京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

生物学

生物学の2015年12月19日の内容はこちら



実習指導

船山 典子  (阿形研究室 准教授)

チューター

飯國 修司  (阿形研究室)
黒川 達矢  (阿形研究室)
中川 寛司  (阿形研究室)
福冨 雄一 (阿形研究室)

ボランティア

なし

実施場所

吉田キャンパス 理学研究科1号館101号室

実習内容

カワカイメン個体の発生段階を学ぶとともに、蛍光で可視化した骨格骨片を蛍光実体顕微鏡で観察する。観察をもとに受講生自らが仮説を立て、カワカイメン体内での発生現象のメカニズムについて模型を作製して議論・発表を行う。最後に、仮説と照らし合わせながら最新の知見を伝え、受講生の学びを深める。

カワカイメンの発生過程を学ぶ様子。
カワカイメンの発生過程を学ぶ様子。

可視化した骨格骨片を蛍光顕微鏡で観察する様子。
可視化した骨格骨片を蛍光顕微鏡で観察する様子。

仮説をもとに模型を作製する様子。
仮説をもとに模型を作製する様子。


受講生の感想

  •  カイメンを初めて見ました。芽球から成長した個体は、目玉焼きのように見えました。骨片細胞に注目すると、サボテンのように見えました。上皮細胞が、持ち上げられる過程と、骨片細胞との関係がとても複雑で興味深かったです。自分たちでプロセスを考えたり仮説を立てるというよい体験ができ、研究の楽しさをさらに感じることができました。カイメンとプラナリアの類似点の多さに驚きました。今回は、生物物理学という、私としては初めての学問に触れることができ、生き物が生きていくには、すごく複雑で神秘的なしくみが必要で、それを作ってきて遺伝させてきた生物の歴史は本物にすばらしく奥深いものだと思いました。生き物の未知のしくみを考えていきたいと思いました。阿形先生にお会いしたいです!
  •  今日は、お忙し中、興味深い体験をさせていただきありがとうございました。カイメンについては名前をきいたことはあったのですが、詳しく話をきくのは初めてだったので、とてもよかったです。自分たちで仮説を立ててみると、たくさんのアイデアが出てきて、途中で、ごちゃごちゃになったりしたけれど、良い経験ができました。カイメンの骨片についてもっと学びたいと思いました。これからの研究が楽しみです。
  •  今までの実験では、結果をある程度知った上で、それを実践するというものだったので、今日はじっくり頭を使って、仮説を立てるという、本来の実験であるべき姿を体験できたので良かったです。初めてこんなに頭を使いました。ありがとうございました。
  •  カワカイメンの骨片骨格形成の仕組みを考えることで生物のつくりの複雑さなどを実感することができた。今までの後期コースとは異なりディスカッションをしながら模型作成を取り入れた実習であったので楽しく取り組めた。双眼実体顕微鏡でみたカワカイメンは以前に見た小胞体のような網目状のつくりをしており、さらにカワカイメンは無性生殖できることには驚いた。他のグループの骨片骨格形成メカニズムの仮説を聴くことで自分の思考できる視野も広がったと思う。今回の実習においてカワカイメンについて興味を持てたので、他にも自分で調べてみたい。
  •  今までほとんど考えたことのない海面について考えてみたのがおもしろかった。未だ完全には解明されていないカイメンの骨格の移動や固定について自分たちが見たり、今日知ったりした知識だけ考察していくのはとても難しかったけれど、チームで意見を出しあって意見をまとめていく過程が楽しかった。他の班の発表を聞いていると自分が思いもつかなかったような意見やアイデアがあって多くの人と仮説を考えていくことで意見に多様性が持てるのだと思った。
  •  初めは骨片がどうやって立っているか、上皮細胞を持ち上げているか想像もつきませんでしたが、たくさん観察することで様々な仮説を立てることが出来、面白かったです。実際に模型を作ってみることで新しいアイデアも生まれ、研究って楽しいなと感じました。まだ完全に仕組みが分かっていない、最先端の研究に触れさせていただき、ありがとうございました。カイメンは完全にはじめから設計図であるわけではないのに、蛍光顕微鏡でみると外側に広がってきれいに見えたので驚きました。自然の美しさです。私たちが立てた仮説が正しいか確かめるためにはどんな実験をすればいいかまで考えられたらさらにレベルアップするというアドバイスもいただき、とても学びになりました。
  •  今回はカワカイメンの骨格形成についてたくさん考えた。人間のような脊椎動物は骨ができた場所で骨が固定され、成長するが、カイメンの場合はどうなのだろう。カイメンは骨格ができてそれが移動し体を支えるのだが、どのような仕組みで動き、どのように支えているのだろう。実態顕微鏡などで骨片を観察し、みんなでいろいろな仮説を立てて模型を作って考え、発表した。でも実際、カイメンはまだわからないことが多くとても研究のしがいがあっていいなと思いました。仮説を立てるのは楽しく、大学生になったら実際に検証のプロセスもやりたいなと思った。
  •  はじめて”カイメン”というものを知りました。骨格形成の過程が不思議な生物で自分たちが予想し、仮説を立ててモデルを組み立てるのは凄く楽しかったです。発表がちゃんとできなかったので、もう少し聞き手に伝わるような発表をしないなと思いました。
  •  今までの実習とは違って班ごとでそれぞれの結論を出すことはとても楽しかったです。自分の頭の中ではわかっていても、それを共有するのがとても難しいと思いました。カイメンは名前しか聞いたことがなかったので実際に知らないものを0から考えるのは難しいけれど、とても楽しかったです。その中で自分なりの解釈ものてたのでよかったです。蛍光で可視化したものはとてもきれいでした。また骨片が何本か重なっているのは1本では上皮を支えきれないからではないかなと思いました。今日のような話し合いながら自分たちなりの結論を出そうとすることは自分の足りないことや他の人の意見などをふまえて考えられるのでとてもいいものが出来上がるんではないかなと思ったので学校の部活でもたくさん意見交換をしようと思いました。最先端の研究を見せていただきありがとうございました。

平成27年度以前の
実施レポート

年度別の実施レポート