京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

天文

天文の2010年10月16日の内容はこちら

実習指導

平田 岳史 (相関地球化学 教授)

チューター

横山 隆臣(博士課程2回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学部1号館151号室

実習内容

前回の実習に引き続き隕石中のニッケル分析を行った。前回のELCAS実習では、化学分解、元素分離、錯形成反応による元素検出を行い、化学反応の基礎と実際を体験してもらったが、今回は研究の最前線で用いられているレーザー質量分析装置を用いてニッケルの超高感度分析を行った。今回用いた分析装置では固体試料の局所分析が可能であるため、隕石の主要2成分である珪酸塩鉱物と金属鉄・ニッケル合金をそれぞれ別々に分析することができる。これを利用して、珪酸塩相と金属相でどちらにニッケルが濃集されやすいかを実験的に調べた。実験にさきがけ、隕石の分類や隕石と地球形成との関連、分析法の解説を行った。実験では、参加生徒各人が装置の操作を行い、珪酸塩相と金属相中のニッケルの定量分析を行った。最先端の分析機器であるため操作が非常に複雑であったにもかかわらず、参加生徒はとまどうことなくスムーズに分析作業を進めていた。生徒各人が得られた分析データから珪酸塩相・金属相中のニッケル濃度を計算した。得られたニッケル濃度データから、ニッケルは珪酸塩相に比べ金属相におよそ1300〜6000倍も濃集することがわかり、地球内部ではニッケルの大部分が金属中心核に濃縮していることが理解できた。

最先端の分析装置を使って隕石の化学分析を行いました最先端の分析装置を使って隕石の化学分析を行いました

実験の前に隕石の説明と分析装置のしくみを勉強しました。実験の前に隕石の説明と分析装置のしくみを勉強しました。


分析データの解析法と得られた結果が何を示すかを議論しました分析データの解析法と得られた結果が何を示すかを議論しました  


平成27年度以前の
実施レポート

年度別の実施レポート