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平成27年度以前のレポート

地球環境学Ⅰ

地球環境学Ⅰの2015年11月21日の内容はこちら



実習指導

藤井 滋穂  (環境調和型産業論分野 教授)
田中 周平  (環境調和型産業論分野 准教授)
鈴木 裕識  (環境調和型産業論分野 特定助教)

チューター

雪岡 聖   (環境調和型産業論分野)
北尾 亮太  (環境調和型産業論分野)

ボランティア

川田 哲也  (環境調和型産業論分野)

実施場所

吉田キャンパス 総合研究3号館 

実習内容

 藤井教授による実験の概要説明(30分程度)、講師、チューター、ボランティアによる水を知る実験(3時間程度)を行った。8種類の実験試料(1水道水、2炭酸水、3ボトル水1(軟水)、4ボトル水2(硬水)、5コーラ、6酢、7醤油、8日本酒)に対し、灰分、TOC(全有機炭素)を測定し、さらに、パックテストやICP(誘導結合プラズマ)を用いた塩素・カルシウム・マグネシウム等の測定を行った。また、メスフラスコ等の実験器具の使用方法を学習した。次に、田中准教授からデータ整理・解析に関する重要ポイントを説明し、実際に鈴木特定助教による実験データの整理(エクセル)を行った(1時間程度)。

実験概要説明(パックテスト):パックテストを用いて、水道水やボトル水中の塩素量の測定の説明
実験概要説明(パックテスト):パックテストを用いて、水道水やボトル水中の塩素量の測定の説明

TOC(全有機炭素)アナライザーによる炭素量の測定:TOCアナライザーを用いて、試料中の有機物量(炭素量)の測定法の学習
TOC(全有機炭素)アナライザーによる炭素量の測定:TOCアナライザーを用いて、試料中の有機物量(炭素量)の測定法の学習


受講生の感想

  •  前回実験を行った試料8つを用いて、カルシウム量、マグネシウム量、総残留塩素を測った。水道水だけがとび抜けて総残留塩素が高く、他の7つは0になったところが面白いと思った。マグネシウムとカルシウムの値が、硬水・軟水によって大きく違っていたことも興味深かった。
  •  「有機」は良いイメージがあったけれど、環境にとっては、すごい悪いことも言えることを知りました。硬水はカルシウム・マグネシウムが多く含まれていて驚きました。水道水に塩素が含まれていることは知っていたけれど、それがそんなに特異的なことだとは思っておらず、それ以外がすべて「0」だったのは意外でした。水は私たちの暮らしに直結することなので、すごく興味深かったです。本当にありがとうございました。
  •  パックテストでは、自分の目で確かめるので、誤差も大きくなってしまうということが、ICPで得たデータと比較してよくわかった。けれど、色の違いを実物を見ながら判断する作業はとても楽しかった。ICPやTOCなど、初めて使う(?)装置が多く、その仕組みや何を調べられるのかなど、様々なことを知ることができた。S5-S8のTIC、TOCの値が大きく、驚いた。データを集計する中で、一つの実験データでも、何度も調べてそのデータが正しいものかを判断していくことが本当に大切だと思った。エクセルを使えるようになりたい・・・。
  •  前回行った実験が進んでさらに考察を深めることができたし、わからないところや補足が必要なところは教授や大学生の皆さんが教えて下さったので実験を理解しながら行うことができてスムーズに進みました。材料は本当に身近にあるものだけれど大学レベルの実験器具などを使うことで深くまで考えることができるのはおもしろいと思いました。今回の実験と前回の実験を含めデータをしっかりまとめて最後まで考察しようと思います。
  •  前回行ったpHや電気伝導度とは違い、TOCなどの指標を用いて水に入っている有機成分の量を調べる方法によって、水にどのような成分が知れた。次回の土の研究も期待したい。
  •  今回初めてパックテストというものをしました。とても簡単なセットで値を調べることができておどろきでした。カルシウムとマグネシウム量が軟水より硬水のほうが多かったので、これが、軟水と硬水の違いかと思いました。また、水道水のみに塩素が入っているのがおどろきでした。殺菌・消毒という理由であるのはそうぞうできましたが、人間の体に入っても害はないのかなと思いました。少しなら害がないのかもしれませんが、多くとるとやはり有害だと思いました。
  •  前回のデータに加え、たくさんのデータを得ることができた。パックテストはICPで測ったものよりかなりずれてしまったが、その誤差は、環境調査にとって重要でないことが分かった。また、エクセルについて勉強することが、この先必要になってくると知れた。
  •  前回休んでいて、皆の実験についていけるか不安でしたが、講師の方々や他のメンバーが温かくサポートしてくださり、とても楽しく実験ができました。今までこんなにきっちり実験を行ったことがなかったので、より集中してでき、より良い実験をするために試行錯誤をするのが面白かったです。

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