京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

化学

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実習指導

朴 昭映 (生物化学研究室 助教)

チューター

山本 清義(博士課程 1回生)
坂下 宗平(理学部 4回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学研究科 2号館 517号室

実習内容

今回はDNAの性質を理解する為の実験を行った。用意されたDNAサンプルについて、種々の溶媒に対しての溶解性を調べる事でDNAの極性を理解し、エタノール沈殿法の理解と共に実際にエタノール沈殿法でDNAを回収した。また、DNAの検出法として、機械を用いた、紫外線領域の吸光度測定、TLCプレートを用いて吸光を視覚的に観察した。またDNAに結合してその蛍光度合を高めるDAPIについても実験を行い、DNAを蛍光させて観察を行った。

 また前回の実験において合成したDNAについてHPLC精製の後に分子量の測定を行い、正しく合成されていることを確認した。

ナノドロップを用いてDNAの紫外線領域の吸収を観察している様子。
ナノドロップを用いてDNAの紫外線領域の吸収を観察している様子。

ごく少量のDNAを測り取っている様子。
ごく少量のDNAを測り取っている様子。


HPLCを用いての精製。
HPLCを用いての精製。


受講生の感想

  • 体の中に存在しているが、具体的にはどの様なものかがわかってないDNAについて、複数の実験を通して身近なものにできたと思う。100nmだとか、実験で出てくる単位は本当に微少で、イメージもつかず測り取るのには苦労しました。また、前回生成した分子量を計測したものの分子量を測定したところ正しくDNAが生成出来ていたのでよかったです。
  • 今回は前回合成したDNAを使い、HPLCや紫外線を吸収していることを見たり、質量測定をしたりとても内容の濃い4時間でした。ピペットマンというものすごい小ない量の液がとれる器具やとても大きくて数千万円するような質量測定をする機械をつかわせて頂きました。いろいろな反応が目で見ることが出来、とても面白かったです。ものすごく小さなところに少量の液を乗せたり難しいところもありましたが、TAの方が優しく教えて下さったので、無事出来ました。本当にありがとうございました。工学を希望しながら、この学習講座に参加していますが、知らなかった事が自分の手でわかるようになるのは、本当に面白く、理学もいいなぁと思いました。
  • 今回は前回に引き続き、DNAの合成などを行った。試料を微量はかりとり、それをかくはんするなど慎重に行わなければならない作業など大変なものが多かったが、合成したDNAを紫外線通してみたり、分子量を計ったり、モデルを3Dで見ることが出来ていい体験となった。今回は生物的化学分野という事であったが今回まで有機、物理など最先端の化学や大学院生、大学生が学ぶようなことをこのELCASを通して学ぶことが出来て本当に良かった。
  • 今回はじめに、精製されたDNAでその性質を確認し、それから吸光度や蛍光観察の方法を学んだり前回合成したDNAの確認等をしました。そのなかでは、樹脂製の器具を使ったり、非常に小さい量の液体を扱ったりしたのですが、汚染を嫌ったり、あるいは微小な量を測れる機器が印象的でした。まさに大学の研究室という感じです。DNAの確認ではいろいろ測定機器を用います。そのようなものにも支えられているとおもいます。またほとんどの実験を自分だけで行い、非常に密度の濃い時間でした。
  • 今日はDNAの性質を知る実験をたくさん体験し、またできたDNAを分析するために用いる様々な装置を扱う体験をさせて頂いた。一つ目の実験では用意されたDNAを水やエタノールなどに溶かしてみて溶解性などを調べた。二つめは、水中のDNAを沈殿させる方法を学んだ。実験2ではDNAの吸光度を測定する事をおこなった。かなり小さめ機械で1μLのサンプルを用いるだけで濃度やDNAの純度を測定できたのでとても驚いた。実験3ではDNAの蛍光を観察するということを行い、DAPIという試薬を加えることで、鮮やかな青色の蛍光が観察できた。このDAPIというものは、DNAの二重らせんの隙間に入る事ができ、その為にDNAが蛍光を発するとの事だった。このことは実際にコンピューターグラッフィックで確認できたのでとてもよかった。実験の間には、行った実験に関する考察の時間があり、実験の内容についての考察の時間があり、実験の内容について深められたと思う。ELCASの二日間でDNAに関する英海がとても増えたし、生化学という分野にも少し興味をもった。

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