京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

物理

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実習指導

藤岡 宏之(原子核・ハドロン物理学研究室 助教)

チューター

時安 敦史(博士課程 5回生)

森津 学(博士課程 4回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学部5号館 東棟 

実習内容

NaIシンチレータを用いてガンマ線の測定をおこなった。環境放射線および60Co, 137Cs の放射線源からのガンマ線を計測し、核種により決まった特定のエネルギーのガンマ線が放出されるため、そのエネルギーを決めることにより核種が同定できること等を学んだ。複数のガンマ線のピーク位置を用いて検出器のエネルギー較正をおこなった。また鉛板の厚さを変えてガンマ線の遮蔽効果について学んだ。

ガンマ線のスペクトルを計測。
ガンマ線のスペクトルを計測。

今回の実習で用いるNaIシンチレータ検出器。
今回の実習で用いるNaIシンチレータ検出器。


鉛板による遮蔽効果をグラフにプロットして傾向を調べる。
鉛板による遮蔽効果をグラフにプロットして傾向を調べる。

エネルギースペクトルを理解する。
エネルギースペクトルを理解する。


受講生の感想

  • 放射性物質 137Cs, 60Co, 40K から放射されるγ線のエネルギーの測定をして、またその結果から様々なデータを得るという事をした。直接γ線のエネルギーを測定するのではなく一度シンチレータで電気信号に置き換えてから計測するので、その変換式などを実際に計算して求めた。鉛によるγ線の遮蔽は鉛の厚さごとに対数グラフに示すと近似直線になって非常に興味深かった。
  • よく考えた。今までで一番考えた。自分でやってみると分かることも多くなると思った。片対数グラフ実はよく使われるもので、指数函数が自然界にある一端を垣間見た。そしてまたコンピュータを使った。コンピュータは欠かせないものなんだと思った。知識が向こうからやってくるのではなく、考えるのもおもしろかった。というかこっちの方が楽しい。
  • 今日はγ線を電子に変えてグラフと変換率を求めるという実習だった。ELCASの締めくくりの実習として最高の題材だったと思う。これまで学んだことを考えながら取り組めたし、今までの中で一番理解を深めることができたと思う。ELCAS全体としては、すごくエキサイティングだった。新しく知ることがとてもたくさんあったし成長したと思う。一つの話を聞いただけで疑問がたくさん浮かぶようになり、前にも増して好奇心が大きくなったように思う。貴重な経験をさせていただいてありがとうございました。本当に楽しかったです。
  • 今日はγ線の続きでパソコンを使ってデータ処理をおこなった。グラフに表すとき片対数のグラフと初めて出会った。難しいところもあったけれどおもしろかったし、物理について深められたと思う。
  • 今回は前回に引き続き、原子核ハドロン研究の実験の体験をさせて頂きました。内容は、γ線を測定することによって、異なる三つの物質の特定と鉛のγ線に対する遮蔽性を調べるというものです。最近は東日本大震災の福島原発の事故などもあり、放射性物質関連の事柄をよく耳にしていました。なので、今回の内容は非常に興味深いものでした。今まで半年間ELCASを運営してくださった方々、お世話になりました。本当にありがとうございました。ELCASで得たものは私の人生にとって大切なものになったと思います。
  • 今回の実習ではγ線を測定し、その数とエネルギーの関係について調べた。また、鉛で遮るとその厚さでどのように変化するかも調べた。パソコンや電卓を用いたが、自分でその法則について考えるのは楽しかった。対数については習っていなかったが、今回の実習で理解することができた。
  • γ線を測定する実習だったが結構コンパクトな装置で正確に測れてすごい。また遮蔽をするときに倍々でしているのに対数関数が出てきて驚いた。対数関数の知識をもっと得てもう少し詳しくわかればいいなと思った。

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