京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

昆虫の生態と化学

昆虫の生態と化学の2015年2月7日の内容はこちら

実習指導

松浦 健二  (農学研究科 応用生物科学専攻 教授)
森 直樹  (同 准教授)
土畑 重人  (同 助教)

チューター

三高 雄希  (農学研究科 応用生物科学専攻 博士1年)
水元 惟暁  (同 修士2年)
中田 隆 (同 修士1年)
吉田 達哉 (同 学部4年)

ボランティア

なし

実施場所

吉田キャンパス北部構内資源生物科学実験室N143

実習内容

第五回は,前回の匂い物質の有機化学から発展させ、匂い物質となる液体の分離や精製に関する学習を実施した。 まず薄層クロマトグラフィーの原理を概説した。その後、実際に3種類の溶液を2種類の溶媒でクロマトグラフィーで展開させ、その検出についても2種類の方法で行った。更にその結果をもとに、3種類の溶液を混合した際、それらをどのような溶媒条件にすると分離させることが可能か、検討させた。検討は制限時間を設定して実施し、時間経過後に検討結果をプレゼンテーションをさせた。また化学物質の単離精製方法や光学異性体の存在などに関して講義した。

説明に使った板書の一部
TLCの実習の様子

フェルマー数を使った証明の 説明をしています
プレゼンテーションの様子

ユークリッドによる証明の 説明をしています
有機化学の講義の様子


受講生の感想

  • 今回の体験学習では、バニリン、シトラール、青葉アルコールをUVにかけたりPMA発色をしたり単離・精製を行い、自分たちで酢酸エチルとヘキサンの比の最適値を考え、求めるのがとても楽しかったです。UVやPMA発色するときに、シス型とトランス型に分かれることにとても興味が湧きました。ガスクロマトグラフィーは学校の実習で行ったことがあったのですが薄層クロマトグラフィーは初めての体験だったので、全てが新鮮で学ぶことが沢山あって学校の授業が全部このような体験学習的なものになればいいなと思いました。有難うございました。
  • 今日もグループで実験を中心にして実習を行った。結果を考察して次の条件を設定したり限られた時間の間で結果をまとめる、発言する、また手早く作業を行う、分業を行うなど短時間の間で多くのことを考え実行する必要があり、濃厚な時間であったと思う。時間は永遠にあるわけではなくて、その中で結果を出せるかどうかが、自分の一つ一つの行動に関わっているなあ、と少しプレッシャーも感じた。多くのことを頭に詰め込まれるようにして学んだが、不思議と全て頭に入っていき、自分が実習をとても楽しんでいるなぁと感じた。TAの方に、水分子になぜ極性があるのか質問され、あまり良い解答ができず悔しいと思い、復習というより知識のアウトプットが上手くできていないと思った。この時間ではほんの小さなことも自分のモチベーションをあげる原因となっているなと思った。
  • 今日の体験のメインは化学物質を分離することでした。クロマトグラフィーは深くではありませんがやったことがあったのですが、チームで協力して最も分離しやすい比率を考えたのは初めてでとても良い経験になりました。実際にUVやPMAを用いて分離したときは大学研究室の広さをとても感じましたし、科学に対する興味が深まりました。これからプレゼンを作っていくことになりますが、これまでの研究の内容をしっかりと理解して挑みたいと思います。今日は有難うございました。次回も宜しくお願いします。
  • 前に一度クロマトグラフィーを油性ペンのインクでやったことがあるが、そのときはにじんだだけのようでよく分からなかったが、今回ははっきりと移動していて感動した。溶液のにおいがきつかったり、作業がかなり多かったので、この工程を経ることなく簡単に出来るようになればいいと思った。においの正体の物質があることがだんだんと目で感じることが出来るようになってきて面白くなってきた。
  • 今日はすごい化学の実験が出来ました。ちょうどいいヘキサンと酢酸エチルの割合を探すのに結構苦労しました。構造の共通していることが展開に関係していると思います。シトラールのシスとトランスがどんなに精製しても2つに分かれるというのがとても興味深いと思いました。なぜそうやって分かれ続けるのかすごい知りたいです。もうちょっと時間を長くして色々やりたいと思いました。混合したものを自分たちで作ったH:E= 4:1 の溶媒でやってみたいです。
  • 今日は物質を検出する手法を学びました。理論だけを講義で聞いて教えられるより、実際に自分の手で最適条件を探っていくのはとても面白かったです。検出方法は様々でも分離精製がベースで、これから変わるかもしれないという話がとても魅力的で、それが達成できれば、かなり分からないことも明らかになるのではと思い、楽しみです。はじめは昆虫から入り、そこから一つの物質にまで絞り込めてきました。カイコでは既知であるものですが、未知の物質を特定するとなると、今よりもっと楽しいのではと大学が楽しみです。あと1回ですが、最後までお願いします。有難うございました。
  • 今日の実験では混合物をどうやって分離するのかを学ぶことが出来ました。その単離精製する方法に触れることは貴重な体験になりました。最適な混合比を見つけるのは大変でしたが理論でも値を出すことが出来るそうなので自分でも考えてみたいです。シトラールの部分が2つに分かれていたのが異性体の関係で1つをとってきてもまた2つに分かれるという話しはとても興味深かったです。
  • 今日は薄層クロマトグラフィーを使ってシトラールとバニリンと青葉アルコールの3つの物質を単離精製するという実験を行いました。僕は今まで学校でクロマトグラフィーの実験を全く行ったことがなく、本当に初体験だったのでとても面白かったです。UV検出、PMAを体験したのですが、できたら硫酸もやってみたかったと思いました。254nmのUVやリンモリブデン酸を使うことできっちりと反応が出ることに驚きを感じました。キャピラリーを使うのはなかなか難しかったですが、何とかうまく使うことが出来ました。本日最後の実験のヘキサンと酢酸エチルの比を変化させてシトラールとバニリンと青葉アルコールの現れる点を変えるのは少し難しかったですが、最後のほうでうまく4:1と3:2という比を見付け出すことができてうれしかったです。家でにんじんのカロチンが赤く見える理由を調べておきたいです。

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