京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

地球環境学Ⅰ

地球環境学Ⅰの2016年1月23日の内容はこちら



実習指導

梶井 克純 (地球環境学堂梶井研究室 教授)
坂本 陽介 (地球環境学堂梶井研究室 助教)

チューター

岸本 伊織 (人間環境学研究科梶井研究室)
伊東 賢介 (人間環境学研究科梶井研究室)
藤井 富秀 (総合人間学部梶井研究室)

ボランティア

なし

実施場所

吉田キャンパス 吉田南構内 吉田南総合館南棟317-2,
吉田キャンパス 本部構内 工学部1号館808 

実習内容

α-pineneやアルマオイルをガスチャンバーに封入し、O3を暴露することでエアロゾル生成実験を行った。また、研究室内の実験機器の紹介を行った。

生成したエアロゾルへのレーザー照射実験
生成したエアロゾルへのレーザー照射実験

エアロゾル生成量の解析
エアロゾル生成量の解析

研究室内機器の紹介
研究室内機器の紹介


受講生の感想

  •  α-ピネンとアルマオイルからのエアロゾルの生成測定を行った。α-ピネンは前回のスチレンよりも反応速度が速いため、エアロゾルが多く生成されることが、実験データからでなく、レーザー光を見ることができたことからもよくわかった。反応速度が速いとどうして生成量が多くなるのか、宿題の段階ではあまりピンと来ていなかったけれど、解説をしていただいて理解できたのでよかった。アロマオイルの方は、実験失敗になってしまったが、その原因を考えて次に生かすことが大切なんだなと思った。研究室には本当に様々な装置があり、いろんな実験が行われていることがよくわかった。仕組みが複雑なものが多かったけれど、説明を聞いて理解出来る部分も多く、興味深かった。
  •  植物から出るVOCからつくられるエアロゾルの量がスチレンと棚が違うことはいい勉強になった。NOとNO2とO3の関係性は大きく単純に「環境改善」と挙げても両立できない問題があることはこれから自分が環境を考えていく上でとても重要だと思う。
  •  今回のα-ピネンの実験は、前回のスチレンと明らかに差があり、レーザーの軌道もはっきりと見ることができたので嬉しかった。量が多すぎたために、芳香剤の実験ができなかったのは残念だったが、比較するには十分な結果を得られた。後半、実験に利用している機会が、自作で特許も持っていることに驚いた。機構や仕組みも、よく理解できてはいないが、とても高等なことだとはわかった。
  •  αーピネンを用いたエアロゾル生成では粒子数が前回のスチレンの1000〜2000倍で、チンダル現象も見ることができて、αーピネンの威力はすごいと感じました。RO2, HO2, OHの循環の説明を聞いて全てが繋がっていて環境問題は本当に奥深いし、バランスを考えていくことが大切だなと思いました。私は植物に興味があるので植物の種類ごとに調べてみるのも楽しそうだと思いました。
  •  αーピネンによるエアロゾルで、レーザー光の筋が見えたのは感動しました。粒子は目に見えないけれど、パーティクルカウンターでの数値とレーザー光で、多くのエアロゾルができたとはっきりわかりました。実験室を見せていただいたのも印象的でした。研究室の方々が今実際に研究している内容も教えていただいて、とても興味深かったです。説明を聞き逃したりして、質問ばかりだったのは少し申し訳なかったけれど、丁寧に教えていただいて、今日はこれまでのELCASで一番楽しかったです。
  •  αーピネンの反応性がスチレンの約6倍と聞いていたのでエアロゾルの量も6倍なのかなと想像していましたが、2000倍くらいでとても驚きました。また、レーザー光がはっきりと見えたので、エアロゾルの生成量がとても多いことがわかりました。NO2を減らしても、オゾンと反応するNOが減っているため、空気はきれいだが、光化学スモッグだできるという状況になっていると知り、NO2を減らすことが必ずしもとてもいいことではないのかなと思いました。

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