京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

化学

化学の2011年2月5日の内容はこちら

実習指導

依光 英樹 (集合有機分子機能研究室 准教授)

チューター

林 慎也(修士課程2回生)
東野 智洋(修士課程2回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学部6号館863号室

実習内容

ピロールとベンズアルデヒドとの酸縮合によりテトラフェニルポルフィリン(TPP)を合成する。また種々の環拡張ポルフィリンの溶液がそのπ電子系に由来する様々な色を示すことと、酸化還元を行うことで色が変化することを確認する。

ピロールとベンズアルデヒドを加え、ポルフィリンの合成を行う。最初は無色透明だがだんだんと赤色を帯びてくる。
ピロールとベンズアルデヒドを加え、ポルフィリンの合成を行う。最初は無色透明だがだんだんと赤色を帯びてくる。

ポルフィリンを合成するために、試薬の量をきっちりとはかりとる。
ポルフィリンを合成するために、試薬の量をきっちりとはかりとる。


クロラニルを加えて酸化し、ポルフィリンを生成さ
クロラニルを加えて酸化し、ポルフィリンを生成さ
せる。


受講生の感想

  • 今日の話はわかりやすかった。二重結合の一方の結合が単結合と同じであったのははじめて知った。しかも、その残りの結合がベンゼンなどの芳香族性の原因であるというのもはじめてだった。三重結合でどうなっているのかも調べてみたい。実験も話の内容も今までの中では一番わかりやすかったように思える。この有機化学の分科にはかなり興味が出た。次の話も楽しみだ。
  • ヘムなどの生物にある構造を人工的に作り出すのがとても簡単にできるようになっていて驚きました。反応するにつれ色が変化していくのがとてもおもしろく、手近にあるものでいろんな色をつくれるように再現してみたいです。実際に使われる試薬の量がとても少なかったので、学校でも少量で使えるようになりたいと思います。
  • 今日は、ポルフィリンの合成をする実験を行った。ポルフィリンは色素であり、光合成を行うクロロフィル、赤血球中のヘモグロビンなどの色素の基本的な骨格であるそうで、酸化や還元をそれに行うことで色が変化するというところが興味深かった。理論ばかりでなく、実際に見てわかる実験ができてよかった。
  • 今まで、6π電子が安定であるという話は聞いたことがあったけど、実際に、よく分からなかった。今回の説明を聞いて、はじめて、少しわかり、今までの疑問が解けた。また、同じ構造の分子でも、電子の量が違えば色が変わるという、とてもおもしろい実験を見せてもらい、とても興味を持った。
  • ポルフィリンなどの物質は知らなくて、最初はよく分からなかったけれど、視覚的にわかるような実験もあり、面白かったです。ベンゼンなどのπ結合も理解でき、良かったです。電子が少し加わったりなくなったりするだけで、全然違う色になったりするのは、知らなかったので、興味を持ててよく理解でき、よかったです。
  • とても掘り下げて説明してくださってとてもわかりやすかったです。実験をしながら解説をして下さって、色の変化などがとても納得できました。ベンゼンの基本的なところの解説もして頂いて、その実験についての不思議さがとってもわかりやすかったです。わからない単語もたくさんありましたがわからないなりに自分の頭におとすことができました。
  • 今回の実験の内容を、またどんな反応がおきているのか詳しく説明して頂けたので、分かりやすかったです。また、何度も質問はあるか聞いてくださったので、疑問に思ったことが気軽に聞けました。気になることがあるとどうしても気になってしまう性格なので、そう言って頂けて嬉しかったです。原子の構成などが少し難しかったのですが、目で見て反応がわかるので色が変わったとき、嬉しかったです。オリジナルファイルありがとうございました。

平成27年度以前の
実施レポート

年度別の実施レポート