京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

宇宙地球

宇宙地球の2015年1月10日の内容はこちら

実習指導

野上 大作  (理学研究科 宇宙物理学教室 准教授)

チューター

なし

ボランティア

石井 貴子  (理学研究科付属天文台 研究員)

実施場所

京都大学理学研究科付属天文台 花山天文台

実習内容

シーロスタット望遠鏡を用いた太陽の観察と、太陽自転速度の測定を行った。
花山天文台太陽館70cmシーロスタット望遠鏡を用いた太陽観測を行う予定であったが、天候が悪く、CCDカメラを用いての観測は行えなかった。望遠鏡の操作や、太陽表面の黒点の観察、回折格子により分光された虹の観察を行った。
撮像観測データと分光観測データを用いた太陽自転速度の測定を行った。 撮像観測については、前回使用した京大飛騨天文台SMART望遠鏡で得られた毎日の太陽画像をもとに、黒点の緯度経度の測定を行い、経度の時間変化から、太陽が1回転するのにかかる日数を計算した。 分光観測データについては、既存のデータを用いて、地球大気の吸収線を基準とした波長の同定を行い、太陽大気の吸収線のずれから光のドップラー効果の式を用いて、自転速度を算出した。 いずれの測定についても、各自の結果を見比べ、違いがあれば、なぜその違いが生じたのかなどを議論した。

シーロスタット望遠鏡
シーロスタット望遠鏡


自転速度測定
自転速度測定


太陽館暗室内の虹(参考:別の日に撮影)
太陽館暗室内の虹(参考:別の日に撮影)

ガラス温室で乾かした土壌を ビニルバッグに仕舞う。 土壌の外観は様々だった。
ガラス温室で乾かした土壌を
ビニルバッグに仕舞う。
土壌の外観は様々だった。


受講生の感想

  • 今日はシーロスタット望遠鏡を使った太陽の観測とそれを回折格子にあてて、虹色を見たり、太陽の自転の速度計算を行ったりしました。再びくもりであまり見れませんでしたが、シーロスタット望遠鏡の使い方やすくみをよく理解できました。自転速度の計算は、なぜあのような式で計算できるのかや、なぜ同じものを与えられているにもかかわらず違う値が出るのかが不思議でした。また今日のような観測や計算測定をしたいです!
  • 今回は、太陽の自転速度をお求め、自転周期を求めさせてもらいました。あいにく晴れなかったので、自信で採ったデータを使ってはできませんでしたが、2種類の、1つは初等的な比例計算で28日を出し(こちらの方が正確)、別は、光の波としての性質を利用したドップラー効果から読み取る計算方法でした。こちらは約30日。比較的飲み込み易く、楽しかったです。他のメンバーと確認し合ったり、結果を比べて議論したり、教えたり有意義な時間になりました。ありがとうございました。図鑑で見ているだけじゃなく実際自力で出すと、より嬉しくなりました。
  • 前回は半ば見学ツアーみたいなもになってしまったが、今回は太陽表面の観察や複雑な計算で太陽の自転を算出する等、とても面白い内容だった。特に計算では、波長のグラフから読み取るものが一番印象に残り、別の対象についても同じようなことをやってみたいと思った。また、同じグループの人達とも、今回の活動を通じて交流を深めることができて良かった。次回以降の活動でも、実験などを通して、難しい課題に挑戦し、知識を深めていきたいと思う。
  • 今日は太陽の黒点を実際に写してみれたし、自分でも計算して、太陽の黒点が1周するのに何日かかるかや、自転速度などを全部計算して、他の子たちと比べて、平均したら自分のもまあまあ近かったので安心した。あと、実際屋上にも行けたし、太陽の光を虹色にわけて写しだされるのをみれたのでおもしろかったなと思う。今までとは別の視点で太陽のことをみることができたのでよかったと思う。
  • 前回、うっすらとしか分からなかったことが、今回で、どうやって観測するか、また、それはなぜなのかを、理解することができました。望遠鏡などで見るのではなく、部屋をスクリーンとして、大きくうつしだすことによって、その波長までもが分かります。それに、その波長を使って、太陽の自転の速度、何日で1周するか、という計算ができました。すごく偉い学者さんがやっていると思っていて、自分にはできなさそうなことを今回やってみて、すごい達成感があったし、こんな式や方法を自分も考えられるようになりたいと思いました。花山天文台での経験を生かして頑張ります!ありがとうございました。
  • 先週に引き続き、花山天文台での実験だったが、生憎の曇りであった。一応、一度だけ、太陽光の分光を見る事はできた。真っ暗な部屋ではしゃぎながらだったので、とても楽しかった。回折格子の値段の高さには驚いた。その後、太陽の自転速度を計算したが、0.01mmの誤差が0.5km/h の差になって表れ、精密な装置の重要性を思い知った。
  • 太陽の光を虹色に分けられたものを実際に見ることができて本当に感動しました。(回折格子の1mmに1200ものオウトツがあることにも感動しました!)だいたいの計算だし、計算ミスもしているかもしれませんが、自分自身で黒点が1周するのに何日要するかを導き出すことができて嬉しかったです。よい経験をさせて頂き有難うございます!!!

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