京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

生物

生物の2010年4月17日の内容はこちら

実習指導

佐藤ゆたか (動物学 発生ゲノム科学研究室 准教授)

チューター

久保純(教務補佐員)
太田尚志(博士過程1回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学部植物園分室

実習内容

PCを用いて、ゲノム配列を実際に解析することで、遺伝子やタンパク質配列に関しての理解を深める実習を行った。前半はアルデヒド脱水素酵素を例に遺伝子の構造、発現、タンパク質への翻訳、変異(SNP:一塩基多型)、およびその結果としての表現系について講義を行った。後半は、実習生に2つの班にわかれてもらい、課題解決の実習を行った。  ひとつめの班は、人の言語能力に関するとされる遺伝子FoxP2遺伝子に関して、ヒト、チンパンジー、マウスの3種において、タンパク質配列を比較し、ヒト特異的な重要な変化を調べた。  また、二つ目の班は、ABO式血液型を決定する遺伝子であるABO遺伝子について解析を行った。A型、B型、O型の血液型の違いが、ABO遺伝子のどのような変異によるものかを、調べた。 最後に実習生には発表してもらう場を設け、議論を行った。

前半の講義の様子。アルデヒド脱水素酵素を例に行った。
前半の講義の様子。アルデヒド脱水素酵素を例に行った。


解析実習中の様子。2つの班にわかれてFoxP2遺伝子、ABO遺伝子について解析を行った。
解析実習中の様子。
2つの班にわかれてFoxP2遺伝子、ABO遺伝子について解析を行った。


発表の様子。解析した内容を発表してもらい、議論を行った。
発表の様子。解析した内容を発表してもらい、議論を行った。


受講生の感想

  • A型とB型とO型のアミノ酸配列を調べて、どうしてA型、B型、O型が生じるのか調べました。A型とB型の差は、2つのアミノ酸の違いからくるもので、O型は一つの遺伝子の欠損からくるものだとわかりました。少しの差で、表現型が大きく変わってしまうのにびっくりしました。
  • 今日はDNAの配列を調べることにより、何によって、その生物の機能を変えられているのかを確認しました。本当に、小さな変化で、こんなにも大きな変化が起こるのはすごいことだと思います。手の形や言語能力など、生活に関係していることばかりなのでDNAは生活習慣に適応する何かがあることにも生物の神秘さを感じました。
  • 今日はパソコンを使いました。 課題1 FoxP2の解析は、パワーポイントを使って発表しました。 むずかしかったけど、楽しかったです。
  • 今日はアミノ酸配列を比べたりをしました。課題を考えて発表するというのがあり、まだまだだなぁと実感しましたが、人の考えや考察がきけてためになりました。
  • ALDH2とABOという遺伝子について塩基配列、アミノ酸配列を見ました。 ABOの違いはアミノ酸配列の一部が違うだけで生じるものだとわかり、それだけなんだなと思いました。 プレゼンテーションの資料を協力して作って大変だったけど楽しかったです。 たくさん教えていただきありがとうございました。
  • ネット上のソフトを使ってDNAやたんぱく質の分析とか比較をしました。喋れない動物と人間では2つしか塩基配列が違わなくてびっくりしました。 もっと詳しく知りたいと思いました。
  • 今日は久しぶりにPCを使った実習でした。私はPCの操作が苦手なので、とても苦労しましたが、とても勉強になりました。 実際に解析した言語に関するFoxP2遺伝子についての考察など、知らないことが多くて、いろいろな発見がありました。

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