京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

生物

化学の2012年11月17日の内容はこちら

実習指導

岩部 直之(理論生物物理学分科 分子進化研究グループ 助教)

チューター

高橋 慶祐(修士課程 1回生)
赤土  碧(理学部 4回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学部1号館 106号室

実習内容

動物に最も近縁な単細胞生物である立襟鞭毛虫および研究内容について説明し、実際に倒立型顕微鏡を用いて観察した。

また、ヒドラ(刺胞動物)とアルテミア(節足動物)も実体顕微鏡で観察した。

分子系統樹の作成法を説明し、今回観察した生物が、実際のデータから作った分子系統樹上でどの位置にくるのか確認した。

最後に、「単細胞だった動物の祖先生物は、進化の過程でどのように多細胞になったのだろうか?」という問題について考えてもらった。

倒立型顕微鏡倒立型顕微鏡

立襟鞭毛虫および研究内容について説明立襟鞭毛虫および研究内容について説明


系統樹作成法について説明
系統樹作成法について説明


受講生の感想

  • 今日は、ヒドラとアルテミアと立襟鞭毛虫の観察をしました。どれも初めて見たのでとてもおもしろかったです。生物の進化のナゾは永遠のテーマだと思います。たしかにどうして単細胞生物から多細胞生物になったのか、不思議です。私は、多細胞のほうが、一度にたくさん子どもをつくれ、子孫を残せるのかな、多細胞の方が大きく生長するので、外敵に負けないためにかな、と思いました。今回、生き物の進化について考えて、命の重さについても考えさせられたような気がしました。遺伝子の違うところなどから系統関係が分かると言うことも学びました。目に見えない世界のもので、違いを見つけ、似ている似ていないが分かるなんて、本当にすごいなぁと思いました。
  • 今回は動物に最も近縁な単細胞生物について学ばせていただきました。進化の過程で、もともと同じ生物だったのにこんなにも違う生物になっているということに驚きました。ヒドラを見させていただいたのですが、想像でしか知らないものだったので、貴重な経験をさせていただきました。
  • 今日は最初に立襟鞭毛虫の研究内容について聞きました。動物の進化は、過去に動物、菌類、植物の共通祖先生物が同じところからだんだん進化して今、現存している生物があるんだなって思いました。生物の誕生は細胞からはじまっているって聞いたことがあるんですが、どんな細胞なのかなんで進化をしていったのか、過去に共通祖先生物が同じところから、それぞれ分枝していかなければならなかったのか不思議です。次に顕微鏡で、立襟鞭毛虫やヒドラやアルテミアなどを見ました。肉眼でも一応みることができました。アルテミアは肉眼でみるとチョコチョコしていました。でも倒立型顕微鏡で見るとバサバサしてて想像していた生き物とはちがいました。
  • 「何故多細胞生物になったのか」ということを考えていくのはとてもおもしろいなと思いました。私もいろいろと考えてみました。多細胞になればオン・オフができる、分化していけると教えていただいたので多細胞になることでトータルでのエネルギー消費量を減らせるようになるのではないかなと思いました。それではなぜ単細胞が多いのかということを考えると多細胞生物は大きいため単細胞生物を食べやすいので多細胞になる前に先に多細胞になった生物に食べられてしまったのではないかなと思いました。私は考えることがけっこう好きなのでとてもおもしろかったです!また、顕微鏡で実物のヒドラがみれてとてもよかったです。
  • 自分は単細胞生物のデメリットはもし分裂したものがクローンのようなものとなるならば環境がかわったときなどに一度に全滅してしまうリスクを負う必要がある事にあると思います。しかし、メリットとしては多細胞生物とちがって他の個体とであわなくても子孫(?)を残すことができるという点にあると思います。そのために多細胞生物は大きくなるのかもしれません。ヒドラは初めて実物をみました。正直な所思っていたよりも小さくて衝撃を受けました。個人的にはヒトに節足動物よりもヒトデのような棘皮動物のほうが近いことが驚きでした。
  • 今回は立襟鞭毛虫、ヒドラ(刺胞動物)、アルテミア(節足動物)の観察、系統樹上での位置を確認を行いました。ヒドラは教科書に載っている写真しか見たことがなかったのですが、実際に観察してみると予想以上に小さく、驚かされました。倒立型顕微鏡を用いて立襟鞭毛中を見てみるとかすかに鞭毛が動いているのがわかりました。襟がついているのは原核生物をひっかけて、捕食するためだそうです。アルテミアは小さいころ「科学と学習」という教材で飼育したことがあったので、また育ててみたい衝動にかられました。系統樹の作成は遺伝子配列の相違点を調べて特定するそうで、とても興味深いと思いました。ヒドラをもって帰らせていただけて、本当にうれしいです。学校で大切に飼育していきたいです。本日は貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
  • 立襟鞭毛虫のように単細胞なのに動物と近縁であるものがいること自体にまず驚きました。また、最後に、単細胞だった動物の祖先生物は、進化の過程でどのように多細胞になったのか。という問題を提示されましたが、答えがまったく思いつきませんでした。このようなことを考えることが大事であると改めて感じました。遺伝子のコピーの仕方や突然変異についても詳しく教えていただけてとても良かったです。

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