京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

生物

生物の2011年12月3日の内容はこちら

実習指導

藤吉 好則(構造生理学教室 教授)

チューター

志甫谷 渉(理学部4回生)

ボランティア

西川 幸希(共同研究員)、 鈴木 博視(共同研究員)
下村 拓史(共同研究員)

実施場所

理学部1号館413号室、構造生理学棟3階

実習内容

電子顕微鏡を用いたマウス脳組織の超微細構造の観察。

マウスの灌流固定法、固定後の組織の脱水、樹脂への置換と包埋、そして重合してから超薄切片までの一連の作成方法をスライドで説明した。時間の都合上スタッフ側が用意した切片を用いて、電子顕微鏡での観察を行ってもらった。

視野移動、倍率の変換や撮影などは実際に高校生達に行ってもらい、電子顕微鏡を用いないと見ることが出来ない細胞内構造(細胞小器官)の観察を行ってもらった。電子顕微鏡についての説明や、細胞の微細構造について説明を行い、生物への興味を高めてもらい、理解を深めてもらえたと思う。

電子顕微鏡による観察の様子
電子顕微鏡による観察の様子

観察のための試料作製法についての説明
観察のための試料作製法についての説明


マウス大脳シナプスの電子顕微鏡像マウス大脳シナプスの電子顕微鏡像


受講生の感想

  • 電子顕微鏡を初めて使ってとても新鮮でした。細胞をあんなに細かく見たことがなかったので、いい経験になりました。シナプスに興味があったので、じっくりと観察できてよかったです。教科書でしか見たことのない、ミトコンドリアや核も本物を見れてよかったです。他にも、知らなかった細胞のことを知れて勉強になってとても楽しかったです。また機会があれば電子顕微鏡を使ってみたいです。このような経験をもっと沢山したいので、また、合宿へ行きたいです。
  • 今日は電子顕微鏡を使うのは初めてだったのですが、うまく細胞の形を見ることができてとても良かったです。始めはよくわからないものが画面に映っているだけだったのですが、詳しい説明をいただいたおかげでなんとなくですが、脳の細胞や血管がどのように並んでいるのか分かったような気がしました。血管の周りを電気が漏れるのを防ぐ膜みたいなものが被っているというのは新たな発見で驚きました。今までの顕微鏡とは比べ物にならない倍率の顕微鏡で見ることができてとても楽しかったです。
  • 今日初めて電子顕微鏡を操作した。今までよく見慣れた細胞や核だけではなく、ミトコンドリアの二重膜や核膜、リボソーム、ゴルジ体など図だけでしか見たことのないもっと小さな世界を実際に見ることができて、とてもよかった。特に、シナプスにあるシナプス小胞が本当に袋状のものが並んでいるものとして見ることができとても印象に残った。電子顕微鏡で見るためには、見る前に非常にたくさんの準備をする必要があることを知ってとても驚いた。
  • 教科書に写真がのっているようなミトコンドリアや核といったものを、実際に電子顕微鏡で探し見ることができた。ミトコンドリアの内部を見れたときは少し感動した。科学の発展した現在でも、まだ細かすぎて見えないところや染色する薬の限界などがあり、ただ、倍率が上げられるようにすればいいわけではないのが不思議だ。もっと時間がかかる作業もあるようなので、そういうのも体験したいので、合宿があればいいと思います。
  • 今日は生まれてはじめての電子顕微鏡を使わせていただきました。電子顕微鏡は今まで名前を聞いたことしかなくて、どんなものだろうと思っていたので、観察することもできて本当に嬉しかったです。教科書で見ていたようなミトコンドリアや書くの内部がよく見えて驚きました。脳のとても細かい毛細血管の壁の構造がわかるくらい見ることができました。電子顕微鏡は構造も高度だけど、試料を作るのも高度な技術が必要だとよくわかりました。合宿に行きたいです。
  • 初めて電子顕微鏡の実物を見たので、とても感動しました。想像よりも大きく、値段も数千万もすると聞き驚きました。学校の生物の授業で細胞の構造を習ったときから、細胞に興味を持っていたので、今回電子顕微鏡で細胞の構造を観察することが出来て何もかも新鮮でとても楽しかったです。実際に電子顕微鏡の操作をやらせてもらえて貴重な体験ができました。また、電子顕微鏡を使って細胞を観察するには、超薄型切片法という方法を用いることを初めて知りました。この方法には何段階も準備が必要で、観察以前に試料を作成することに多くの時間がかかるようなので、とても驚きました。今回も貴重な体験をすることができて楽しかったです。ありがとうございました。今後も様々なことを体験したいので、また合宿に行きたいです。

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