京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

化学

化学の2010年6月5日の内容はこちら

実習指導

金 賢得 (量子化学研究室 助教)

チューター

上田哲(博士課程2回生)
植野正嗣(修士課程2回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学部6号館158号室

実習内容

現代的な理論化学の研究手法をダイジェストで紹介し、次回の体験学習への準備運動を行った。具体的には下記のとおりである。

①水の集団的運動をシミュレーションするにあたり、その難しさと面白さをムービーを用いて紹介した。特に水素原子の量子性が水中の水素結合の組換運動にどのような役割を果たしているかを解説した。

②分子動力学シミュレーション法とは何かを解説し、それを用いたフッ化カーボンナノチューブにおける 振動様態の最新研究を紹介した。

③分子は光とエネルギーをやり取りし、その様子は色またはスペクトルとなって現れるが、そのス ペクトルからどのようなことが分かるかを中心に、新しいシミュレーション法の開 発を紹介した。

計算化学で用いる水分子の運動モデルについて参加者の意見を聞きながら解説
計算化学で用いる水分子の運動モデルについて参加者の意見を聞きながら解説

計算化学的手法によるフッ化カーボンナノチューブの研究紹介
計算化学的手法によるフッ化カーボンナノチューブの研究紹介


理論化学計算でどのようにスペクトルを計算するか解説
理論化学計算でどのようにスペクトルを計算するか解説


受講生の感想

  • 今までと違ってかなり数学的・理論的だった。やはり実験ばかりしていては「化学」をすることはできないのだと思いました。これからのためにとても役立ちそうです。
  • 量子力学の話から勉強不足で物理や数学などいろいろな分野の話を理解するレベルにまでは行けなかったので、次回までに少しでも物理や量子力学について勉強しておきたいと思いました。
  • 量子力学とは何か、今研究していることについての話を聞いたが、正直かなり難しくてあまり理解できなかった。
  • 今日は研究の紹介ということでとても興味深かった。大学でどのような研究がおこなわれているかよくわかって、とてもよかったが、自分の知識がその研究を理解するまでに達していないことが残念だった。
  • 初めて化学の計算分野の説明を聞きました。最初に実際に計算するパソコンを見せてもらって、すごく大きかったので、このパソコンで大変なややこしい計算をするんだと思うと気が遠くなりました。
  • 今まで高校で習ってきたのとは全く違うアプローチで分子の性質や結合の仕方を学ぶ方法があると知ることができた。理解できない話も多かったけど、深い話が聞けて考えさせられました。化学と言えばとりあえず実験というイメージがあったけど、コンピュータの中でもこんなにいろいろなことができると知って科学と技術は相互依存しながら発展してきたのだなと実感することができた。

平成27年度以前の
実施レポート

年度別の実施レポート