京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

生物

生物の2014年2月15日の内容はこちら

実習指導

高橋 淑子(動物発生学研究室 教授)
田所 竜介(動物発生学研究室 助教)

チューター

荻野 崇(理学部 4回生)
近藤 忍(理学部 4回生)

ボランティア

渡邉 忠由(動物発生学研究室 研究員)
川地 輝明(動物発生学研究室 博士課程 2回生)
高瀬 悠太(動物発生学研究室 教務補佐)
吉野 剛史((動物発生学研究室 研究員)
熱田 勇士(動物発生学研究室 研究員)
高橋 輝明(動物発生学研究室 教務補佐)
村井 英隆(動物発生学研究室 教務補佐)

実施場所

理学研究科2号館 422号室

実習内容

発生途中の鶏卵に小窓をあけ、ニワトリ胚を卵の中で観察する。胚を見やすくするために、胚と卵黄の間に墨を注入する。卵の中での観察の後、胚をシャーレ上に取り出し、組織を解剖して詳細な観察を行う。観察の際には、適宜スケッチ・写真撮影を行う。

ニワトリ胚の観察
ニワトリ胚の観察

高橋教授による講義風景高橋教授による講義風景


10日目胚の解剖

10日目胚の解剖


受講生の感想

  • 最後の実習ということもあって、今までで最も楽しく、いろいろなことを学ぶことができた実習でした。かつてお会いしたことがある高橋淑子先生のお話を聴くことができ、先生たちのご指導のもと、ニワトリの有精卵を開く実験ができました。今まで行ってきた実習の中でもわりとグロテスクな部類に入る実験でしたが、生命の神秘や、命の尊さをより主観的に、直接的に学び、感じることができたと思います。生物科というのは、数学科や物理科と比べて直接的に生物に触れるので、命を無駄にすることなく、利用した生命から多くのことを学び、感じ取り、何らかの役に立てるべきだと思いました。もうこの実習でELCASの体験学習コースは最後だと思うと、とても寂しく思いますが、今までに学んだたくさんの知識や、得た経験や、かけがえのない思い出を胸に、これから待ち受けているであろう様々な壁を乗り越えていきたいと思います。 ELCASを企画、協力してくださった教授や大学生、大学院のみなさん、今まで本当にありがとうございました。そして、また機会があればよろしくお願いします。
  • 今回はニワトリの卵を観察するものでした。自分で卵の黄身を傷つけないように殻を開け、観察したい胚の下に墨を注入し、胚を見やすくしてから顕微鏡で観察し、スケッチをしました。受精後の1日おきの卵を観察したが、成長の過程がとてもよくわかった。1日違うだけの卵にも大きな変化がありニワトリの成長の早さをとても実感できた。卵の殻を開けたり、胚の下に墨を注入する作業も手本を見ている限りでは簡単そうだったが、いざ自分でやってみるととても難しく、うまく墨が入らないなど苦労した。動物の生命を扱った実験だったので今回命を捧げてくれたニワトリへの感謝もしたい。ELCAS最後の実習でとても面白い体験ができ、よかったと思う。
  • 今日はELCAS最後の実習でした。この半年、かなり貴重な実習を受けさせてもらえることができて本当に良かったです。最後の実習はニワトリの卵を使って生物がどのようにできていくかの観察をしたのですが、いつも理科の資料集などで見るものは勿論静止画なので、決まった場所しか見ることができなかったので、今回自分の見たいところを存分に見ることができました。最初の方は見るための準備の、中の胚の下に墨を入れるという作業がなかなかできなくて苦労しましたが、3,4回やっていくうちに普通に見えるようになるくらいまでに上達する事が出来ました。私は有精卵を扱うのは初めてだったのですが、1日目、2日目と、日を重ねていく内にヒヨコの形になっていく様子はとても面白かったです。1日目の時にはほとんどその形が出来ていることに驚きました。その10日目のものを解剖する事が出来たのですが、あまりうまくできなくて見た目が汚くなってしまいました。それでも自分ですることが出来たのでこの臓器の下に何があるのか、どのように体に配置されているのかを詳しく見ることができました。目を解剖してみたときは思った以上に綺麗に光彩を見ることができました。 この半年のELCASの前から生物が大好きでここに来たのですが、この半年で好きというだけでなく、もっといろんなことを調べてみたいと思いました。この大学の理学部に入って研究をしてみたいです。
  • 一番最後の体験コースが高橋先生の教室という事でご縁というか、そういうものを感じてとても嬉しくなりました。実験も驚きの連続で、たった一日の違いで生命が形を大きく変えることを知り本当に感動しました。これまで沢山の研究室にお邪魔しましたが、自分が「生命を学びたい」と思うようになった原点である先生の研究室で実験させていただくことで、自分がこれから目指すべき道が見えてきたようにも感じました。このような素晴らしい体験ができた裏には、大変手厚くサポートして下さった方々のご尽力があり、本当に感謝しています。また、実験のために自分で動物の生命を奪うということもこれまで体験しなかったので、これから生物学を学ぶ上で非常に良い体験となりました。今日感じたことを心に留めておきたいと思います。
  • 今日はたまごづくし!!でした。ヒトの発生の謎や遺伝子の病気の解明のためにも、胎児や胚の間の成長過程を観察して、疑問を持ってやるというのはとても大事だと思いました。ヒトも他の生き物も成体は全然姿が違うのに、発生のときはほとんど見かけが変わらないというのは、とっても不思議です。また、太陽の光を浴びて体内時計をリセットする私たちや植物とは違い、細胞分裂や分化が、太陽の光も何もない殻の中で時間通りに規則正しく行われていくのもとても不思議です。不思議でもあり、生命の神秘的なところでもあると思います。何個も何個も卵を準備してくださり、手とり足とり手順も手伝ってくださり、ありがとうございました。1日目、2日目、3日目、4日目、10日目・・・と日が経つにつれ、たった1日しか経っていなくても、血管がどんどんはりめぐらされ、目も大きく黒くいなっていき、手足の成長や心臓のドクドク感が増していき、直に生き物を見たという感じです。自分もこのようにして生まれてきたのだなあと、これまた面白い気持ちになります。観察のために生まれることができなくなった生き物にも感謝しつつ、ヒトという種は、どんなふうに進化していくのか気になります。ELCASも最後になってしまい、さびしいですが、貴重な体験をさせていただいたので、自分が何か研究するときには役立てます。ありがとうございました。
  • 顕微鏡で赤血球の動き、心臓の拍動などを間近に見て、「生き物ってなんて素晴らしいのだろうか」と、とても感動し、生物がどれだけ進化してもその根元にあるものは変わっていないんだと知りました。また自分と他の種の生物の繋がりを体験を通して実感する事が出来ました。また人類が誕生し、他の生物と違い様々なことを考え、活動する能力がとても発達したのには何か意味があるのではないかと思いました。

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