京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

昆虫の生態と化学

昆虫の生態と化学の2016年1月23日の内容はこちら



実習指導

森 直樹  (化学生態学 教授)

チューター

中田 隆  (化学生態学)
木村 有希 (化学生態学)
吉田 達哉 (化学生態学)

ボランティア

なし

実施場所

吉田キャンパス 北部構内 農薬研究施設会議室    

実習内容

TLCを用いて、有機化合物 (香気成分) を混合物から分離し検出する方法を体験した。また、カイコのフェロモン腺からフェロモンを抽出し、抽出液のみでオスの興奮が引き起こされることを確認した。

 TLC上の化合物を検出しているところ
TLC上の化合物を検出しているところ


受講生の感想

  •  今回は前回のように昆虫を使った実験ではなく、化学的な方向の実験をしました。匂い成分によって落ち方が違うなどが予想外でした。硫酸をかけ燃やした時に成分によって違った色になったことも、実験の目的ではなかったですが驚きました。化学と生物の意外なつながりが知れた気がしました。
  •  ペーパークロマトグラフィーはやったことがあったが薄層クロマトグラフィーはやったことがなかったので、酢酸エチルなど初めて見る溶媒を使った行う実験が興味深かった。またペーパークロマトグラフィーと違い抽出した後さらに紫外線を当てるなどすることで、初めて結果が目で見えるということも面白かった。ただ結果からのプレゼンがうまくできなかった。ヘキサンと酢酸エチルの割合についての考察が不十分だった。また今回使った香りの成分を草やバニラからどうやって抽出するのかが気になった。
  •  今日はTLCを使ってシトラール、バニリン、青葉アルコールを分析した。一番初めに様々な実験器具の使い方を教えて頂いた。初めて使うものばかりだったので最初は難しかったけど、なれると簡単だった。次に実験で使用した3種の溶液の抽出方法を学んだ。UVライトを使ったり、溶液につけてから焼いたり、初めて見るものばかりだったけれど、それぞれのメリットデメリットを学ぶことができた。それらを考えて検出を行わなければならないと思った。それらを学んでから、自分たちでヘキサンと酢酸エチルをどの割合で混合させたら、3種の有機溶媒は綺麗に分かれるのか実験を行った。一番初めに間で当てた割合が運よくうまく分かれたので、その後は微調整を行った。実験はスムーズに行うことができた。結果、ヘキサン80%、酢酸エチル20%の割合で混合した溶液が一番うまく分かれることが分かった。Rf値からも考察を行いそれらの関係についても考えることができた。
  •  化学分析に入り、学校で学んだことが活きてきた実感があった。考察に分子構造を組み込んでいなかったのは不覚だった。クロマトグラフィーを用いるのは3年ぶりだったがこの曖昧さが面白かった。自分の山勘が当たってくれたのはうれしいようでつまらないような微妙なものだった。カイコについては心残りだ
  •  今回は混合溶液中の成分を分離する方法を調べました。まず重要なのは物質を単離精製することで、薄層クロマトグラフィーを使って単一の溶液をそれぞれ展開しました。調べる物質はシトラール、バニリン,青葉アルコールを使い、ヘキサン100%と酢酸エチル100%で実験しました。僕たちの班ともう一つの班の実験結果を見るとほぼ同じ値を示していたので信頼性があると感じることができました。
  •  波長を吸収している証に色が出るという反応では高いほど吸収するとしたらどんな物質かが気になりました。香りを当てるのは難しく除光液だと思ったらまさかのバラの香りだったりして、驚きました。クロマトグラフィーを一度やったことがありますが、香りはしたことがなかったのですごく面白かったです。
  •  ヘキサンと酢酸エチルの割合を変えて最適な溶媒を考えるのはとても地道な作業だったが面白かった次は実際にフェロモンなどの物質を分離してみたい。

平成27年度以前の
実施レポート

年度別の実施レポート