京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

宇宙地球

宇宙地球の2015年11月21日の内容はこちら


実習指導

野上 大作  (宇宙物理学教室 准教授)

チューター

河村 聡人  (附属天文台)
広瀬 公美  (宇宙物理学教室)

ボランティア

石井 貴子  (附属天文台 研究員)

実施場所

理学研究科附属天文台 花山天文台

実習内容

今回の実習では、花山天文台の施設見学と太陽の自転速度を測定するための観測、そして得られたデータを用いて自転速度測定のための準備を行った。
施設見学は太陽館シーロスタット望遠鏡、別館ザートリウス望遠鏡、本館45㎝屈折望遠鏡を見学した。
観測はシーロスタット望遠鏡を用いて行った。回折格子により分光されたスペクトルの観察や黒点の観察・スケッチをし、またCCDカメラで太陽の東の縁と西の縁の分光データを得た。さらに望遠鏡の操作も体験した。
自転速度を測定するための準備としては、CCDカメラで撮った分光データより地球大気の吸収線を基準に太陽大気の吸収線の観測された波長を同定し、東の縁と西の縁それぞれでの太陽大気吸収線のずれを求めた。この今回得られた結果をもとに、次回(12/5)はドップラー効果を考慮して自転速度を求める予定である。

シーロスタット望遠鏡の第1鏡の調整を行う様子
シーロスタット望遠鏡の第1鏡の調整を行う様子

シーロスタット望遠鏡にて黒点スケッチの様子
シーロスタット望遠鏡にて黒点スケッチの様子

天文台図書室にて太陽の東西における鉄の吸収線の波長を計算し、比べている様子
天文台図書室にて太陽の東西における鉄の吸収線の波長を計算し、比べている様子


受講生の感想

  •  地球にいながらも太陽光を観測することで太陽のことがわかるというのは、やはりとてもすごいことだなぁと思いました。今日の天候に感謝です!!私の学校にある天体望遠鏡は50年前のもので、天文部員同士「古いね。」と言いあっていたのですが、花山天文台には100年前のがあると知り、おどろきました。(そんなおじいちゃんにもCCDがついてることにもおどろきました!)ありがとうございました。宿題がんばります。
  •  今日は望遠鏡の見学と太陽自転速度の測定実験を行いました。まずは望遠鏡見学についてかきます。今日は4つ望遠鏡を見学させて頂きましたが、その説明のどれにも「世界有数の」とか「日本一の」といった言葉がくっついていてとても貴重なものに触れることができてすばらしい経験になったと同時に、京都大学の歴史の重さを思いしりました。それから、太陽自転速度を測るために望遠鏡をつかってデータをとり、少し計算もしました。未熟な私には1回の説明で理解の難しい説明も多々ありましたが講師の方々のおかげでなんとか分かり、とても楽しい時間となりました。特に、光の色のちがいを実際に目でみれたことが一番印象に残りました。知識として、光には色のちがいがあることはしっていましたが、生まれてこのかたそんなちがいを体験したことはなかったので、目でそれを確認することができて感慨深く思っています。ありがとうございました。
  •  とても説明が分かりやすく、前回欠席したのですが、しっかりと実習についていけて良かったです。天気が良く、光のスペクトルを見ることができました。吸収線等がはっきり見え、普段何気なく見ている太陽光に膨大な情報が含まれていることを実感しました。計測したデータからFeの吸収線の波長を計算でもとめた際、他のメンバーの計算速度の速さに驚きました。これからもさらに学習に励もうと思いました。
  •  花山天文台に来たのは2度目なのですが、今回は太陽の動き、実際の観測など前回よりもさらに深いところまで知ることができたのではないかと思います。光のスペクトル線だけで太陽の自転の様子、存在する物質などが分かるということで、やっぱり光(赤外線、紫外線も含めて)というのは宇宙観測における絶対的価値を持つのだと思いました。シーロスタット、面白かったです。今日は本当に、ありがとうございます。
  •  まず花山天文台の立地に驚きました。京都市内なのに自然溢れる土地で、天体観測にはうってつけの場所だ、と思いました。太陽館では、「望遠鏡の内部に立ち入る」という一風変わった体験ができ、また光のスペクトルを実際に見ることができたのは貴重な体験でした。また今回、晴天に恵まれて良かったです。2つの望遠鏡はどちらも年季が入っていて、ここで観測した先人達に思いをはせることができました。次回も今回の体験をつなげていきたいと思います。
  •  今回は初めて花山天文台を見学しましたが、初めに扱った望遠鏡は、想像していたものとはかなりちがったものでした。それは、太陽の動きを観察するもので凹レンズを利用して反射させた太陽の光を見るというものでした。自分たちの手で望遠鏡の位置を調整したり、反射して映し出された太陽上にある黒点の位置を追うのも、未体験のことだったので、とても楽しんで太陽の動きをみることができた。その後、観測データから、西と東の端の波長の値がちがっていることがわかったのですが、その答えについては、まだ考えが浮かばないので次までに自分なりの答えを考えておきたいです。
  •  今日は、天文台をたくさん見せていただいてすごくワクワクしました!日本の最先端の研究はデジタルとアナログの融合で行われているんだなぁ、と思いました。私はずっと、宇宙の研究を行うなら、やはり宇宙に行かねば!と考えていたのですが、望遠鏡1つでこれだけ色々なものが見え、それを知識と組み合わせることで、地球にいながら宇宙のことがたくさん知ることができるのを今日、実際に体験させていただき分かったので、宇宙研究にさらに興味がわきました。本日は本当にありがとうございました!とても楽しかったです!!
  •  初めてあんなに大きな望遠鏡を見ました。私が知っているものとはサイズが違いました。太陽の黒点を紙に写したこと、分光器で蛍光灯と電球のスペクトル(?)のちがいを見たこと、太陽の西端と東端でのずれの計算等 初めての経験ばかりで とても新鮮でした。天文学が好きで、宇宙に興味があるので 私にとって興味深い講義・実験でした。勉強になりました!

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