京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

物理

物理の2014年1月11日の内容はこちら

実習指導

延与 佳子(原子核理論 准教授)

チューター

なし

ボランティア

なし

実施場所

理学研究科5号館 511号室

実習内容

宇宙核物理学入門(谷畑勇夫著)を題材に、輪講(ゼミ)形式の理論実習を行った。原子核の起源、宇宙での元素合成、陽子と中性子の数が釣り合っている安定な原子核の性質(大きさやエネルギー)と、数がアンバランスな不安定核の崩壊など、原子核の概観を理解しながら、原子核の関連する話題に興味を持ってもらうことが目的で、各自が調べてきた内容を発表する形式で行った。難しい内容を含む場合にも噛み砕いた説明で、白板を使って図や式を交えて他の参加者にわかりやすく発表してもらった。それぞれのもった疑問や理解できなかったことを質問して議論することでハイレベルな内容の理解を深めた。

発表者が重陽子の結合エネルギーを質量の差で解説している
発表者が重陽子の結合エネルギーを質量の差で解説している

ベータ崩壊について自分の調べた内容を白板を使って他の参加者に解説している
ベータ崩壊について自分の調べた内容を白板を使って他の参加者に解説している


原子核のマジックナンバー(魔法数)を説明しているところ
原子核のマジックナンバー(魔法数)を説明しているところ


受講生の感想

  • 核物理学についてゼミ形式で行った。ゼミ形式は初めてだったので面白かったが、さわりのところだけでも十二分に難しかった。どう質問したら良いか分からないようなところが多かったので改めて勉強したいと思いました。
  • 今回は、宇宙の元素合成と関連した原子核物理の本をゼミ形式で皆で考えました。皆の発表は分かりやすく、とても濃い内容の2時間を過ごしました。また、皆自分の考えや疑問をどんどんと出してきてゼミ形式の良さが感じられました。このような貴重な体験ができる機会を与えてくださったELCASには感謝しています。
  • 初めてのゼミという形式て、皆でお互いに理解が深められたと思います。準備不足で反省することも多いですが、良い経験になりました。物理学をされている教授の話で聞いたことや、学校の化学で習った内容をより詳しく教わることができて楽しかったです。その場で分からないところを説明していただいたり、発表者がわかりやすく工夫した解説を聞いて、すっきりと頭の中を整理できたと思います。講座自体のレベルもかなり高いのですが、同じ講座を受けている人たちのレベルもとても高いので、刺激になります。残り回数も少なくなってきてさびしいのですが、最後まで精一杯頑張って、また楽しんでいこうと思います。
  • 今回初めて輪講というものをしました。自分の担当のところをただ単に説明するだけでなく分かりやすい例を用いれるよう努力しようと思ったのですが、本当に難しかったです。また読んでいて一つ一つについては説明できるようになったけれど一つの流れとして分かりやすく発表するというのは中々できませんでした。ですので来月の輪講ではもっと流れを意識した発表ができるよう心がけたいなと思います。そして、内容については本当にどれも興味深かったのですが、調べても考えても分からないというところが多々ありました。それを輪講できくことができたり、先生に直接聞くことができてとてもよいものだなあとも実感できました。今まで素粒子についての本を読んだことがあったのですが、原子、原子核についてはあまり知らなかったのでこの機会に色々と読んでみたいです。
  • ビッグバンに始まり、様々な素粒子物理の基礎をゼミ形式で交代で行いました。皆さんとても分かりやすい説明で、理解しやすかったです。なかなか(物理分野にいながらも)素粒子物理について調べることがほとんど無いので、新たな発見をたくさんすることができ、とてもためになりました。
  • 今回ははじめてゼミ形式の講義を受けさせて頂きました。予習で自分の担当になったところのレジュメを書いてみたりしたときは、核子が何かというような所からわからなくて大変でしたが、その時に湧いてきた疑問をたくさん講義で解決することができて、大変面白かったです。また、他の人の発表を聞いて、自分が読んだときにあまりはっきりしなかったことをわかりやすく説明してくれたり、また、その人の疑問をみんなで共有し、その答えを理解することができて、非常に良い勉強になったと思いました。また、今回の講義で殻構造と液滴構造の両方をもつという原子核にすごく興味をもったので、また調べたりしたいと思いました。
  • 今日は学校の時間割の関係でオープンコアコースには参加できず、体験学習コースだけの参加となりました。しかし、とても楽しく難しい勉強でためになりました。今回は原子核物理についてそれぞれが役割を与えられ、その与えられた範囲について、それぞれが発表するというものでした。学校では習っていない数学などもありましたが、先生の力も借りて何とか説明することができたように思います。また、物理コースの他のメンバーの事前学習の丁寧さにも驚きました。みんなとても深く調べていて、見習わなければいけないと思いました。次回ELCASも楽しみです。

平成27年度以前の
実施レポート

年度別の実施レポート