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平成27年度以前のレポート

地球環境学

地球環境学の2015年1月24日の内容はこちら

実習指導

藤井 滋穂  (地球環境学堂 教授)
田中周平  (地球環境学堂 准教授)

チューター

Pham Nguyet Anh  (地球環境学舎 研究員)

Tran Nguyen Quynh Anh  (地球環境学舎 博士2年)
友居 洋暁  (総合人間学部 修士1年)
阪口 遼  (総合人間学部 修士1年)
藤井 富秀  (総合人間学部 学部3年)

ボランティア

なし

実施場所

吉田キャンパス本部構内総合研究3号館452室

実習内容

様々なサンプル水のpH、電気伝導度、蒸発残留物、強熱減量、全有機炭素、無機炭素を測定した。

実験サンプル
超純水、雨水、鴨川水、水道水、ボトル水(奥大山の天然水、Volvic、Evian)、コーラ、ビール、お酢

実験方法
<蒸発残留物、強熱減量、灰分の濃度>
予め重さを量った白磁皿に試料を測り取り、沸騰水浴上で水分を蒸発させた。その後乾燥器に入れて完全に水分を飛ばし、電子天秤で重さを量った。電気炉で550℃で燃焼させて有機物を分解させた。これをデシケータに入れて冷却した後、再び重さを量った。これらの重さの差分から、蒸発残留物、強熱減量、灰分の濃度を求めた。
<pH、電気伝導度、全有機炭素量、無機炭素量>
pH測定器、電気伝導度測定器、全有機炭素測定器及び無機炭素測定器を用いて各試料のpH、電気伝導度、全有機炭素量及び無機炭素量を測定した。濃度の高い試料についてはメスフラスコを用いて2500倍に希釈した。

ホールピペットを用いた
サンプルの測り取り
pH測定器を用いた
サンプルの測定

ホールピペットを用いた
サンプルの測り取り
電気伝導度測定器を用いた
サンプルの測定

ホールピペットを用いた
サンプルの測り取り
ホールピペットを用いたサンプルの測り取り


受講生の感想

  • 水質の測定法について、いろいろな測定法を多くの種類のサンプルでできたので、pHやTOCがなぜその値になるのか考えやすく、興味深かったです。数値でわかったのでとても理解しやすく、水質汚染の程度のイメージがつきやすかったです。また、とても丁寧に教えていただけたのでとても実験がわかりやすかったです。
  • 今日は、多様な実験をさせていただいた。今まで経験したことがなかったので、大変興味深かった。実験の原理を理解することができ、化学に対する感心が強まった。
  • 雨水を調べた。蒸発する時に用いた装置や電気炉を初めて見たが、すごかった。実験内容自体はあまり難しくはなかったが正確に調べようとすると、手順をしっかり踏んで慎重に行わなければならないと思った。コーラ、ビール、酢については、値がだいぶ下がっていたので、含まれている成分差によるものだと分かった。
  • 今日は、身近な飲み物を含めた"水"について詳しく知ることができました。自分の中で意外だったのは、コーラが一番pHが小さいことです。いつも飲んでいるものが決して安全ではないこと、化学物質がたくさん含まれていることがわかってとても興味深い実験でした。
  • 実験ができて楽しかった。予想以上にコーラとビールのpHが低くて驚いた。また、コーラを燃焼した後に残ったものを見てこんなに化学物質が含まれていて、それを人間は身体に取り込んでるのかと思うと少し怖くなった。身近な飲料水についてたくさんのことが分かって良かった。
  • 今回は一番身近にあって様々な物のとける水の話でした、水の中に溶けるものは微量ながらも日常生活にあるものの中に存在していた。今回の実験では増えるべき数値が減るというアクシデントもあったが、それも実験の面白みとして受け止めたい。
  • 水質の調査というと、今まではpHぐらいしか聞いたり使ったりしたことがなかったのですが、不純物や有機物、無機物も分けて取り出すことが出来るということが面白かったです。身近な液体でも、予想と数値が違ったりして、とても興味深く感じました。実際の川で比較してみるのも、面白そうな研究だなと思いました。また、それぞれの値が、環境や水の汚染にどのように関わってくるのか、その背景も自分で考えてみたいです。
  • 温度によって段階的に物質が蒸発することを初めて知った。500℃に熱した後の残った物質で、コーラの灰が他の物質に比べてたくさん残っていて、入っている化学物質の多さに驚いた。また、雨水のpHが4.9で、無糖炭酸水のpHが6だったので雨水がいかに賛成が強いかがわかって面白かった。

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