京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

生物

生物の2012年9月15日の内容はこちら

実習指導

井上 敬(形態統御学教室 講師)

チューター

橋村 秀典(理学部4回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学部2号館 202、213、B21号室

実習内容

細胞の運動様式について簡単な概説をしたあと、多細胞動物の細胞で広く見られる仮足運動に焦点を絞って、原生生物(アクラシスと細胞性粘菌)の仮足運動を実際に位相差顕微鏡を使って観察した。顕微鏡をのぞいてみただけではわからない細胞の形態変化は、タイムラプス撮影によってはっきり認識できること、また、緑色蛍光タンパク質 (GFP) を導入した細胞を用いて、生きて活動している細胞の中における特定の分子の分布変化をリアルタイムで観察できることを体験した。一方、細胞性粘菌の多細胞化の各段階を実体顕微鏡で観察した。最後に、今回撮影した動画を材料として、ImageJを用いた画像解析の一端を体験した。

ImageJを用いた細胞運動の解析
ImageJを用いた細胞運動の解析

位相差顕微鏡での細胞運動の観察
位相差顕微鏡での細胞運動の観察


タイムラプス撮影した細胞の集団運動
タイムラプス撮影した細胞の集団運動


受講生の感想

  • 学校では光学顕微鏡しかなく、実験も少ないのでELCASでいろんな顕微鏡をみられるのはとても 面白いし、よい経験になりました。また、学校では絵でしか見たことがなかったタマホコリカビが見ることができ、学習してきたことと照らし合わせてみるとイメージと全然違っていてとても驚きました。 タマホコリカビはもっと速く動くと思っていましたがとてもゆっくりでした。やっぱり学校で勉強するだけでなく実際に見てみることも大切だなと思いました。私は顕微鏡を使うのが結構苦手だったのですが先生方のご協力のおかげでなんとかピントがあってよかったです。
  • 今回はタマホコリカビを実体顕微鏡で観察しました。私が見たのはムラサキタマホコリカビで、他にも赤色や黄色のものがあるそうです。単細胞生物が集まり多細胞生物になるというサイクルがずっと繰り返されるそうで、とても興味深い生物だと思いました。アメーバ状になって動きまわっている様子がおもしろかったです。単細胞生物から多細胞生物になるときにお互いがフェロモンでひきよせあい、1つの個体になる目安(何十個から何万個まで)が種類によって異なっているそうで、一体どのように認識しているのか不思議でした。2週間前も使用した共焦点顕微鏡でみた画像も素晴らしかったです。今回も貴重な体験をさせていただいてありがとうございました。
  • 2回目のELCASでは細胞運動を見、測らせてもらいました。今回の実習で最も印象に残ったのは、実体顕微鏡と生物顕微鏡の2種類を使った、細胞運動の観察です。トウモロコシの葉脈を観察したり、微生物の運動を観察し、スケッチをしました。微生物たちは思っているよりもかなり動くのでスケッチをとるのが難しいと感じました。また、細胞の中の物質の流れるさまをまじまじと見ることができて良かったと思います。前回にも共焦点レーザーについて学習したのですが今回移動体を見ることで改めてこの顕微鏡のすごさを実感しました。
  • 前回は、植物の細胞を見ましたが、今回は動物の細胞を見ることができました。口の粘膜の細胞を見たことはありましたが、生きて動いている細胞をみることができて感動しました。粘菌というものも観察しました。肉眼では見えないほどゆっくり動いていて、でも、一生懸命生きているんだなぁと思いました。実体顕微鏡での観察では上からの光源と下からの光源とで、見え方が全然違って、おもしろかったです。 ヒトをつくっている細胞は、広く見ればどれも同じものだと思っていたけれど、動き方で3種類に分かれることを初めて知りました。やはり、目には見えない小さな世界は、とても、奥が深いと感じました。 また新たに知識が増えたり、触れたことのある機具、見たことのある世界が増えてよかったです。次回も楽しみです。
  • 今回は顕微鏡の使い方を詳しく学んだり、顕微鏡で見たものを画像解析してもらったりしてそれを見せてもらったりした。粘菌の流れを見せていただいたりしたのですが、それがとても興味深かったです。アメーバをスケッチするのが難しかった。

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