京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

生物

生物の2013年9月7日の内容はこちら

実習指導

小山 時隆(形態統御学研究室 准教授)

チューター

吉原 聡宏(修士課程 1回生)

ボランティア

村中 智明(博士課程 2回生)

実施場所

理学研究科2号館 417号室

実習内容

植物の光周性に関する講義とアオウキクサの解剖実習を行った。講義では、イネが夏に花が咲くという例を挙げ、植物が日長の変化を感じ花をつける時期を調節し、環境に適応していることを知ってもらった。実習では、京大の水田から採取したアオウキクサと世界最小の顕花植物であるミジンコウキクサを用い、日長条件の異なる環境下で培養したウキクサを比較し、花の有無について調べた。また、ウキクサの形態や構造、増殖の仕方や、花(雄しべ、雌しべ)について生物顕微鏡を用い観察を行った。

アオウキクサの花芽形成位置について解説
アオウキクサの花芽形成位置について解説

光周性に関する講義中
光周性に関する講義中


生物顕微鏡を用いてウキクサの花芽形成の有無を調査
生物顕微鏡を用いてウキクサの花芽形成の有無を調査

ウキクサ解剖操作についての解説
ウキクサ解剖操作についての解説


受講生の感想

  • 大学の教室で普通におしえるようにおしえてもらうということはとても新鮮でした。思っていた以上に自由に観察できたので気になるものを思うぞんぶん見ることができました。これからももっと知らないことを知ってみたいです。ウキクサにはあまり注目したことはありませんでしたが、こんな小さな植物の中に規則性などのしくみがあることにはおどろきました。そのしくみが他の植物にも使われていると考えると、やっぱりどこかでつながっているのかと思いました。
  • これ程くわしく植物を観察したり、植物について答えたりしたことは今までになかったので、とてもよい経験になった。ただ見えている状態もなぜそうなっているのか、どんな理由があるのか詰めていくのが面白かった。イネがどの季節に実るのかなど、"当たり前"に考えていたことも実際は植物の生存戦略(?)にもとづいていたり歴史・地理的な観点に関連づいていることには、半ば感動も覚えた。滅多に使うことのない実験器具に触れることもできてワクワクした。これから生物の講座に参加すること、生き物に触れていくことがとても楽しみになった。
  • 初めてウキクサを観察しました。規則性がある、ない、どちら側が大きいなど、今まで気にしたこともない点に注目して観察しました。特に、規則性があるからといって生存に有利などのメリットがあるわけではなく。1番初めにどちらかが先にでたらずっとその形を作りつづけるためにどちらか一方にでるらしいです。今日が一回目で緊張していましたが、初めてピカピカの実験器具をつかって楽しかったです。花を見つけたときはこれが花?と思ってたけど、先生がおっしゃっていたように道ばたに咲いているのは、かなりデカくて立派だと思いました。すてきな仲間に出会えたのでこれからも楽しみです!!
  • ウキクサという植物の葉の出る方向が決まっているということや、ウキクサの生き方などいつも田にあってとても身近な植物なのに、あまり気にしていなかった植物にもいろいろな構造があるということを学び、自分のまわりの身近な生物を観察することは、とても大切なことだということが分かりました。
  • アオウキクサの観察そして驚いたのは次の葉の成長にはきそくせいがあるということです。常に右からでていくということには別に利便があるわけではないのになぜ右から先に出るのか少し疑問を持ちました。実際ウキクサという小さな植物を見るという機会がないので今回はとても良かったです。
  • 一つの話をいろいろな角度から知ることができておもしろかった。関連している話がいっぱい聞けて知識がすごく広がった。顕微鏡での観察では高校で使えないような物が使えてワクワクした。成長したらどの葉が大きくなるのかといった内容をみんなで観察しながら考えていくという経験ができた。オープンコアでは実際に偏光板をさわったり筒に球押したりする実験ができて楽しかった。次回もまた新しいことが吸収できると思うと嬉しい。次のオープンコアコースは生物分野だからぜひ参加したいと思う。顕微鏡での実験によってもっと身近な植物を見ていきたいと感じたし、田んぼのウキクサを見たら今日のことを思いだしてちょっとワクワクすると思う。オープンコアコースで違う分野の講義が聞けるのは本当に貴重だと思うし、意外なところに自分の興味があったりするのでとても嬉しいです。第一回ありがとうございました。
  • 生物を学ぶためには、他の理系科目はもちろん、歴史や地理などといった文系科目をしっかりと学ばなければならないと改めて実感しました。今回のうきくさの観察はとても面白く、葉の生え方にはある規則、すなわち対称性がある。ということを自分の目で確認することが出来ました。やはり、自らによって何かを調べることは誰かに話を聞くことよりも、より自分の力、血や肉になると改めて感じました。正直自分は要領が人並みよりも悪いので、目的に辿りつくのはとても時間がかかるという人間ですが、何とか見つけることが出来て、達成感があり、とても嬉しかったです。またうきくさはさといもの仲間(非常に近い)であることを聞いて驚きました。やはり、先入観によって物事を決めつけてばかりではだめだ、柔軟に考えなければならないと思いました。今日は実習を通して、より成長することが出来たと思います。次の実習も自分の成長の糧になるようしっかり取り組みたいと思います。
  • 今日の実習ではウキクサの観察、分解図を書いた。ウキクサをシャーレに載せるときにサクサクという音がしたので,なぜかと思っていたが、顕微鏡を見てみてウキクサの構造がよく分かるようになると原因がすぐわかった。普段の学校の授業では使うことのできないとても立派な顕微鏡を使い観察することができてよかったです。今回はまだ一回目だったが、これからの講義もとても楽しみにしている。立派な道具を使わせて頂きありがとうございました。植物に関する興味がよりいっそう深まった。

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