京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

宇宙地球

宇宙地球の2014年2月15日の内容はこちら

実習指導

余田 成男(気象学研究h室 教授)

チューター

新原 快(修士課程 1回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学研究科1号館 462号室

実習内容

今回は、地球温暖化についての講義を受けた。最初に、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)についての紹介があった。そして、それを踏まえて地球温暖化の観測的事実について学び、その後はエネルギー収支の観点から地球の温室効果について学んだ。
その後、温室効果の基本過程を体感する目的で「キッチン実験」を行った。
フライパンを熱して手をかざし、赤外線放射を体感したり、ガラス板は赤外線を通さないということを体感した。
そして、様々な視点から地球の気候システムの近年の状況、温暖化予測について学び、最後に前回の内容と関連して、予測の難しさについて改めて学習した。

キッチン実験の様子
キッチン実験の様子

過去80万年の気温などの変化についての講義過去80万年の気温などの変化についての講義


気候予測についての講義
気候予測についての講義


受講生の感想

  • 今回は日頃からよく言われている地球温暖化の問題について科学的な側面からとても詳しく教えていただきとても有意義な時間を過ごせました。このことは環境問題の中でも最たるもので、学校などで何度か調べたことはありますが、とても専門的なことまで学べ、とても良い機会になったと思います。今回でELCASは最後になりましたが、最後を飾るのにとても良い講義でした。6カ月の間、ELCASを通して最先端の科学を学び、その姿を垣間見ることが出来、とても知識の範囲が広がったように思えます。本当にありがとうございました。
  • 今回は地球温暖化についてききました。地球の温度や気候が変動するのは火山が噴火するなど自然的な要因もあれば人間が産業などで出した二酸化炭素などの人為的要因があることを知りました。火山の場合は、火山灰が成層圏まであがったことで成層圏が寒冷化して人為的なものはエネルギー問題と深く密接していることがわかりました。地球温暖化の話は学校の授業で取り上げたりすることはあるがあまり身近に思えていませんでした。本当にそんな話があるのかどうかさえ分からないが「地球温暖化だからどうにかしないと」という緊張感はいいと思いました。今回でELCAS最後でとてもさみしいです。たくさんの仲間に出会えてよかったです。とてもいい刺激を与えてくれた場所でした。
  • 近頃、よく「環境問題、環境問題」と叫ばれているが、こんなに細かく考えられているとは思いもよらなかった。特に人間活動予測シナリオはとても興味深かった。ただの予測シナリオだけでなく、「将来の気温上昇を2℃以下に抑えるという目標をもとに開発された排出量の最も少ないシナリオ」RCP2.6からRCP4.5、RCP6.0そして「2100年における温室効果ガス排出量の最大排出量に相当するシナリオ」RCP8.5まで4つもの段階に分けてシナリオを立ててあった。
  • IPCCの報告書の話は、テレビで見たことがありましたが、詳しくは知らなかったので学べて良かったです。また、前回のカオスの話と関連して、予測のむつかしさ、不確実性というものがとても大きいということに驚きました。温暖化に真剣に考える機会は今まであまりなかったのですが考えなければならないなと思いました。
  • 今回は地球温暖化と極端気象変動について詳しく講義していただきました。地上気温の経年変化では最近は高温ではなく地球温暖化していないという結果が出てきて、とても意外でした。氷の中には80万年前の空気が残っていて、そこから気温変化のグラフが出来るというのはとてもすごいと思いました。「キッチン実験」では、可視光線は透過、赤外線は吸収という原理を用いて、熱したフライパンと手の間にガラス板を入れて赤外線放射の体感の変化を見てみると、熱かったはずのフライパンがガラス板を入れると熱かさを感じなくなりました。温暖化予想を自分のパソコンで予測してみるのはとても興味深く、自分も何か参加型共同研究をやってみたいと思いました。
  • 今回は予想というテーマでした。地球温暖化や二酸化炭素の増える量と予想する大変さ、難しさを学びました。特に心に残ったのが地球が受けるエネルギーと出すエネルギーが釣り合っていることです。地球は太陽から可視光を受けているが、地球は赤外線でエネルギーを放射することで温室効果が釣り合うというものでした。これを聞いて僕はやはり地球はキセキの星だなと思いました。また、実験ではガラスの可視光は通すが赤外線は通さないという実験をやり、同じ光なのに面白いなと思いました。

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