京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

物理

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実習指導

石野 雅也(素粒子実験研究室 准教授)

チューター

加茂 直之(修士課程 1回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学部5号館 302号室

実習内容

実習としては、ヒッグス粒子の不変質量を再構成して、ヒッグス粒子を自分でみつけることを目標としている。第1回目の実習である今回は、時間も短かったので、その発見をするための材料となるデータがどのようにとられたのか、そのデータをとるために利用している施設、機械がどのようなものであるのかを説明した。すなわち、加速器の説明(CERN研究所にあるLHC加速器)であり、その衝突した結果、発生する多数の粒子が痕跡を残す測定器についての説明である。

また、そもそも、素粒子物理がなにを目指しておこなわれている学問であるのか、物理学の中で、自然科学の中で、素粒子物理がどのような位置づけにあり、その学問としての価値がどこにあるのか、ということについても主観を混ぜつつ、おはなしした。

講義の様子講義の様子

講義の様子講義の様子


受講生の感想

  • ヒッグス粒子は粒子をぶつけて生まれたまでは知っていたが、ミューオンからいろいろ測ったり、運動量を測ることでみつけたと初めて知った。物理についても身の回りの物質を詳しく見ていくものだと思っていたが、本質的には、今わかっている力を統一していくものだと知った。難しいところもあったが、例を挙げたり、確認しながら進めてもらったので、分かりやすかった。
  • ヒッグス粒子について講義していただいて、非常に興味深かったです。ヒッグス粒子はよく名を目にしますが、実際にどんなものなのか、どうやって見つけるのか、詳しくは知らなかったので良い機会だったと思います。LHcのような加速器を用いても、そう簡単にはわからないことを知って、CERNのしていることはとてもすごいことなのだと改めて実感しました。またこのような最先端の研究に触れていきたいです。
  • 加速器のある程度詳しいしくみをはじめて知った。eVという単位も名前しか知らなかった。今回のELCASで僕がいちばん楽しみにしていたところの1つがこの素粒子実験の分野で、眠気も一気にとんでいった。そしてあらためて数学の部分の大きさを感じた。また、次回の実習で先生もはじめてというヒッグス粒子の実習をできるので、とてもまち遠しい。
  • 今日は、物理の中でも特に興味のあった素粒子やヒッグス粒子の話で、とてもおもしろかった。ヒッグス粒子が見つかってすぐの頃に聞いた公演よりも深く理解することができた。今までeVが何かとか、そういう単位のことまではきちんと理解していなかったことに気付いて、まだまだ勉強不足だなと思い知らされた。
  • 少し難しかったが、興味深かった。ビックバンが起こってからの時間軸とTeVスケールの話がすごく面白いなと思った。ニュースや新聞などでよく聞く「ヒッグス粒子」について、全く知らなかったし、エネルギーと粒子の加速がこんなにも親密に関わっているとも知らなかった。また、粒子を円周軌道にとどめるためには、超伝導磁石が鍵であるというのも驚きだった。難しくて理解できないところもあったけれど、次回が非常に楽しみになった。
  • 今回の体験コースの内容は、素粒子物理関連のことでした。この分野には興味があるので、大変おもしろかったです。今回お話をしていただいた石野先生は、以前CERNで実験をしていたということで、そのときのお話も少し聞けました。日本の素粒子物理学の研究所には行ったことがありますが、海外のものは行ったことがないので、とても興味深かったです。また、石野先生なりの物理学への思いも聞かせていただき、今まで触れたことのない考え方に触れることができました。本日はありがとうございました。
  • 今回は加速器で新しい粒子を測定する方法や加速器のしくみについて教えていただいた。その測定やしくみの複雑さに驚いた。他にも、物理学が世の中で起こっていることを単純に表そうとしている学問であるという考えに興味を覚えた。たとえば、電磁力、弱い力、強い力、重力がもとは一つであったという考え方などだ。新しいたくさんの知識を得ることができてよかったし、興味深い内容だった。次回が楽しみだ。

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