京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

宇宙地球

宇宙地球の2013年12月7日の内容はこちら

実習指導

余田 成男(気象学研究室 教授)

チューター

新原  快(修士課程1回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学研究科1号館462教室

実習内容

本日は、天気予報の仕組みやカオス状態により予測の限界があるということを電卓を用いた実験を通して学んだ。

 最初に、研究についての背景から、それに必要となる基礎について学び、さらに研究の目的や国際協力のあり方について説明を受けた。次に、数値天気予報の流れから、天気予報は観測とコンピュータ計算で行われていることを理解した。そして、カオスについて説明を受けた後、予測モデルが完璧でも、予測の限界があるということを学んだ。そして、電卓を用いて繰り返し計算を行い、使用した電卓の機種により、計算結果が大きく異なり、カオス状態を実感した。

途中で数学についての解説も織り交ぜた。
途中で数学についての解説も織り交ぜた。

研究紹介の一環として気象学の基礎を学んだ。
研究紹介の一環として気象学の基礎を学んだ。


講義の最後に質疑応答の時間が設けられた。
講義の最後に質疑応答の時間が設けられた。


受講生の感想

  • 以前から少し気になっていたカオスの話が聞けて、とても興味深かったです。また、天気予報は物理でやっているということは、「このような大気の時はこうなる可能性が高い」という統計で予報しているイメージを持っていたので驚きでした。
  • 同じ国でも同じ月の一年後の天気予報は全く違うので、グラフに表すとその違いがよくわかりました。私たちの今は5億次元での一点というのが興味深かったです。コンピュータ技術の進歩はとても良いことだと思うけど、使う電力は30億円と、どんどん増えていっているというのは環境に良くないと思いました。それは、これからの技術を発達させていくうえでの一番の問題点なのではないかと思います。電卓での計算は機種によって、答えが異なるというのにとても驚きました。これからの社会の上で役立つことが学べて良かったです。
  • 今回は天気の予報についてのお話を聞きました。予報ではカオスという予報の限界があり、電卓でそのカオスを体験しました。予測するときに少しでも初期値が違うだけで結果が大きく違うところがとても驚きました。さらに、一年違うだけで天気予測が実際の天気と比べて大きく違ったり似ているものであったりして、不思議だなと思い興味がわきました。
  • 今日は気象について天気を予報するという側面から教えていただき、日頃よく目にする天気予報について理解を深められる一日となりました。非常に興味を持ったのは、初期データの微小な差異でもその後の予報に天と地ほどの差を与えてしまうということです。はずれることもよくある天気予報にもこのような原因が付きまとっていて、その予報の大変さがうかがえ、天気予報というものの複雑さ、困難さというものが身にしみて感じられました。
  • 今日は電卓カオス実験をしました。Lorenzがしたピンボールやそり、滑り落ちるスキー板などが方向の違いとかがあるというのを聞いた時、確率的なことかなと思ったのですが、実際に電卓でやった時、携帯、電卓機で機種によって「違い」がうまれるのを実感したのですごく良かったです。天気予報の観点からつなげた話だったのでとても興味がありました。

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