京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

生物

生物の2013年12月7日の内容はこちら

実習指導

今元 泰(分子生体情報学分科 准教授)

チューター

なし

ボランティア

なし

実施場所

理学研究科1号館 422号室

実習内容

1.動物の視覚と色覚についての解説。
2.光の波長と色の関係の観察。
3.ヒトがもつ3つの色覚色素の吸収スペクトルを計算する。
4.二つの単色光を合成して、さまざまな色を再現する。
5.同じ色に見える光の波長分布を測定し、色覚色素
  の吸収スペクトルと比較する。

授業風景

LEDの発光スペクトルの測定
LEDの発光スペクトルの測定


色覚色素の吸収スペクトルとLEDの発光スペクトル
色覚色素の吸収スペクトルとLEDの発光スペクトル

エクセルでデータを解析中
エクセルでデータを解析中


赤と緑の光で黄色を合成
赤と緑の光で黄色を合成


受講生の感想

  • 今、一番興味をもっている生物物理分野の講座ということで大変興味深く聴講できた。とくに、目や波長のことについては、以前から興味をもっていたので、詳しく知ることができて本当によかった。Excelを使ってデータ処理、という新鮮な内容も、若干苦労はしたけれど(笑)、データを得られたときの喜びはひとしおだった。今回得られたデータだけでも大分感動したが、今後はそれを使って何か結論(?)を導きだす、考えるということもしてみたいと思った

  • 今回はパソコンを使っての作業でした。目がとっても疲れました。色素の吸収スペクトルをグラフにして視覚的にわかるように、赤、緑、青の三色の吸収スペクトルをExcelにプロットして計算してグラフ化しました。いつもは顕微鏡とにらめっこしたり移動して実験したりすることが多かったので、今回で新たな生物学の一面を知りました。打ちまちがえるとエラーが出たり値がずれてしまったりと正確さが求められる作業でした。最終的にはちゃんとグラフが出てよかったです。でも今回みたいにちまちまやっていたら全然仕事が終わらないので、現代人としてもう少しパソコンとお友だちにならなければと思いました。
  • 人は3色の色覚がベースになって色を見分けているわけですが、ニワトリには紫をたした4色があって、ミツバチや金魚には紫外線もあって、どんな風に見えているか知りたいと思いました。まだまだ光には奥がありそうなので、もっとくわしく調べてみようと思います。
  • とても興味深い授業でした。色覚の違いがグラフによって表すことができることが分かり、驚きました。また、進化に深く関係しているそうなので、とても重要な研究だと思いました。また、赤緑色覚異常の人のグラフを見て、「まだ人間のDNAには昔、夜行性だったときの地図(データ)が残っているのか」と知って、もしかすると今生きている生物の中のデータをさぐっていくと、生物がどのように進化していったのか、またどのような姿をしていた時代があったのかが発見できるのではないかと思いました。

  • 私は自らの研究テーマの一部に光度計を用いて吸光度に関するデータ集めをしています。その吸光度を求めるのに、こんなにも大変だとは思いもよりませんでした。また、Excelの難しさと、その大切さに改めて気づきました。今回の実習も非常に有意義で面白かったと思います。ちなみに、ミツバチは紫外線を見ることが出来ると聞いて少し驚きました。やはり、科学の世界には私の知らないことがたくさんあって、それらはとても面白く興味深いものだと改めて実感しました。また、人間の脳にだけでなく、目にもシナプスがあるということにもとても驚きました。やはり、先入観だけで物事を見つめるのは良くないことを改めて実感しました。次の実習も楽しみです。

  • 今回は、光に関する体験だった。人間など、たいていの動物にそなわっている目が日常の生活には欠かせないことは分かっていたが、目が認識する色の波長の範囲がそれぞれの動物によって異なることは知らなかった。人間には見ることのできない波長も見えるようになることで、動物の行動の仕方などが解明されていることに驚いた。人間には見ることのできない波長を見えるようにする遺伝子を作り出し、組み込むことで、新たなおもしろい見え方ができるようになると思った。目は人間にとっては最も重要な感覚器官だと思うので、目の謎についてさらに解明し、未知なる物質の発見もできるのではないかと思った。

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