京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

宇宙地球

宇宙地球の2015年12月5日の内容はこちら


実習指導

野上 大作  (宇宙物理学教室 准教授)

チューター

河村 聡人  (附属天文台)
広瀬 公美  (宇宙物理学教室)

ボランティア

石井 貴子  (附属天文台 研究員)

実施場所

理学研究科附属天文台 花山天文台

実習内容

前半部は前回と同様、シーロスタット望遠鏡による太陽の黒点観測と分光観測を行ったが、今回の観測では主に受講生だけで望遠鏡の操作を行った。また、その中で出た質問に答えるために4Dシアター(天文ソフトウェアMitakaによる3D映像の投影)を使った解説を行った。
後半部は、前回観測結果から計算した太陽東西における鉄のスペクトル吸収線のズレの違いの説明から始まった。この説明は宿題として考えてきた生徒が行った。次に、観測結果から地球の自転効果を除くことで、太陽の自転速度や周期を求めた。これにより太陽は約一か月の自転周期を持ち、2週間前の前回観測時に見えた黒点は裏側に回り、今は見えないという知見まで導けた。また、飛騨天文台のSMART太陽望遠鏡の連日観測結果をランダムな順番で配布し、並び替えることでこの知見を補強した。

シーロスタット望遠鏡での太陽導入の様子
シーロスタット望遠鏡での太陽導入の様子

シーロスタット望遠鏡での黒点スケッチの様子
シーロスタット望遠鏡での黒点スケッチの様子

天文台図書室にて波長のズレの違いを説明している様子
天文台図書室にて波長のズレの違いを説明している様子


受講生の感想

  •  黒点観測のさい、ずっと追尾スイッチをやる係でそれなりにたのしかったです。でも、とてもさむかったです……。今回は太陽の自転速度を出しましたが、地球の自転速度を出す時に単純に出して15hとなってパニックしておりましたが、それもヒントをもらったので自分で出してみたいなあと思いました。黒点が日によって移動していくのも、やってみたいです。最後に見せていただいた黒点のスケッチもおもしろいなと思いましたし、書体がグーテンベルク聖書みたいな形だったので、興味があるので、探してみたいです。
  •  今回は前回の観測のおさらいと自転速度をだしました。前回観測する際になるべく注意深くみていたつもりだったのですが、やはりうまく望遠鏡を扱うことができず、悔しく思いました。しかし、前回分からないままだった天の方位や太陽の方位についてやっと理解することができました。前回やったことの意図やどこまでわかっているのかがはっきりして、とても嬉しかったです。丁寧に教えてくださってありがとうございました。また、実際にデータをつかって自転速度を出しました。前回から思っていたのですが、遠い太陽のことを最終的には机上で計算をして求めなければならないのは、意味も分からずデータとして出されるよりも理解が深まって良いですね。また、好きな物理の計算を応用するものでとてもたのしかったです。
  •  今回は前回の続編ということで、前回の内容をさらに深めることになったと思います。観測から実際にデータという形で結果を出し、様々な計算から考察するといったことで、とても楽しく参加できたのではないかと思います。4Dシアターで宇宙の構造もイメージできたし、今回は前回以上に、最高に充実していました。学校のカリキュラムとして地学を学ぶことができないので、今日はとてもいい経験になりました。今回は本当に、ありがとうございました。
  •  今回は、前回の経験もありすんなりいくのかと思いきや中々難しいものでした。例えば黒点のスケッチなどをすべてELCAS生だけでやることなどが大変でした。シアターは、立体映像で太陽系やその他の星々をみるというとても貴重な体験をさせて頂き、感動しました。自転速度の計算では、概ね良い結果が出て良かったです。又、実験の合間の時に、太陽系外縁天体などの話を河村さんから聞けた事が話が新鮮すぎることも相まって、とても良い経験となり、宇宙への興味が更に湧いてきました。有難うございました。
  •  今日も天気が良く、黒点のスケッチができてよかったです! 4Dシアターが今日一番印象に残っています。星が3Dに見えたこと、太陽系、銀河系を近づいたり離れたりして見えたことにとても感動しました。太陽の自転周期も計算で出すことができました。太陽の写真を日が進んでいく順に並べるのも楽しかったです。今日も多くのことを学びました。勉強になりました。やっぱり私は宇宙が好きだと再確認しました。

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