京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

昆虫の生態と化学

昆虫の生態と化学の2014年12月20日の内容はこちら

実習指導

松浦 健二  (農学研究科 応用生物科学専攻 教授)
森 直樹  (同 准教授)
土畑 重人  (同 助教)

チューター

三高 雄希  (農学研究科 応用生物科学専攻 博士1年)
水元 惟暁  (同 修士2年)
中田 隆  (同 修士1年)
吉田 達哉  (同 学部4年)

ボランティア

なし

実施場所

吉田キャンパス北部構内資源生物科学実験室N143

実習内容

第二回の実習では、前回のデータの確認、フィールド調査、追加実験を行った。 前回のデータの確認の際には、データから何かを見出すための統計の必要性や、実験ノートの取り方など、研究における基礎的な部分における教育を行った。 フィールド調査は、4グループに分かれ、吉田山にシロアリを採集しに行った。雨であること、刃物を使うことを考慮し、フィールド調査における安全のための指導を行った。 最後に野外から採集したシロアリのコロニーを用い、シロアリの集合フェロモンへの用量反応(ドーズレスポンス)を調べた。シロアリの集合フェロモンを吸着させた濾紙を水抽出し、1倍・10倍・100倍・1000倍希釈した水溶液に対するシロアリの反応を前回と同じ方法で試した。また、虫体を直接、水・メタノールで抽出した溶液も試験した。

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説明に使った板書の一部

フェルマー数を使った証明の 説明をしています
フェルマー数を使った証明の
説明をしています

ユークリッドによる証明の 説明をしています
ユークリッドによる証明の
説明をしています


受講生の感想

  • 私は前回の実習をインフルエンザで休んでしまい雨具を忘れるという困難がありましたが、とても楽しいフィールドワークでした。私は今日、シロアリを探すという初体験をしました。結果1匹も見つけることはできませんでしたが、幼虫(クワガタと思ったが、カミキリの幼虫かもしれない)を見つけたり他にもゴキブリを見つけたり様々な生物を見つけました。フィールドワークという滅多にできない体験をやらせてもらい良い体験になったと思います。次からはELCAS用のノートを持ってこようと思いました。水抽出やメタノール抽出、フェロモンの分析など初めて行うことが多いので、全てを吸収し学ぶことができるように頑張りたいと思いました。そして学んだことやアイデアを自分が部活で行っている研究に活かすことができたり、将来に活かすことができるように楽しみつつ学ぶ姿勢を忘れないで次のELCASにのぞみたい!と思える体験学習だったと思います。でも今回のフィールドワークなどを通してこれらを本職でやっている方々は大変だなと思いました(ハブにかまれたり蚊に刺され放題だったという話を聞くと)。私は将来、絶対にフィールドワークを行うような研究者になりたいと思いました。今日は途中で終わってしまいましたが、結果が出るのが楽しみで、次のELCASが待ち遠しいです。
  • フィールド採集に行く前に、科学者としてどのようなことが大切か、などということを教えていただいて、とてもためになりました。将来研究をするときにはそのようなことに気をつけて研究をしていきたいと思いました。フィールド採集は雨だったけれどとても楽しかったです。最終的にはコロニーは採れなかったけれど、山の中でシロアリのいそうな木を探しながら鉈を振るうのはとても良かったです。野外でそういうことをするという経験は今まであまりなかったので、とても新鮮に感じ、また行ってみたいと思いました。帰ってきてからは抽出液の希釈をずっとしていましたが、マイクロピペットでちまちまやる作業も楽しいなと思いました。でも次回は、もっとシロアリにたくさん触れて色々な実験をしていきたいと思いました。
  • 今日はフィールドワーク、実験ノート、また新しい実験とまた内容の濃い1日であったと思う。雨の日に鉈やノコギリを持って山に行くのはさすがに初めてであったので、前日からとても今日を楽しみにしていた。雨で服(特に足)や靴の中がベタベタになったことに気づかないほど、自分は山の中でシロアリを探すのに夢中になっていた。結局シロアリは見つけられなかったが、鉈やノコギリの使い方(実際に使うことはできなかったが)や、シロアリ以外にも多くの生物を見つけられてとても楽しかった。研究室に帰ってからの実験も、やることが多すぎて、またその一つ一つがとても楽しくて過ぎていく時間に気づかないほどであった。今まであまり使ったことのない器具やピペットマンなどではかりとったりと、とても難しかったが、とても充実した時間であったと思う。ただ、シロアリを水やメタノール漬けにしたり、そのうえ遠心させたりと、自分は今とてもむごいことをしているなという罪悪感もあった。次の回は年が明けてからなのでとても待ち遠しく、結果がとても楽しみだ。また今日の回では事前の準備の大切さがよく分かった。荷物を入れていたリュックサック自体が帰りの荷物の足しになってしまったのだ。
  • 昆虫を採りに行くフィールドワークは初めてで、鉈を使って住処を探していく作業はとても面白かったです。今回は大量のシロアリを捕まえてくることができ、とても満足です。他にも様々な昆虫を観察することができたし、フィールドワークでの大切なことも学べたので、とても勉強になりました。シロアリがどのようなところへ住んでいるか実際に探してみたけれど、自分では見つけられず、やはり難しいんだと思いました。部屋に戻ってからの作業では、シャーレに40匹ずつ移していく作業が難しく、とても苦戦しました。けれど、今回の授業もとても楽しく学ぶことがたくさんあったので、本当に受講して良かったと思います。次回は今日採ってきたシロアリを使って実験するということなので、シロアリの集合フェロモンが抽出できるか、とても楽しみです。
  • 今日の体験学習では、山のフィールドワークで大変でしたが、日頃得ることができない経験になりました。高校では生物班に所属していて、湖には出て野外調査に行ったことはあったのですが、山は初めてでした。また、虫を探すことにおいても、鉈やノコギリを使って虫を捕まえるのは初めてでしたし、新鮮でした。雨が降っていたということもあって、足を滑らせたりしてヒヤヒヤしましたが、シロアリのコロニーを持ち帰ることが出来てよかったです。フィールドワークの前に先生が話されていた研究ノートは早く準備したいと思います。先生の話を聞いてメモの重要さもよく分かりました。今回も持ち帰ったコロニーがある木を切る人や虫を数える人と協力して実験できたので良かったです。次回の活動でも、今まで通りチームで協力して活動したいと思います。また、積極的に話し合い等に参加しようと思います。次回もよろしくお願いします。
  • まず始めに、前回の実験の結果を見て、あれだけはっきりと結果が出たことに驚いた。ただ、多くのものがサンプルの方に移動したものの、コントロールの方にいたものもいて、あれで判断していいものなのかは少し自信がなかった。山に採集に行ったが、雨の中で最悪だと思っていましたが、実際の研究者の苦労を味わえたのでとてもいい経験になったと思った。思ったよりも簡単にコロニーが見つかったので、もっと苦労してみてもよかったかもしれない。今回の苦労で採集したシロアリで、実験の良い結果が出てほしいと思う。
  • 私は山には何度も登ったことがあるので、登ること自体はそんなに大変ではなかったのですが、鉈の扱いはすごく大変でした。フィールドワークが出来て一人前だということを感じさせられました。たまたま、シロアリと親戚のオオゴキブリがいたので捕まえてしまいました。実験に使いたいのですが、管理をどうするか悩んでいます。ノートをとる重要性についても学びました。きちんと証拠を残すための工夫(公文書を書けるくらいの万年筆を使う、ルーズリーフは使わない等)を聞くことができて本当に良かったです。今日の実験で私はシロアリを数えるくらいのことしかしませんでしたが、次回の水で薄めた溶液を使う実験が楽しみです。
  • 前回の実験結果は確かにすごく明らかで、結論を下しやすかったのですが、もっと際どいときはどうしたらいいのか。そういった判断の仕方やデータの取り扱い、重要性、ノートの必要性など、研究を行うにおいて、基本的なことを教えていただき、とても役立つと思いました。以降はしっかりとこれらを守っていきたいです。そしてシロアリを採りにフィールドワークへ行きました。雨の中と思うと初めはあまり乗り気ではなかったのですが、いざ外へ出てみると全く気にならず、シロアリのコロニー探し、また山の他の昆虫等の生物探しに夢中になりました。しかし、鉈をふるって、ノコギリを引きまくるのは繰り返していると少し疲れました。フィールドワークへ出ていると、思いのほか時間が残っておらず、その後の仕分けはあっという間でした。水抽出の方は遠心分離など少し気になりましたが、仕分けに専念しました。次回この結果がどうなるのか楽しみです。今回2回目ということで感じたことは、2週間おきは辛いなと思いました。もっと短いスパンでどんどんやっていきたいです。
  • 前回に行った実験の結果を考察して、データの扱い方やノートのことについても学ぶことができました。研究者はなんでもノートに書き込むことが大切であることがよく分かりました。フィールドワークはそこまで森に分け入ったわけではありませんが、かなり疲れました。採ってきたシロアリを取り出すのはとても難しかったですが、なんとか数えることができました。次回も楽しみです。
  • 今日はフィールドワーク採集から、シロアリの吸虫管での個体の捕獲と組を作る作業でした。フィールド調査は雨の中でシロアリを探すという非常に大変な作業でしたが、シロアリだけでなく、ムカデやオオゴキブリなども木の中からでてきて、色々な発見ができました。僕はシロアリのいる木をピンポイントで見つけることはできなかったのですが、見つかったときはとてもいい気分になりました。吸虫管での捕獲作業では、僕にとって少し苦手な虫が出てきたりして少しきつかったです。しかし、持って帰ってきた木の中で1カ所に大量のシロアリを見つけた時には嬉しくて心がはずみました。僕は木くずなどを取り除く係だったのですが、シロアリと木を分離するのはとても大変でした。先生のお話の中で「実験ノートを作りましょう」ということを聞いて作ってみようと思いました。残念ながら今回は実験結果が少しも見れなかったので少し残念です。次回を楽しみにしています。

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