京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

未来を拓く高分子化学

未来を拓く高分子化学の2015年11月21日の内容はこちら



実習指導

赤木 和夫  (赤木研 教授)

チューター

坪井 一俊  (赤木研)
野津 賢祐  (赤木研)
大田 冬木  (赤木研)

ボランティア

なし

実施場所

桂キャンパス A3-320  

実習内容

ポリアセチレンフィルムの形状や導電性の有無を確認したのち、ヨウ素ドープを行いどのような変化が見られるかを観察した。さらに導電性の確認も行った。ネマチック液晶にキラルドーパントを添加し、添加量によって選択反射の波長が変化することを確認した。さらにキラルネマチック液晶中での電解重合を行い偏光顕微鏡で観察した。また得られたフィルムの脱ドーピングも行った。

ヨウ素ドープによりポリアセチレンフィルムに導電性が発現することの確認
ヨウ素ドープによりポリアセチレンフィルムに導電性が発現することの確認

電解重合で得られたフィルムの脱ドーピング
電解重合で得られたフィルムの脱ドーピング

キラルネマチック液晶の調製
キラルネマチック液晶の調製


受講生の感想

  •  液晶についてはほとんど何も知らなかったが、液晶のうずまきの構造をうつしとることができるのは大きな強みだと学んだ。また、偏光顕微鏡について、仕組みを知ることができ、液晶は複屈折を持つため、偏光顕微鏡で観察すると暗い部分と明るい部分ができ、うずまきの形ができると分かった。電子てんびんを使って薬品をはかり取る場面では、かなり細かいところまで神経を使い、貴重な体験となった。研究を行う上で重要な操作だと実感できた。ポリアセチレンのヨウ素ドーピングでは、とても簡単な方法でポリアセチレンが導電性を持つことに驚いた。ノーベル賞を受賞した白川先生が作製したものを見ることができ、とても貴重なよい経験になった。
  •  液晶は普段よく耳にする単語でしたが、今回の実験で(なんとなく)その性質を知ることができました。説明もなるべく自分達に伝わりやすいようにしていただいてもらったので、実験の目的もメカニズムもとても分かりやすく理解できました。今回の屈折率でも、前回のリポソームでも感じましたが、化学は全てにつながるまさにcenter of scienceなのだなと感じました。休憩中にELCAS前期時の講義の解説をしていただきましたが、講義時は正直訳が分からなかった内容もすんなり頭の中に入れることができて、本当によかったです。今日一日ありがとうございました。
  •  もっと薬品を上手に測りとれるようにしたいと思いました。自分はPart 1の実験の時に見せて頂いた、UVを当てると光るような高分子をつくりたいです。前期基盤の時の質問を丁寧に教えて頂き有難うございました。講義をきいてまだ理解しきれていないところがあるので、調べるなり聞くなりしたいと思います。なんとなく分かってなんとなく分からないところがあるのでそれを明らかにした上で理解するようにしたいと思いました。
  •  まず、遅れて来た僕にも最初から丁寧に教えて下さってありがとうございました!実験や、装置などの解読もそうですが、休憩時間のあいだも、質問に詳しく答えてもらって、今日は色々勉強になりました!自分が、学校の授業の他に自ら調べた知識も役に立ったりして、もっと化学を学びたいと思うことができました。
  •  ポリアセチレンなどのポリマーの、共有結合を利用して導電性をもたせることができると知ることができた。また、液晶を用いてらせんをつくり、さらにそこに高分子を合成させることで、らせん状の高分子をつくることができるのには驚いた。構造を少し変化させることで大きな性質の変化を生み出すことができる有機高分子ならではの利用へと研究が進んでいることを知った。無機にはない性質を生かした実用化がされると良いと思う。
  •  てんびんで粒の重さを測るのが難しくていらいらしてきたけど、色が変わったりした反応を見るとやって良かったと思った。結合の出来方や偏光顕微鏡の仕組みがよくわかった。高校の化学はおもしろくないけどエルキャスの化学はおもしろいので、授業は我慢してがんばろうと思う。
  •  今日の内容はほとんど予備知識がなく、結構難しいものでしたが、スタッフさんの手助けのおかげで楽しく実験をすることができました。プラスチックが発光したり導電性をもったりするというのは初めて知り、とても興味がわきました。また、しくみを完全に理解できたわけではないけれど、自分の手で液晶を作れるのだ、と知って驚きました。すごく簡単だったのも意外でした。ありがとうございました。
  •  電気を流せるようにしたり、長さを変えることで発光の色を変えることができたり便利だなあと思った。難しい仕くみも多かったけど、説明もわかりやすくて、おもしろかったです。同じ高分子化学という分野でも前回とはアプローチが違っておもしろいなあと思いました。マイクロてんびんは、ストレスがたまるなと思いました。

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