京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

生物学

生物学の2015年12月5日の内容はこちら



実習指導

西村 芳樹 (植物分子遺伝学研究室 助教)

チューター

上村 嘉誉  (理学研究科)
飯田 健一  (理学部)
木村 真由子  (理学部)

ボランティア

孫 啓翔  (理学部)

実施場所

吉田キャンパス 理学研究科2号館218号室

実習内容

紅葉は葉がクロロフィルを失うことで起こる現象である。
 イチョウ葉について、紅葉する前の葉と後の葉で光合成活性にどのような違いがあるかを、専門の機器を用いて調べる。
 また、クロロフィルは自家蛍光を示すことを踏まえた上で、実際に蛍光顕微鏡を用いて、イチョウ葉の中のクロロフィル蛍光を観察する。
 最後に、葉緑体は独自のDNAを持つことを理解し、単細胞緑藻クラミドモナスの葉緑体DNAを蛍光色素で染色して、蛍光顕微鏡を使ってその実態の観察を試みる。

生徒たちに対し基礎的講義を行うチューター
生徒たちに対し基礎的講義を行うチューター

蛍光顕微鏡による葉組織の観察を行う生徒と指導するチューター
蛍光顕微鏡による葉組織の観察を行う生徒と指導するチューター

クラミドモナスのDNA染色の手順について説明を受ける生徒たち
クラミドモナスのDNA染色の手順について説明を受ける生徒たち


受講生の感想

  •  光合成に必要不可欠な葉緑体について、そのDNAを染色することで実際に観察することができて興味深さを感じた。PAMを用いた光合成の活性を調べる実験は、理屈的にとても面白く植物の奥深さが感じられる実習だったと思う。ありがとうございました。
  •  まず、植物によって秋に色が変わることに対する名前が違うことを初めて知りました。すべて「紅葉」でまとめて呼んでいたからです。今日、朝に紅葉を見に行ってきたのですが、正しくは、「紅葉&黄葉」なのだなとしみじみと思いました。
    植物の細胞において、DNAがあるのは核、葉緑体、ミトコンドリアというのは知っていましたが、可視化することでとてもよく理解できました。皆さん個性的で面白かったです。ありがとうございました。
  •  ちょうど今回のテスト範囲が「光合成のしくみ」の分野で、とても面白かったです。学校で光合成について学んだときは「葉緑体にチラコイドがあって、そこに光が当たって電子が渡って…」と、やけに難しくて全然頭に入ってこなかったのですが、今回の実験でとても身近に感じました。説明もすごくわかりやすくて、こういう研究室って楽しそうでいいなあと思います。一番面白かったのは、クラミドモナスのDNAを可視化した実験です。葉緑体にもDNAがあるのって本当だったんだと感動しました。またいつか赤くきれいに染めて黄色の葉緑体DNAを観察してみたいし、他の植物(光合成のしくみが違うとかいうC4植物とかCAM植物とか)の葉緑体DNA、クロロフィル自家蛍光もみたいです。今日はありがとうございました。
  •  光合成でのエネルギーの変わり方が詳しく知れた。授業で習った1つのことも、つきつめていけばどこまでも深く知ることができることが実感できた。たくさんのことをもっと考えて知っていきたい。これからの科学者は最新の電子機器についていく必要があると感じた。PAMを使って光合成活性を計算する仕組みが興味深かった。植物が熱からのストレスへどう対処しているかが面白かった。蛍光観察で、DNAを可視化する観察が最も楽しかった。葉緑体の位置でDNAが染まっているのを観察することができた。その対応が面白かった。鞭毛もみれてよかった。眼点だけなぜ赤なのか気になった。色の見え方の話が進化にどう関係するかも教えていただけてうれしかった。クラミドモナスへの興味が増した。分裂を詳しく見てみたい。
  •  自家蛍光について初めて知りました。生物分野の実験・観察ですが、物理の知識を利用しその仕組みについて考えました。生物や物理といった分野にとらわれることなく広い視野で多方面から物事を観察することが必要だと感じました。
  •  疑問に思っていた紅葉している葉の光合成について知ることができ、疑問を納得して解決することができました。また、ミトコンドリアや葉緑体にもDNAがあるということを視覚的に自分の目で見て確かめられたので楽しかったです。
  •  今日は良い経験をさせていただきありがとうございました。これまで光合成についてはこんなに深く学んだことがなかったので、とても面白かったです。蛍光することでお手もわかりやすくとらえることができてよかったです。とても楽しく学ぶことができました。ありがとうございました。

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