京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

宇宙地球

宇宙地球の2011年11月19日の内容はこちら

実習指導

石井 貴子 (附属天文台 派遣職員)

チューター

なし

ボランティア

なし 

実施場所

理学部4号館

実習内容

太陽自転速度の測定をテーマの二回目の実習で、天候が良ければ花山天文台で観測予定であったが、あいにく、雨であったため、4号館で、飛騨天文台SMART望遠鏡のデータを用いた自転速度の測定を行った。

初めに、前回の復習として、分光データからの自転速度の測定を行った。

その後、SMART望遠鏡で得られた毎日の太陽画像を用いた自転速度の測定を行った。太陽画像については、ばらばらの状態の画像を配布し、黒点やフィラメントなどの太陽面上の構造をもとに、画像を並べかえることから太陽の自転の様子を確認した。各自の結果を見比べ、グループとしての結論を出して、実際のデータと見比べて結果があっているか、それぞれが、いつのデータかを確認した。並べ替えに利用した黒点について、緯度と経度を測定し、自転速度を求めた。各自の結果を見比べ、 これらから、誤差を考え、グループとしての結果の発表をすることを考えた。

正解との比較検討
正解との比較検討

太陽画像を並べかえた各自の結果を確認
太陽画像を並べかえた各自の結果を確認


各自の結果とまとめの議論各自の結果とまとめの議論


受講生の感想

  • 今日は、太陽の自転速度の測定をさせていただいた。人によって、読み取る値も異なり、その読み取った値を使って計算するので、計算によって出された数値は、人それぞれで、おもしろかった。最後は、全員で、1つの黒点を用いて読み取った値を平均して太陽の自転速度を出した。その値は、実際のものよりも半日ほど、ずれてしまっていた。もう一度このような機会があれば、正確な値が出せるように工夫して測定したい。
  • 今回は、雨だったので、4号館で、太陽の自転速求めた。最初は、5週間前に行った、H-alpha線による吸収線を使う方法で行った。結構忘れていたこと、改めてやって気付いたこともあったので、いい勉強になった。次に、黒点の移動を使って自転速度を求めた。最初に、飛騨天文台が9月にH-alpha線で撮影した画像が7枚配られた。順番に並び替える過程で、太陽が自転していることが分かった。最後に黒点の移動を使って自転速度を求めた。誤差が大きかったが、最後にはまとまった。 今回は楽しかったし、みんなでまとまってできてよかったです。
  • 今日は、自分で計算した値から皆との誤差を考えたりしたので、研究の雰囲気が味わえたなぁと思いました。学校では実験しても結果からさらに考えたりすることはなかったので、意見を出して表を書いていくのはとても楽しかったです。内容が難しくて解りずらい所も先生や友達が教えてくれたので、自分で理解しながらできました。2回連続で雨になってしまってどうなるのかと思いましたが、自分で太陽の自転速度を出すことができたので、良かったを思いました。今日やったことをもう一度家でやてみようと思います。
  • 今日はまたしても生憎の雨で、太陽の観測をできませんでした。花山天文台の設備を使って観測するのを楽しみにしていたので、とても残念でした。ですが、与えられたデータから、皆で相談をしてできるだけ正しい値を導き出すというのも楽しかったです。他の人の考え方などから、良い刺激を受けられました。解法も自分たちで1から見つけないといけなかったので、大変でしたが、頭を悩ませた分だけ答えを導き出せた時の達成感は大きかったです。次に花山天文台で実習をする時は晴れるといいです。
  • 今日は、太陽の自転周期を前とは異なった方法で、太陽の表面の黒点やフィラメントを観測し、その時間差による経度の差から測りました。わずか1度のズレで半日変わるというシビアさで、緊張しました。結局上手くは測定できずでした…。残念!。でも、面白かったです。
  • 前回の実習で苦手だなぁと感じた太陽の自転速度の計算は、方法を変えてもやっぱり苦手でした。やる気もあるし真面目に取り組んではいるのですが、どうも計算と相性が悪いようで。結果最後まで周りの人に手伝ってもらうことになり、少し落ちこみました。でも、自分で写真から黒点の位置を割り出して計算することはとても面白かったし、最後に正しい範囲の値が電卓に表示された時はものすごく嬉しかったです。何回やっても上手くいかない、ということもいい経験になったと思いました。次回はみんなについて行けるようにしたいです。そして、今日行くはずだった天文台にもいつか行って、望遠鏡を見たいです。
  • 今回のELCASは、太陽のスペクトルを観測する予定が、雨天のせいで次の天文台に行く日に延期され、少し残念です。代わりとして黒点の位置変化を使った太陽の自転速度の計算を行いましたが、それはとても興味深かったです。皆同じ場所を定規で測定して、同じ値を求めている筈なのに、その測定の仕方や計算の順序、有効数字の解釈に因って、求めた結果の精度が大きく違ってくるのがとても不思議に思いました。自分では一生懸命精確な値を出したすもりでも、皆違っていたりするので、実験結果の計算において、サンプル数を増やすことはとても重要なことだなぁと思いました。

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