京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

宇宙地球

宇宙地球の2016年2月6日の内容はこちら



実習指導

成瀬 元 (地質鉱物学教室 准教授)

チューター

中尾 健人 (地質鉱物学教室)

ボランティア

なし

実施場所

吉田キャンパス 北部構内 理学研究科1号館 

実習内容

「河川は動く」の講義と「水路実験で川の地形を理解する」というテーマで水槽実験を行った.講義では,主として河川の形態が土砂の堆積と侵食で決定することを学んだ.水路実験では,流量の違いにより様々なベッドフォーム(リップル・プレーンベッド・アンチデューン)を形成した.

講義風景
講義風景

水槽実験風景
水槽実験風景

実験観察対象の堆積物
実験観察対象の堆積物


受講生の感想

  •  「川」ということで,どこかの水路か,三日月湖だったりかの話かと思っていたのですが,川が上下に動くということを知り,驚きました.木津川の写真や天井川の写真にあるような光景は,東京ではあまりないので,ひどく不思議でもありました.理由を聞けばなるほど,わかったようになりました.水路実験ではさらに数式によって理解を深めることができました.ですが,黄色い砂ガラスを入れた後のベッドフォームを予測することはできませんでした.それ故にインパクトも大きかったです.ベッドフォームの謎があまりとけていないということで,少し文献をあたってみたいです.
  •  今日の実験は今までの中でも特に面白かったです.実生活に基づいた現象をミニチュアで観察し,さらに速さなどの具体的な数値を物理を用いて求めることができ,楽しかったです.私たちは,川をねじまげて生活していますが,それによる被害もあると学びました.もしいつか機会があれば,その被害を予測すべく,様々な条件下(砂防ダムをいきなり2箇所に設置流速をあげる,障害物を置くなど)での実験もやってみたいなと思いました.生活のための開発は,私はしかたないことだと思うけれど,開発の前にしっかり実験して開発の結果を予測することが必要だと感じます.また,教授が研究していらっしゃる深海の川についても聞き,驚きました.私は深海の環境や生態系などに興味があるので,教授の研究の結果がとても楽しみです.
  •  私は今まで川のことなんてすべてわかっていた気になっていました.通学路を流れている川.私にとって,川はそれだけのものでした.しかし,今日の実習で,実は川のことなんて全然知らないんだということを思い知りました.上下左右に動かいているなんて,とても驚きでした.しかもその理由が森林破壊,砂防ダムの建設等なのです.そのことによって川だけでなく海岸線にまで影響が出ているのです.自然の複雑さを実感できました.実習では,初めのうちは,水量,水深,傾斜の計測ばかりをしていました.研究にはこのような地味な作業がつきものなのだと思いました.細かい砂を投入した後,川床が波のように動いていくのにはとてもびっくりしました.こんなに単純な実験なのに,未知の現象があふれているのだと感じました.今日はこのようなとても興味深い実験をさせていただき,ありがとうございました.
  •  今日は,そもそもの川の地形がどのようにできているのか.そして実際に川がどういった変化をするのかを学べたと思います.日本がとても特殊な環境にあるということにはとても驚いたし,世界との差についても実感できました.水路実験に関しては,水流と堆積物都の関係性や変化といったものが観察でき,内容理解がより深まったと思います.自然のダイナミックスさ,不思議さに改めて驚かされました.今日は本当に,ありがとうございます.
  •  まず,最初のイントロダクションの天井川の例が地元の京田辺市の防賀川でいつも見ていたので,非常にイメージがしやすかったです.また,流れ橋も時々訪れているので,1950年代との現在との河床高度の違いもよくわかりました. 水路の実験では,予想だにしていなかったExcelの扱いにとまどいながらも,川のメカニズムについてはっきりと見える形で理解できました.特にベッドフォームが形成される様子を目の当たりにして,しかもそれがなかなか説明し難いということを聞き,自然の力の複雑に圧倒される気がしました.ありがとうございました.
  •  今回の授業は川の動きについてでしたが,私は川がこんあに動くのか!と今回の実験をやってみて驚きました.水槽に水を流し続け,そこに砂をいれて川を再現したのですが,横からみることで,普段は見えない川の動きをみることができました.川は土砂が増えると,水位が低くなり水の流れが速くなったり,傾斜が急になるということを今日始めて学んでそれをすぐに実験でみることもできて,楽しかったです.一番興味深かったのが,水槽に入れる土砂の量をさらに増やしていくと,積もっていた砂が突然山谷を作り,それが波長のように水の流れとは逆に進んで行くことです.この現象は先生も説明できないとおっしゃっていて,地球にずっとある川でも分析しきれないことが多くあるのだと感じました.また,海の中に発生する川のような流れを調べることで大地震による津波がどのような周期で起こるのかということがわかるかもしれないとのことで,各分野には一見ではわからないようないろんな可能性があるのだなと思いました.
  •  川について様々なことを学びました.世界の河川勾配や三日月湖など地理で習った知識があったし,なにより講義がわかりやすかったですので,よく理解できました.水路実験で地形変化の様子やベッドフォームが見られたのはいい経験になりました.河川改修の影響で虫,魚が激減したという河川と生物多様性の関係について興味がを持ちました.

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