京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

生物

生物の2012年9月1日の内容はこちら

実習指導

西村 いくこ(植物分子細胞生物学 教授)
嶋田 知生(植物分子細胞生物学 講師)
山岡 尚平(植物分子細胞生物学 特定助教)

チューター

阪井 裕美子(修士課程1回生)
高田 智功(修士課程1回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学部2号館 221、225号室

実習内容

はじめに、西村教授によるミニ講義をきき、当研究室で行なっている研究の概要を理解する。

 次に、植物研究において広く行われている3つの実験、すなわち、1. シロイヌナズナの種まき、2. アグロバクテリウムを利用したタバコ細胞への遺伝子導入、3. 共焦点レーザー顕微鏡を用いた蛍光タンパク質で標識された細胞内小器官の観察、を行う。2.では、菌液の濁度を分光光度計で測定し、適切な濃度かどうかを確認した後に、植物体に導入する。また3.では、2種類の顕微鏡を用いて、細胞内小器官および原形質流動の様子を観察し、これまでに学んだ図と植物細胞の実際の姿との違いを考察する。

 最後に、ラボツアーを行い、研究室の設備および研究風景を見学する。

共焦点レーザー顕微鏡観察
共焦点レーザー顕微鏡観察

クリーンベンチ内でのシロイヌナズナの種まき
クリーンベンチ内でのシロイヌナズナの種まき


植物栽培室の見学
植物栽培室の見学


受講生の感想

  • 今日は初めての体験授業で何やるんだろうなって思っていました。私の想像は顕微鏡みて細胞を観察して見るだけかなって思っていましたが、無菌の状態で種まきをしてみたり、顕微鏡でみたものをコンピューターで拡大したり、見る方向をかえてみたりして想像していたより楽しいことができて良かったです。よく実験室でみる無菌状態にして何か操作するということは今までに一度もなかったので、とても楽しかったです。また、Agrobacteriumを利用してDNAを植物細胞内にいれる実験では手袋をつけて実験する本格的なことをしたことがなかったので、手が震えてなかなかすぐにできませんでした。顕微鏡では様々な細胞をみて学校では見ることができないところまで見れたので勉強になりました。
  • 顕微鏡でさまざまなものが見れて良かったです。一番驚いたことは、学校でもらっている資料集の写真とは細胞の様子が全く違っていたことです。先生方の仮説などもきくことができて生物に対する興味がよりいっそう深くなりました!!また、シロイヌナズナの種まきはなかなか種がうまくとれませんでしたがなんとかできてよかったです。カビが生えないよう祈っておきます。また、アグロバクテリウム法による遺伝子の導入は、きれいにタバコの葉にしみわたっていくのが見えてとても面白かったです。パーティクルガンは本物の銃みたいで音に少しびっくりしました。また、西村先生のプレゼンテーションを最初にきいておいたおかげで知識の少ない私でもけっこう理解することができました。今日は初めてで少し緊張しましたが先生方、院生の方々が丁寧に教えて下さりとてもありがたかったです。
  • 普段学生である私たちがまず見る事も入る事もできないような場所で簡単ながらも実験をさせてもらえて、貴重な時間となった。 いつもの ”勉強” というと固くて面倒なものというイメージしかないが、ここでなら自分から進んで “勉強” をするだろうなと思った。植物にははっきり言って生物というより ”モノ” という見方が強かったためにさして興味をもっていなかったが、今回の体験学習で原形質流動やミトコンドリアなどの ”生物” らしい植物の一面をみることができ植物に少し興味がわいた。ところで今回のシロイヌナズナの種であるが、ほぼまちがいなく私のプレートにはカビが入って、生える事になるはずだと思う。もっと落ち着く事が必要なのかもしれない。
  • 京都大学で、普段はできない貴重な体験をさせていただいて、本当に感動しました。シロイヌナズナが全てのゲノムが既知されていて、世代時間も短く、研究に最も使用されている植物だということを初めて知りました。虫の研究はハエを多用すると聞いたことがあるので、同じような感じではないかと思いました。共焦点レーザー顕微鏡を使って発行している核やミトコンドリア、液胞などを見て、原形質流動の様子がとてもよくわかり、特に液胞は教科書に載っているなめらかな楕円形とはまったく違っていて、陥入している部分がゆらゆらとゆれている様子がおもしろかったです。シロイヌナズナの植えつけや、タバコに発光する遺伝子をもたせた細菌を感染させる実験が楽しかったです。研究室もたくさん入らせていただいて色々な機械を見せていただき、本当に様々な体験ができた1日となりました。 
  • 初めての体験学習コースでしたが、周りの方々となじむこともでき、落ちついてお話をきくことができました。いろいろな実験の中で最も興味深かったのは、タバコの葉へアグロバクテリウム法を用いて遺伝子を導入したものです。自分たちでもできるほどの簡単さに驚きました。実際に使われている機材を触らせていただいてうれしかったです。顕微鏡の性能はすごいと思いましたし、輪切りにしてまるでMRIのように小胞体を見られる点にも感動しました。研究室見学では、現場の雰囲気を感じることができて、良かったと思っています。
  • こんなに大学の中を見てまわったり、高度な実験をしたりするのは初めてで、とてもいい体験になりました。細胞を顕微鏡で見るのは、普段の生活では見ることのできない小さな世界を見れて、おもしろかったです。植物を研究するために一番初めに必要なこと、種をうえる作業は、とても小さい種をいくつもいくつも植えて、気が遠くなりそうだけど、楽しかったです。菌やカビが入らないように、いろんな技術や工夫があって驚きました。前から「ひかる」など、それぞれの性質の遺伝子を入れて植物などにつける、とは聞いたことがあったけど、実際にやってみることができて感動しました。菌液がタバコの葉にしみ込んだとき「おぉ、今感染してるのか!」っておもいました。研究室の見学では、見たことない機械やテレビドラマとかで見たことがある機械が見れて面白かったです。ピペットマンは印象的でした。こんないろんな機械や器具を使っていろんな実験をしてみたいなと思いました。一回目のELCAS、とても楽しかったです。次からも楽しみです。
  • 顕微鏡で教科書には載っていないような様々な細胞小器官を詳しく見たり、立体的に見れたりして楽しかったです。また、バクテリアを植物に感染させる実験では、様々な器具を使用しましたが、どれも学校にあるようなものとは比べものにならないくらい高度で、便利であることにとても驚きました。その他にも、様々な部屋を見せてもらえたりして、どのような感じで研究者さんが研究しているのかが、垣間見えたような気がしました。

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