京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

宇宙地球

宇宙地球の2012年2月4日の内容はこちら

実習指導

重 尚一(物理気候研究室 准教授)

チューター

小森 友里(修士課程1回生)
真鍋 和大(修士課程1回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学部1号館462号室

実習内容

人工衛星からの遠隔観測(リモートセンシング)について学んだ。

スライドを用いた説明の間にいくつかの体験と実験を行った。まず、人工衛星から撮影した映像や物理的な様子や軌道について学んだ。その際、Dagik Earth(地球や惑星を立体的に表示す4次元デジタル地球儀)を用いて人工衛星の位置の実体験を行った。次にリモートセンシング(遠隔測定)について学んだ。その合間に実際の地上雨量計の中がどうなっているかを見た。また、電波(マイクロ波)吸収における分子構造の重要性について電子レンジを用いて実験を行った。次に、Dagik Earthを用いて実際の観測結果である雲や雨の様子を学んだ。最後に計算機室にて実際の研究の様子を見学した。

現地観測の例として、実物の雨量計を見る
現地観測の例として、実物の雨量計を見る

衛星の高さと地球の見え方について実体験
衛星の高さと地球の見え方について実体験


Dagikを用いた地球の様子についての解説
Dagikを用いた地球の様子についての解説

電子レンジによって氷が溶けない理由についての解説
電子レンジによって氷が溶けない理由についての解説


受講生の感想

  • 今日は衛星について学びました。まずは、ニュートンの万有引力の法則について軽く触れ、軌道にも役割がある、ということもわかりました。また、気象レーダーについても話がありました。レーダーを発射し、その反射を測定する気象レーダーおよび、放射計の二種類使って、衛星は観測していることを知れました。また、アメダスで使用している降水量計を先生が持ってきてくださいました。持っていていいものなのかは知りませんが、とにかく中身が見れてよかったです。氷と水の構造の違いにより、氷は電子レンジでは加熱しない、というのには驚きましたが。またやってみようと思います。ELCASは、もう残り一回だけなので、しっかり体調を整えて臨もうと思います。
  • 今日の授業の内容はとても分かりやすかったです。地球儀の大きい模型で、実際に「ひまわり」などから見た地球が見れたので、想像がしやすかったです。衛星の寿命は基本3年という話を聴いて、一つの衛星を飛ばす時の研究者の人達の「想い」が強い理由の一つかと思いました。宇宙のゴミの問題は今は大丈夫だけれど未来で困る、そのために今できることを考えているという話で、宇宙という自分たちが簡単に調べられない領域だがらこそやらなければいけないことなのだと思いました。ありがとうございました。
  • 静止衛星が意外と遠いなぁと思って驚いた。自分で立ってみたら(地球の模型の周りに)実感した。あと多すぎてこれからもっともっと増えたら大変なのでちゃんと対策しながら打ち上げていかなくちゃなーって思った。衛星って具体的に何をするのか知らなかったけど、いろんなデータを集めたり、いろんな世界の衛星が協力したりと、いろんな人が関わってできているものなんだなぁと改めて思った。また、衛星の話では少し難しかったのですが軌道の形を変えるだけで、いろんな風に使える動きができるようなのでこんなことを考えてみるのも面白そうだなと思った。その話の中でアメリカとソ連のスパイ用の衛星の話がありそんなことにも使えるのかとある意味怖い気もしました。あと今日は1つキッチンで実験をして、その実験は氷と水を同じくらい入れてチンをするという内容だったのですが氷は全然変わってなくて水はあたたかくなっていてこんな身近そうなことでも全然わからないことがあるんだと思い、不思議なことは身の回りに探してみたらいくらでもありそうだと思った。そしてその理由も教えてもらったのでとても納得し、そういう原子・分子レベルの世界は見た目と全く違うし、面白いと感じた。自分たちにかかわる気象の話や衛星の話を聞けて本当に良かった。
  • 今回の体験学習コースの内容は、人工衛星を使った気象観測などで、大変興味深かったです。私の通っている高校では一人1テーマを決めて研究をするという授業があります。私はもうすぐその研究テーマを決めなければならないのですが、今日先生方にお聞きした話はとても参考になりました。今日のオープンコアが終わって、体験学習コースの場所へ行くまでにも様々な研究の話を聞かせていただき、自分はどんな研究をしたいかということを考えるきっかけともなりました。次回でELCASが最後というのは本当に残念です。延期してもらいたいくらいです。来年度もぜひELCASに参加したいです。今日は本当にありがとうございました。
  • 今日は衛星について学びました。地球の雨量を観測したデータをスライドで写した巨大なボールが部屋にあり、それを使ってデータを見たり衛星と地球の距離を縮尺で実際に体感したりしました。直径2mのそのボールだと静止衛星がいる距離に立つには6m離れないといけないのですが、ボールが少し小さく見えて、宇宙にたった1人で少し小さい地球を眺め続けている静止衛星はちょっと寂しいなと、衛星の気持ちになって思いました。以前衛星について同じような内容を違う所で学んだことがあるのですが、その復習にもなったしより詳しく教えていただくこともできてとてもよかったです。先生も学生の方もすごく説明わかりやすくて難しい話でも全く眠くなりませんでした。今回の授業で学んだ内容にかなり興味がわいたのでまた自分で調べたりニュースで衛星のことや気象のことをやっていたらしっかり見ようと思います。水と氷の実験も面白くて、2時間すごく楽しかったです。ありがとうございました。
  • 普段当然のように見ていた気象情報の衛星画像の仕組みを詳しく理解することができました。雲の画像や雨量観測は、防災科学技術研究所を見学したときに一度そのシステムを見たことはありますが、今回のように地球を回ってる人工衛星レベルでみると、地球全体が活動しているのがわかってとても面白かったです。一度宇宙ステーションの軌道図を見たときに、それが赤道を軸として北半球と南半球を行ったり来たりしていることについて不思議に思っていましたが、周回軌道の角度や形を変えたりすることでそうなっているという説明で、納得がいきました。

平成27年度以前の
実施レポート

年度別の実施レポート