京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

可視化の物理

可視化の物理の2015年1月10日の内容はこちら

実習指導

松尾 二郎  (工学部/工学研究科 原子核工学専攻 教授)
瀬木 利夫  (同 講師)

チューター

草刈 将一  (工学研究科 原子核工学専攻 修士2年)
鈴木 敢士  (工学部 学部4年)

ボランティア

なし

実施場所

宇治キャンパス総合研究棟

実習内容

電子顕微鏡を使い身近にあるものを観察してみた。 光学顕微鏡でも観察を行いどのような違いがあるのか体験してもらった。 また、アリや花粉などの生物試料の前処理を実際にしてもらい、SEMによる観察をおこない、前処理の有無による違いやその問題点を実験的に明らかにした。 アリなどの生物試料はマクロな構造だけでなく、数千倍数万倍に拡大しても構造が見える複雑なものであることを観察した。 日ごろ目にする顕微鏡とは違い高倍率での観察をおこなうことで、観ること評価することの重要性を体得してもらった

金属ナノ粒子溶液調製の様子2
金属ナノ粒子溶液調製の様子2

金属ナノ粒子溶液調製の様子1
金属ナノ粒子溶液調製の様子1


受講生の感想

  • 前回の分子間力顕微鏡に続き、今回は電子顕微鏡を実際に使うことができ、とても良い経験になった。花粉か布・500円玉など普段意識して観察することのないようなものを見てみると予想以上に面白いものを見ることができた。微視的視点を持つことも重要であると感じた。また、ナノテクノロジーを利用した機械の数にそれがいかにして我々の生活に役立っているのかを学ぶことができ、現在の生活に於けるナノテクノロジーの重要性を知った。
  • 顕微鏡を本格的に扱い、それを中心に実験をしたことがあまりなじみがなく、とても興味を持つことができました。試料にも導体、不導体が関係していて、不導体を見えるようにするために工夫をすることが必要であることが分かりました。電子顕微鏡を初めて操作させていただいて感動しました。キューティクルは光学顕微鏡で見れるとは思っておらず、学校以上の光学顕微鏡を体験できて新鮮でした。また、前回の分子間力顕微鏡でも思ったけれど凹凸が形を決めていることがわかりました。
  • 電子顕微鏡で500円玉や布、髪、血液を観測した。500円玉の表には”NIPPON”と刻まれていることを初めて知って日本の偽造防止技術の高さに感動した。電子顕微鏡は100万倍まで拡大して物を見られ、実体顕微鏡よりも凹凸がくっきり見え、質が高かった。プラチナでコーティングする過程では紫色に放電して、その色は気体によるということだったので、他の気体ではどんな色を発するのが興味を持った。
  • 本日は前々から使いたいと願っていた走査型電子顕微鏡を使用して様々なものを見させていただきとても楽しかったです。前回使用した原子間力顕微鏡のように一枚撮るのにものすごく時間がかかるのだと思っていたのですが、普段使っている光学顕微鏡のように非常に使いやすく、ゲームを操作している感じで良かったなあと思いました。500円玉にNIPPONの文字がプロットされているなんて全く知らなかったし、花粉に様々な形があるとは知りませんでした。ピントの合う範囲が狭く、凹凸のある物質を見ることができない光学顕微鏡も見方によっては物質の高さが分かるということで、新たな視点で見ることができて本当に良かったです。
  • 普段見ることのできない世界を見て感動した。想像していたのと違っていたり、意外なことがあって新鮮な体験ができたので、いい経験になったと思う。今後このような実習の機会があれば他にも色々なものを見て学んでみたいと思う。
  • 今日の実習はとても私にとっては刺激的だった。いつもなら学校には光学顕微鏡しかなく、憧れているだけであった精巧な電子顕微鏡に触れられて感動した。500円玉にあるごく小さな「NIPPON」や、今回の範囲とは関係ないが、Ptコーティング機で現れる光エネルギーのオーロラのような美しさをこの眼で見ることができ、また私の研究への思いが大きくなった。
  • 原子間力顕微鏡のよいところは真空中でなくても観察できること、苦手なところは振動によって(音とか)得られる画像が本当に形と異なって見えることだと分かりました。原子間顕微鏡ということばは初めて聞きましたが、良いところと苦手なところを両方兼ね持つものですね。細微な針がキャッチするでこぼこの情報を用いて画像にするのは光をあてて見るのと比べると1ステップほど多いので難しそうですが、空気中でも観察可能というところに魅力を感じました。大がかりな設備を用意しなくても観測できわけですから…。できれば、原子間力顕微鏡を使ってみたかったけれど、それでも楽しめました。のぞかせて頂いたレンズの中はどうくつの中で光りかがやく泉のようでした。ミクロな世界に飛び込んで原子たちの姿をかいま見た気分でした。特に気に入ったのは光で、角度によって光の干渉で色が変わるのが、説明を受けたあとでも不思議でなりませんでした。これから学校で光を勉強するので、楽しみになりました。
  • 実際に顕微鏡を使って顕微鏡の使い方を教えてもらえたのが良かった。学校では使わない電子顕微鏡を使って自分達で作った試料を見れたのが楽しかった。光学顕微鏡で見た時の見え方と電子顕微鏡で見た時の見え方で違いがあった。布の細かい繊維や花粉、アリの細部を見れて面白かった。
  • 500円玉にはNIPPONと書かれていた。肉眼では全く見えないが光学顕微鏡や電子顕微鏡を使ってみることができた。500円玉は非常に精巧にできていて500円玉を作る技術にも感動した。また、肉眼で観察して全長1 mmほどのアリを電子顕微鏡で観察すると顎が大きく出ていることが発見できた。さらに、足の毛の一本一本まで見ることができた。もっと小さいもの、例えば細胞なども見れるらしい。小さいものを観察することで、いろいろな発見があると思う。これからの研究の大切な役割となることが体感できた。
  • 顕微鏡を使って色々なものを見れた。普段学校では光学のものにしか使わず、そこまで大した物は見れない。電子顕微鏡をここでは走査させてもらったりできたのでやっていて面白かった。電子顕微鏡は電子が対象に垂直に当たると黒、角度があると城になると教えてもらった。可視光を見るわけではないので、そのように工夫するんだと思った。電子顕微鏡もすごく、やっぱり光学顕微鏡もカラーで、とても見やすく驚いた。

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