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平成27年度以前のレポート

分子工学

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実習指導

徳田 陽明 (無機分子材料 准教授)
正井 博和 (無機分子材料 助教)

チューター

檀上 拓也 (無機分子材料)
臼井 貴昭 (無機分子材料)
鳥本 彩   (無機分子材料)

ボランティア

なし

実施場所

宇治キャンパス 化学研究所本館W315    

実習内容

 遷移金属による着色を体験的に学ぶため,酸化コバルト,酸化マンガンをドープしたホウ酸塩ガラスを作製し,色の変化を観察した。着色の理由について結晶場理論を用いて解説した。また,酸化物ガラスの歴史,現代社会での重要性についての概説を行った。

講義の様子
講義の様子

ガラス試料の試薬混合の様子
ガラス試料の試薬混合の様子

未知試料を調整する様子
未知試料を調整する様子


受講生の感想

  •  ガラスの歴史や作製法や原理について様々なことを教えてもらえてとても面白かった。特にガラスの作製で分量をかえることでガラスの着色の色が違うことが面白く,その原理を詳しく説明してもらえたのでよくわかった。また,ガラスにもたくさんの種類があり,結晶を作るか作らないかで色や強度が変わることがよくわかった。また,色がつくのは光の吸収や屈折が関わっているのがとても面白かった。
  •  実験で必要な量を計算して,自分で測りとってしたのでとても楽しくて貴重な体験でした。僕は青色を作ってとてもきれいになってうれしかったです。色と光は全くちがうというのは難しかったけど少し理解できてよかったです。
  •  まず,「ガラスとは何か」という問いに悩まされました。ガラスという原子があるわけではないのに,何を持ってガラスなんだろう。と考えさせられました。そのため,今回の講義ではとても学ぶことが多かったです。また,光を吸収するときの電子の動きや本来の電子の場所(?)を知って,まだ理解を仕切れてはいないけれど,興味を持ってどんどん調べたいなと思いました。色の濃淡や色の種類が配位子の形によって変化するというのも分かり,自分で理解できるように調べたり教えてもらったりして,考えていこうと思いました。
  •  最初にガラスの性質の話を聞いて,ガラスは結晶とは違って一つの粒子の形がゆがんでいて,気密性や化学耐久性があることを知りました。ガラスを着色するために金属が使われており,使う金属によって出る色が変わっていました。実際に自分が作ると,まず計算が難しく,大変でした。ガラスが急に冷えると割れる様子を確かめることもできてよかったです。
  •  今までの後期の実習とは少し毛色の違う感じで面白かったです。ガラスについては美術の分野で,中学のときに勉強したのですが,化学的な視点からはあまり詳しくは知らなかったので違った視点から見ることができて新鮮でした。色と電子の関係は興味があったので,(深く完全に理解することは難しいですが)少しでも理解することができて良かったです。これからも勉強し続けていたいと思いました。
  •  d金属の光の吸収についてということで今ちょうど錯体について学んでいたので,とてもありがたい講義でした。Si-O-と金属イオンの相互作用で錯体で発生し,それによって光の吸収が起こるのは初めて知り,また波長の違いでの光のスピードの変化はとて面白い理論だと思いました。またラポルテ禁制などにもふれるこができ,非常にためになりました。ありがとうございました。

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