京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

生物

生物の2010年5月1日の内容はこちら

実習指導

森 哲 (動物行動学研究室 准教授)

チューター

稲森啓太(博士過程6回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学部2号館315号室 京大農場

実習内容

始めに動物行動学という学問のおおまかな概要と、動物は種によって見える色彩波長領域が異なり、それに基づき行動を決定していることを学んだ。その後、北部キャンパス内の農場に移動して、各々が自由に、様々な色彩の動植物を採集した。講義室に戻り、視覚を用いた動物のコミュニケーション手段を調べる手法の一つである、スペクトロメーターによる色の測量を体験した。モンシロチョウやアマガエル、多様な色彩を持つ様々な植物の花びらなどを材料として、その表面の紫外線領域を含めた反射波長分布を測定し、動物と動物が利用する植物の色彩を客観的に評価する手法を学んだ。

動物行動学についての講義の様子
動物行動学についての講義の様子


 野外での動植物採集
野外での動植物採集


スペクトロメーターを用いた色彩の測定
スペクトロメーターを用いた色彩の測定


受講生の感想

  • 動物によって、色の認識が違うということで、モンシロチョウと雄と、雌は一見同じに見えても紫外線を吸収するかしないかという大きな違いがあるとわかってびっくりしました
  • 今回は、生物が本当は、どの様な色を見て、なぜ、その色を見るように(目が)なったのかについて、色々と教えてもらいました。スペクトロメーターを使って、光の波長を観察しました。その中で、モンシロチョウは形と人が見える可視光でオスとメスを見分けることは出来ないですが、実際は、紫外線の反射で見分けていることには改めて生命の不思議さに対して驚きました。なぜ、その方法でオスとメスを見分ける様になったかのについて疑問を持ちました。
  • 今日は採集が面白かったです。昆虫(チョウ)は、紫外線が見えることにより、オス、メスを見分けられるんだと分かって、すごいなあと思いました
  • 今日は採集して、紫外線を当てて、色をみました。虫は紫外線が見えるので、私達とは違う世界が見えるようです。うらやましいです。世の中には紫外線を反射しているものが多いそうで、人間はいちいち調べないといけないので、くやしいです。
  • 農場に行って、どの波長を反射するかを調べたいものをとってきて測りました。白いものでも紫外線を反射するのとしないのがあって、シロツメグサは紫外線を反射したので驚きました。モンシロチョウのオスは紫外線を反射しなくて、メスは反射するのですが、見た目での区別はできなかったのでおもしろいなと思いました。とても楽しかったです。ありがとうございました。
  • 動物が見える色って若干人間とずれていることから、色んなものの色を測定した。だけど思ったよりも紫外線を反射しているものが少なくて驚いた。
  • 最初、今日の体験学習コースでチョウを使うと聞いて少し驚きましたが、実験は楽しかったです。人の目で見える世界が全てではないんだなと改めて思いました。モンシロチョウがオスとメスで見え方が違うと知ってはいましたが、実際数値を見れて勉強になりました。
  • モンシロチョウのオスとメスでは予想していた以上の色の差があり驚きました。紫外線を反射するといわれただけではヒトは紫外線が見えないので実感がわきませんがスペクトロメーターを通すとはっきりした結果が見えるのでよく理解できました。動物によって見える色の範囲が異なるゆえ、見える世界も異なるのは不思議です。

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