京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

化学

化学の2010年1月9日の内容はこちら

実習指導

武田 和行(講師)
前里光彦(助教)

チューター

谷田川達也(4回生)
貞清正彰(博士課程1回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学部6号館558号室、375号室

実習内容

今回は2つの研究室が分担して実験・実習にあたった。
有機物性化学研究室:TTFとTCNQをアセトニトリルに溶解させ、混合することにより、有機金属TTF-TCNQの合成した。ろ取・洗浄・乾燥したTTF-TCNQ、および原料の電気伝導度をテスターを用いて測定し、両者の伝導度を比較した。

分子構造化学研究室:核磁気共鳴法が化学においてどのように利用されているのかを説明しました。簡単に核磁気共鳴法の方法や、考え方について学んだ後、講義で学んだ内容をもとに、実際の計測器の一部を作成しました。最後に、当研究室の実験室を見学し、来週の実験で使う器具について簡単な説明を行いました。

アセトニトリルに溶解させたTTFとTCNQを混合し、TTF-TCNQを合成しているところ
アセトニトリルに溶解させたTTFとTCNQを混合し、TTF-TCNQを合成しているところ

電子天秤で原料を量りとるところ。※顔が映っているのは助教の前里先生です。
電子天秤で原料を量りとるところ。※顔が映っているのは助教の前里先生です。


講師の武田が高校生に対し、核磁気共鳴法を行う機器の扱い方を説明しています。
講師の武田が高校生に対し、核磁気共鳴法を行う機器の扱い方を説明しています。

テスターを用いて、TTF-TCNQ、および原料の電気伝導度測定をしているところ
テスターを用いて、TTF-TCNQ、および原料の電気伝導度測定をしているところ


地階にある当研修室の実験室を見学している様子です。中央に写された円筒状の超伝導磁石について説明しています。
地階にある当研修室の実験室を見学している様子です。中央に写された円筒状の超伝導磁石について説明しています。


受講生の感想

  • 単純に、電気を通すものは金属だけと思っていたので、有機物も電気を通すことを知って、おどろきました。実際にできたものの構造やそのふるまいをもっと知りたいです。この化学分野にELCASできて、初めて、化学っぽいことをしました。
  • TTF、TCNQという2つの物質をつかって、電気を通す有機物をつくった。今までの中で一番、自分が想像していた"化学"の実験に近かった。
  • 本日のテーマは電気を流す有機物ということで、2つの電気を流さない有機物からそれをつくるということでした。最初に、ある程度のことを説明してもらい、それがとても理解しやすく面白く思えました。実験の方は説明を基に、加熱溶解や吸引濾過などで比較的簡単にできたけれど、結果を見ていたらそれが一見でわかり、凄いと思いました。
  • 核磁気共鳴という言葉は初めて聞きましたが、MRIなどいろいろな場所に利用されていて、結構身近に感じました。物理や数学が混じっていて、ややこしそうでしたが、説明が分かりやすくて、少し分かりました。フーリエ級数の説明を聞いて、フーリエさんはすごいと思いました。
  • 物理的な内容が多く、初めて知った言葉もありましたが、分かりやすかったです。特に、数学のフーリエ解析はすごいと思いました。NMRという現象がたくさんの分野につながって使われていることを知ることができて良かったです。
  • MRIは知っていたいましたが、その原理に核磁気共鳴という物があることは初めて知りました。人間に害を及ぼすことなく中身が見られるのは不思議だったけれど、それ以上に、物理や生物、工学など幅広い分野に応用されている技術だということが、とても興味深く感じました。
  • とても分かりやすい説明でした。核磁気共鳴という言葉は聞いたこともないものでしたが、これほどいろいろな事に使われているというのは驚きでした。超電導磁石も初めて見ましたが、1つの部屋にたくさん置かれていたのでとても驚きました。1度電流を流すだけで動き続けるのは、原理上分かっていても、どこか実感の湧かないところがありました。実物を見てみて、これほどすごい機械なら納得できると感じました。
  • 今回は核磁気共鳴ということで、できるか不安でしたが、とても丁寧に説明していただけて分かりやすかったです。今まで、「核磁気共鳴」という言葉を聞いたことがなかったのですが、とても身近なものだと知り驚きました。プローブを次回のために作り、ますます次回の実験が楽しみになりました。

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