しては、複雑な背景が存在し、それについて理解が不足していることが議論を混乱させているのです。政治学の分野では安全保障に関して多様な角度から分析を積み重ねてきました。本講義では、思想、歴史、理論といった様々なアプローチの知見を踏まえながら、日本の安全保障を客観的に理解する考え方を説明します。

演習

平成29年11月4日(土)、
11日(土)、12月2日(土)

15:00~18:00

法学研究科 稲谷 龍彦 准教授

刑事模擬裁判演習

刑事法という言葉を聞いて、皆さん何を思い浮かべますか?人が殺されたとき、あるいは大きな事故が起きたとき、ニュース番組は事件を大々的に報道しますね。よく聞いてみると、「警察は、X罪の疑いでAを逮捕し、事情を聞いています」のようなフレーズが流れてくることに気付くでしょう。犯罪と刑罰に関係する法を取扱う刑事法は、こうした報道内容と密接に関連しており、したがって皆さんの日々の生活と深く関係する法です。この演習では、刑事模擬裁判に当事者として参加することを通じて、刑事法を構成する基本原理について共に学び、そのあり方について深く考えてもらうことを目的としています。

演習

平成29年12月16日(土)、
平成30年1月6日(土)、20日(土)

15:00~18:00

法学研究科 船越 資晶 教授

法の支配とは
どのようなものか

法社会学は、法の現実のあり方をさまざまな角度から記述・分析する学問です。この演習では、「法の支配」とはどのようなものかについて、法社会学の古典※PhilippeNonet&PhilipSelznick, Law & Society in Transition: Toward ResponsiveLaw(初版1978年刊)を講読しながら、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。本書は、法と政治の分離に象徴される古典的な「法の支配」が衰退し、法と政治が融合する新しい形態の「法の支配」が成立しつつあることを説いています。演習への参加を通じて、理論的に突き詰めて考察することの醍醐味を味わってもらいたいと思っています。
※参考書籍(教材)を支給いたします。 Philippe Nonet & Philip Selznick, Law & Society in Transition: Toward Responsive Law

成果発表会

平成30年2月3日(土)

15:00~18:00

船越 資晶 教授、稲谷 龍彦 准教授

計6回の演習で学んだことを受講生が発表し、その内容について参加者全員で議論します。

申込方法

サイトからエントリー

サイトからのエントリーは7月5日17時をもって終了しました。多数のご応募ありがとうございました。

申込期間

6月14日(水)正午〜
7月5日(水)午後5時まで

志望理由書を郵送

A4サイズの用紙に文字数800字から2,000字で作成してください(様式は問いません)。但し、上下左右に2cm以上の余白を作ってください。

郵送先
〒606-8501京都市左京区吉田本町
京都大学教育推進・学生支援部学生課気付
ELCAS法学部事務局宛
締切
7月7日(金)必着

応募の確定

注意

応募の確定には、①の申込みと②の郵送の両方が必要です。

ELCAS法学部事務局にて①と②を確認した後、受験者に受験票を郵送します。
※両方が揃わないと応募は確定しません。