京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

化学

化学の2011年2月19日の内容はこちら

実習指導

依光 英樹 (集合有機分子機能研究室 准教授)

チューター

林 慎也(修士課程2回生)
東野 智洋(修士課程2回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学部6号館863号室

実習内容

前回行ったポルフィリン合成の後処理を行い、純粋なテトラフェニルポルフィリンを得た。このうち一部を酢酸亜鉛と反応させ、亜鉛錯体を合成した。合成したこれらのポルフィリンを用い、NMRスペクトル、紫外可視吸収スペクトル、マススペクトルの測定を行った。また、これらの測定からテトラフェニルポルフィリンのフリーベース体と亜鉛錯体の比較も行った。

 

ロータリーエバポレーターを用いて溶媒を留去し、ポルフィリンを得る。
ロータリーエバポレーターを用いて溶媒を留去し、ポルフィリンを得る。

反応溶液をアルミナカラムに通し、ポルフィリンを反応溶液をアルミナカラムに通し、ポルフィリンを
わける。


合成したポルフィリンと酢酸亜鉛を混ぜ、加熱還流して亜鉛錯体を合成する。
合成したポルフィリンと酢酸亜鉛を混ぜ、加熱還流して亜鉛錯体を合成する。


受講生の感想

  • 今日は4時間ずっと実験だった。はじめの方はそれなりに理解できたが、途中から難しくなってきて、あまり理解できなかった。試料を記念に持って帰ることができてよかった。最後の准教授の言葉がかなり印象に残った。
  • 多くのもののわけかたを多く知ることができてよかったです。アルミナを使ったポルフィリンの分離はとてもきれいな色をわけることができて楽しかったです。前に習ったNMRをはじめて実用しているところを見ることができました。芳香族性までわかると知って驚きました。
  • 分子量がすぐに測定できる機械を使って、実際に測定すると、ほとんど一致し、驚いた。ポルフィリンも、亜鉛などの金属錯体にすると少し色が変わり、おもしろいなと思った。また、芳香族性についても、高校で習わないこともたくさん教わり、とても勉強になった。
  • 今日は、なんか申し訳ないけど、超しんどかった。前にもあったけど、ずっと機械音が聞こえるところだと頭が痛くなる。周りのみんなは大丈夫だったのに。将来実験室にいられない体だと科学者は不可能だ。ELCASは科学者になるための講座なのにすいません。でも今まで楽しかったです。まだ、合宿はあるわけで、今までありがとうございました。
  • ポルフィリンはポルフィリンでも、亜鉛が入るだけで色が変わったり、性質が変わるというようなことを実際に見ることができてとても面白かったです。有機化学の実験では有機溶媒をたくさん使って溶質をとかしたりエバポレータで蒸発させたりして、操作がとても複雑だったけれど、変化が起こるのを見るのはとても興味深かったです。
  • 先週作ったポルフィリンにさらなる手を加えて様々な測定をしました。1つの物質でも様々な角度から観ることができるんだなと思いました。自分たちが作ったポルフィリンをろ過して結晶を取り出した時すごくキレイに光っていてとても感動しました。
  • 今日の体験型講座では、純粋なポルフィリンを取り出すためにロータリーエバポレーターを用いたり、ろ過したりと様々な段階を経てやっと純粋な物質が取り出せると知って、その手順を以下に省けるかを考えると化学の研究をする面白さを改めて見い出せました。記念に頂いたポルフィリン大切に保管し、周りの人にポルフィリンの説明をしたいです。

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