京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

天文

天文の2010年12月4日の内容はこちら

実習指導

余田 成男(気象学研究室 教授)

チューター

竹下 愛実(修士課程1回生)
桜井 佳世(修士課程1回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学部1号館350号館

実習内容

地球温暖化を理解するために非常に大切な、放射という現象について主に学んだ。前半は、地球温暖化の現状に関して様々な視点から考えることによって、定量的な把握を図り、さらに放射の基本的な法則や地球温度との関わりについて講義を行った。後半では、目に見えない放射を体感するため、フライパンやガラスなど身近な道具を用いた簡単な実験を行った。また、温暖化予測の難しさがなぜ生じるのかについて発展的な内容にも触れ、さらに、今まさに多くの知識を身につけつつある高校生たちに、科学の問題解決には幅広い分野の知識が必要であることを伝えた。

資料を食い入るように見る生徒たち。資料を食い入るように見る生徒たち。

地球温暖化について、前回より詳しい内容の講義を行った。地球温暖化について、前回より詳しい内容の講義を行った。


実験中は、赤外放射を体感して歓声があがることも。実験中は、赤外放射を体感して歓声があがることも。


受講生の感想

  • 以前に化学雑誌で、気象学の難しさを「蝶の羽ばたきで天気が変わる」と比喩されているのを見たことがありますが、それと同じように、地球温暖化においても、個々の現象は物理の法則で完全に説明できてもそれが組み合わさるととても難しくなるということがわかりました。また観測データから法則性を見つけることはできるが、それが何故起こるのかということは高度な知識を要することも実感しました。その他、英語や物理だけではなく世界史についても、役に立たないようで、役に立つことがあるという話がありました。僕も高校生のうちに幅広く学んで知識を蓄えておかないといけないなと、反省しました。ありがとうございました。
  • 今回の講義はその前のオープンコア講座で行われた題材とも関連していて、とても分かりやすいものでした。特に、可視光線だけでなく赤外線でも観測することで新しい発見や違いがあることなどが分かって驚きでした。
  • 今回の話は難しくて理解できないことがたくさんありました。プランクの放射やステファン・ボルツマンの法則等、見たこともない数式が理解できない事がたくさんありました。しかし、赤外線や可視光線で地球が違う見え方をするという事は分かりました。また、放射冷却現象がどのようなものであるかという事も納得しました。さらに、実験から、フライパンの表・裏で温度が変わるという事にとても驚きました。
  • 赤外線を大気が吸収することで温度が上がる、というのを実感することができて面白かった。地球の気候という大きな物を扱うためには、様々な分野の知識が必要であることを知って、これまでの勉強への姿勢を反省した。これからは、テストなどですぐに必要になる知識だけでなく、もっと広い知識を得ていこうと思った。
  • 今日は地球化学分野の実習でした。今日も前回の続きといった感じで地球温暖化についての勉強でした。地球温暖化の温室効果を量的に把握するということで、結構数式が多くて理解するのが難しかったんですが、赤外線の透過率を実際に身体で感じたりと、「おぉ」と納得できることも多かったので、楽しむことができました。今日もありがとうございました。
  • 前回も感じたけれども、宇宙天文学でも地球温暖化についてのことも研究できるんだなぁと感動した。地球が赤外線を出していることをまったく知らなかった。今までは、太陽から来たエネルギーは地表にすべて届いて、温室効果によって少し残ってあとは出て行く、と聞いていたので、地球からもエネルギーを出すこと、大気にも吸収されることなど、初めて聞いたことが多くて楽しかった。今日はありがとうございました。実験おもしろかったです。
  • 難しい数式がたくさん出てきて、こわかったです。でも、いろんなグラフから地球温暖化が実際に起こっていることがわかりました。あと、赤外線を地球からも放出していることを初めて知りました。

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