京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

海洋生物資源の科学

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実習指導

澤山 茂樹 (海洋環境微生物学分野 教授)

チューター

岩田 祥平  (海洋環境微生物学分野)
中谷 彩乃  (海洋環境微生物学分野)
寺田 雄大  (海洋環境微生物学分野)

ボランティア

なし

実施場所

吉田キャンパス 農学部総合館N-586号室

実習内容

2種類の微細藻Dunaliellaからβ-カロテンなどのカロテノイドを抽出し、高速液体クロマトグラフィーで定量を行う。光学顕微鏡で細胞を観察後、細胞数を計数し、Dunaliella1細胞に含まれるβ-カロテンの量を計算する。

 Dunaliellaからのカロテノイド抽出
Dunaliellaからのカロテノイド抽出

高速液体クロマトグラフィーの説明
高速液体クロマトグラフィーの説明

光学顕微鏡によるDunaliellaの観察・細胞数計数
光学顕微鏡によるDunaliellaの観察・細胞数計数


受講生の感想

  •  今回はこれまでの実習とは異なり、計測が中心だった。そのため、作業に細心の注意を払わなければならないという点が不安だった。しかし指導していただいた通りに実験が行えてよかったと思う。また、これまでの実習では使わなかったピペットマンの使い方も学べて、研究室のおもしろさが少し感じられた。今回の実習では特にTAの方と教授の説明がわかりやすかったのでありがたかった。
  •  マイクロ単位の実験をすることは普段なかなか体験できず、ピペットマンや遠心分離や液体クロマトグラフィーといった見るのも初めてだという実験器具を使わせていただいて、貴重な学習経験となった。アスタキサンチンが意外と身の回りにいることを知って、目には見えないものによって様々な現象が起きているんだという不思議な実感がつかめたし、ミクロ・マイクロの世界もおもしろそうだと感じました。

  •  mLあたりの細胞数がドナリエラ サリナとドナリエラ バーダウィルで同数になってしまったのが残念。本来ならプリントアウトして、もっと広い範囲を正確に数えられただろうと思うと、もっと時間さえあればと。少量の藻を培養するのに数ヶ月単位かかるとお聞きして、長期スパンの研究、というものの底の深さに震えつつ、自分もいつかそのようなことに参加できたらと意欲がふくれあがる思いです。貴重な体験をありがとうございます。
  •  カロテノイドの抽出液がとてもきれいだった。計算の数が気が遠くなるほど小さくて、微細だなあと思った。アスタキサンチンをつくる微細藻類の話もおもしろかった。細胞に遺伝子を組み込むときに、何故小さいガラスのビーズを入れるのか聞き損ねた。無念。
  •  微細藻類は食物連鎖でも一番最初に食べられるし、小さいし、すごく弱そうと思っていたけれど、死海にもいれるくらい強いし、カロテノイドのパワーってすごいなと思いました。実際に実験に参加して1つのものを求めるためにたくさんのことをしないといけなくて大変でした。大学にある器材は高そうでさわるのにとても緊張しました。海と人間のつながりが感じられて楽しかったです。ありがとうございました。
  •  今回、今まであまり興味がなかった微細藻類について学びましたが、思いの外おもしろいと感じました。遠心分離やピペットマンなどの器具は少し使ったことがあり、液体を抽出するのもできると思っていましたが、とても細かく計り、操作を行っていたので、実験の正確さは大切だと思いました。これまで目もつけなかった微生物に少しずつ目を向けていきたいと思います。

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