京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

植物の肥料科学

植物の肥料科学の2014年12月20日の内容はこちら

実習指導

間藤 徹  (農学研究科 応用生命科学専攻 教授)
小林 優  (同 准教授)
落合 久美子  (同 助教)

チューター

宮本 託志  (農学研究科 応用生命科学専攻 博士3年)
松本 圭佑  (同 博士3年)

ボランティア

なし

実施場所

吉田キャンパス北部構内農学部総合館第1セミナー室植物栄養学研究室ガラス温室

実習内容

前回同様、校舎内のセミナー室に集合し、実験内容を説明する講義を受けた。その後ガラス室(温室)に移動し、12月6日に播種したコマツナの観察を行った。観察後、コマツナの芽の間引きを行った。また各自、地元で採取してきた土壌サンプルをプラスチックバットに広げ、風乾した。

再びセミナー室に戻り、後半の実験内容の説明を受けた。実験室に移動し、12月6日の実習で70℃乾燥を開始した堆肥サンプルの乾物重量を測った。堆肥サンプルをミキサーで粉砕し、粉末状にした。各土壌サンプルと粉砕した堆肥サンプルから500 mg秤り採って(縮分)ケルダールフラスコに入れた。各サンプルを入れたフラスコと空のフラスコ(ブランク)に濃硫酸10 mLをメスピペットで秤り採り、さらに分解促進剤(硫酸カリウムと硫酸銅の混合物)500mgを加えた。ケルダールフラスコをドラフト内の電熱器に乗せて分解を開始した。また12月6日に500℃強熱処理を開始した土壌サンプルの重量を計り、灼熱損量(強熱処理前前の重量から処理後の重量を引いたもの。有機物含量の指標となる。)を算出した。

土壌サンプルをバットに広げ、風乾
土壌サンプルをバットに広げ、風乾

コマツナの観察
コマツナの観察


粉砕したサンプル、分解促進剤粉砕したサンプル、分解促進剤
の入ったケルダールフラスコに
濃硫酸を注入

乾燥させた堆肥サンプルをミキサーで粉砕
乾燥させた堆肥サンプルをミキサーで粉砕


ドラフト内でケルダール分解開始
ドラフト内でケルダール分解開始


受講生の感想

  • コマツナの観察は肥料ごとに成長がまったく違って、次回来た時にどう変わっているか楽しみです。
  • ケルダール分解で土壌や堆肥と濃硫酸が混ざりにくいと思ったけど、加熱する前にすでに反応が始まっていたことをきいて、加熱後どうなっているか楽しみです。
  • 電熱炉で強熱したKi土壌と水田土壌が茶色くなって見分けがつきませんでした。どの土も、元は同じものなのかなぁと思いました。
  • 土の中に案外有機物が含まれていることが分かり、驚いた。
  • コマツナの観察と土壌の秤量などを行い、器具の基本的な使い方を習得できました。
  • 今回は実験室での仕事がメインで、やっぱり楽しかった。
  • 濃硫酸を使ったのは初めてで、吸う瞬間はとても緊張しました。でも入れた瞬間に土の色が変わるのを見て、濃硫酸の影響力の強さを感じました。
  • 2週間前に播種したものが成長するのは思ったより早くて驚いた。肥料ごとに観察して違いを比べるのは面白かった。
  • 高校では絶対に扱えないような濃硫酸を扱ったり、新鮮な体験ができて楽しかったです。

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