京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

昆虫の生態と化学

昆虫の生態と化学の2015年2月21日の内容はこちら

実習指導

松浦 健二 (農学研究科 応用生物科学専攻 教授)
森 直樹 (同 准教授)
土畑 重人 (同 助教)

チューター

三高 雄希 (農学研究科 応用生物科学専攻 博士1年)
水元 惟暁 (同 修士2年)
中田 隆 (同 修士1年)
吉田 達哉 (同 学部4年)

ボランティア

なし

実施場所

吉田キャンパス北部構内資源生物科学実験室N143

実習内容

第六回の実習では、シロアリの集合フェロモンを抽出した溶液を用いたバイオアッセイを主に行った。 まずシロアリの匂いを吸着した濾紙から、集合フェロモンを有機溶媒で抽出した。その抽出液を滴下した濾紙と、溶媒のみを添加した滴下を用いて、シロアリの集団に選択させる実験を行った。抽出液を滴下した濾紙にシロアリが集まり、化学物質として集合フェロモンを取り出すことが出来たことを確認した。しかし、匂いを吸着した濾紙そのものよりは誘引性は弱く、完全に抽出が出来ていないという問題点も浮かび上がった。 最後に、得られたデータをどのように統計するのか、結果はどのように解釈できるかについて、授業・議論を行い、発表会の準備を行った。

説明に使った板書の一部

フェルマー数を使った証明の 説明をしています

ユークリッドによる証明の 説明をしています


受講生の感想

  • シロアリの集合フェロモンを抽出した溶液のバイオアッセイでは、完全にはできなかったものの、予想していた以上にシロアリの行動には反応が見られました。この方法でより高濃度に抽出することができれば完全に反応を示すようになったかもしれないと思いました。 また、今回は二項検定の原理について学んだり、実験中にミスがあればすべてやり直しになることを知って、実験の大変さを感じました。
  • 最後まで楽しく実験できて、とても楽しかったです。結局集合フェロモンの特定は出来なかったけれど、研究というものを行う上で大切なことをたくさん教えていただけて良かったです。またこの研究の進展を知りたいです。プレゼンに参加することは出来ませんでしたが、今後を考える上でとても有意義な経験ができました。ありがとうございます。
  • 第六講では、シロアリの集合フェロモンを抽出した溶液を用いて本当にそれが有効であるかを確かめました。本当はこの前の、どの溶媒にフェロモンがよく溶けるのか検証したり、この先でフェロモンをクロマトグラフィーなどを使って特定したかったですが、時間が限られていたので残念でした。また、発表のときに質問のなかで、フェロモンに揮発性があるのに同じシャーレに入れても大丈夫なのかといった私達が全く気がつかなかった点を指摘され、新たな問題点かもしれないので、違った実験方法を試す必要もあると思った。私は専修コースには参加しないので、自分でも色々と考えを練って、今後結果の発表を楽しみにしたいと思う。最後に、今まで御世話になった先生方、TAのみなさん楽しい時間を有難うございました。

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