京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

海洋生物資源の科学

海洋生物資源の科学の2015年12月19日の内容はこちら



実習指導

山下 洋   (里海生態保全学分野 教授)

チューター

三簾 仁志  (里海生態保全学分野)
橋口 峻也  (海洋生物環境学分野)

ボランティア

曽我部 共生 (海洋生物環境学分野)

実施場所

吉田キャンパス 農学部総合館資源生物科学科 第2学生実験室

実習内容

1.講義
スズキの分類、生態と形態の特徴、耳石とは何か、その生態学への応用について講義を行った。
2.スズキの解剖
スズキ成魚2個体の外部形態を観察し鰭等の位置関係を調べた後、解剖して内臓器官の位置と形を観察し機能を説明した。また、胃内容物を取り出し、どのようなものが摂餌されているのか観察した。
3.スズキの年齢査定
頭部から耳石(扁平石)を取り出し、年輪を工業顕微鏡下で観察することにより、年齢査定を行った。
4.稚魚の日齢解析
稚魚の頭部から耳石(扁平石)を取り出し、スライドグラスに包埋して、鉱物顕微鏡下で日齢の計数と輪紋幅の測定を行った。それにより、ふ化日と日間成長速度を推定した。

スズキの解剖開始
スズキの解剖開始

スズキ稚魚の観察と耳石採取
スズキ稚魚の観察と耳石採取

耳石日輪の解析
耳石日輪の解析


受講生の感想

  •  ミクロな単位での作業は思っていたよりも非常に難しくて、時間内に耳石のプレパラートを作ることはできなかったけれど、科学の理論の分野だけでなく、実践的作業の大切さと難しさが分かりました。また1つの耳石から膨大なデータを得ることができるという点が最も感動した点でした。科学の中でも特に未知である生物分野はおもしろいと実感できました。
  •  私は初めてスズキの全体を生で見たので2歳でもかなり大きなサイズをしていることにまず驚きました。私は以前ブルーギルの体内を見たことがあるが、それと比べてスズキの内臓は1つ1つがしっかりとしていて破れにくいことがわかりました。耳石をスズキの稚魚から取り出すのは難しかったが、実際に自分で取り出すところから日輪を計測するところまでやらせていただいてとても楽しかった。いつか自分でもスズキだけじゃなく様々な魚を切って調査したいと思いました。

  •  耳石探査は予想をはるかに越えて根気のいる作業。5回目に見失った時には自分め、どうしてくれようかとすら思ったのですが、それを日に何十回と繰り返すのが研究であるとなるとまあ。ただ、とても楽しかった!これだけは間違いないです。しばらくタブレットのトップ画像はスズキのままにしておこうかと。貴重な体験をありがとうございました。
  •  とてもたのしかった。耳石を取り出すのがとてもたのしくて趣味にしたいくらいだった。いろいろ新しいことも知れたし、とてもよかった。温度高いと基礎たいしゃのエネルギーいっぱいいるのはどうして?
  •  今回は実習をメインに行った。まず初めに大人のスズキの解ぼうを見た。何度も内臓は見たことがあったが、それぞれがどんな名でどんな働きをしているか知れておもしろかった。次の子どものスズキの耳石を見る実験では、耳石を取るのにとても苦労した。耳石が透明で、とても小さいからだ。分析すると生まれて46日のスズキだとわかった。魚をまた違う視点で見られそうだ。
  •  実際に解剖を見るのは初めてだったけど、魚はふだん刺身として見たり、お母さんが内臓出したりしているから全然平気で自分に驚きました。でもやっぱりにおいは気になってふと、人間を解剖するときもこんなにおいなのかなと思いました。耳石なかなか見つからなくて、せっかく見つかっても見失ったり散々だったので本当に申しわけないなあと思いました。すみません。今度こういう機会があれば成功したいです。魚もっと食べようと思います。
  •  私はスズキの耳石についてほとんど知りませんでした。今回はじめて耳石について知って、耳石だけで生きていた環境や年齢、日齢などの情報がわかるということにおどろきました。小さなスズキから耳石をとり出すときはとても苦労しました。しかしとり出せたときはとてもうれしくて、こんどつりとかで耳石をあつめてみたいと思いました。
  •  今回、魚の生態を詳しく観察させていただき、とても興味を持ちました。ここまでリアルな魚を詳しく見たことはなかったので、また家でも何度かしてみたいと思います。また耳石の取り出しはとても小さく透明なので苦労しましたが、何とか見ることができてよかったです。

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