京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

生物

生物の2014年2月1日の内容はこちら

実習指導

疋田 努(動物系統学研究室 教授)
岡本 卓(動物系統学研究室 助教)

チューター

森山 純(修士課程 1回生)
谷戸 崇(修士課程 1回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学研究科2号館 217号室

実習内容

トカゲ類の標本を観察し、鑑別形質となる鱗の特徴を説明した後、シナトカゲの3亜種の標本を観察し、頭部の鱗のスケッチを行った。その後、どれがどの亜種になるかについて、解説した。トカゲ属では、幼時の体色が重要だが、成体では、模様が消失するために体色では成体の同定が難しく、鱗の特徴から見分けることが可能だが、変異が重なるので、同定が難しいことを説明した。

シナトカゲ3亜種の標本観察
シナトカゲ3亜種の標本観察

スライドを使ってのトカゲ類の説明
スライドを使ってのトカゲ類の説明


シナトカゲの頭部のスケッチ
シナトカゲの頭部のスケッチ

シナトカゲの鱗の観察と頭部のスケッチ
シナトカゲの鱗の観察と頭部のスケッチ


受講生の感想

  • 今日は部屋に入ったときに大きなインパクトを受けました。こんな風にビンにトカゲが入れられているのを見るのは初めてでした。魔女の部屋に置いてありそうです。観察では,トカゲのウロコに注目して,鼻の横にPNと呼ばれているウロコがあるか,胴まわりのウロコの数はいくつか、腹のふくらみ、顔の大きさはどうか、あごの辺りの特定のウロコが接しているかどうか、をよく見て種類を識別しました。初めは,エタノール漬けにされたトカゲを触ることにびびっていましたが、スケッチをしたり、ひっくり返したりしていくうちに抵抗が全くなくなりました。ウロコの見方も、目がなれるまではどこがどうくっついているのか、離れているのかがわかりませんでしたが、他の種類のものと比べるうちに、それもわかるようになってきて良かったです。
      今回でオープンコアコースも最後となってしまいましたが、半年間貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
  • 今回はは虫類のトカゲやヤモリを標本を用いて観察しました。その時実感したことは、中学校や小学校にいたときによくつかまえて眺めていた生物が実はこんなにもしっかり分類されていて、とても調べるうえで貴重な存在だということです。また、生物学は最先端だけを見つめていくのではなく、行きづまったら過去をふり返ってみるのも大切なことなのだとあらためて感じさせられました。
  • 初めてトカゲを真剣に観察しました。トカゲの種類は基本的にウロコで見分けがつくと知りました。トカゲのアルコール漬けを見たときはとても驚きました。もちろん見たことがなかったからです。普段、たまに道端で見ることのできるニホントカゲは実は一種だということも知れて良かったです。青に黒のたてすじが子供で茶色の個体が大人、また頭の大きいほうがオス、というのを聞くことができたので、もし見かけることがあったら、ぜひ観察してみたいと思いました。トカゲのことを知れて良かったです。本日はありがとうございました。
  • 入ってすぐトカゲがいっぱい入ったビンを見てびっくりした。トカゲの分類でうろこの数や形を見るなんて初めて知っておもしろいなあと思った。私は発見できなかったけれどポストネザルがあるかないかでも種類が変わってきてトカゲは全何種類いるのか興味がわいた。私は植物が好きで、動物にはあまり関心がなかったけれどトカゲって近くで見るとこんな動物なんだ!と分かって動物もおもしろそうだと感じた。トゲがすごかったりつめがとんがっていたりすごくかっこいいと思った。うろこを数えるのやスケッチは難しかったけれどトカゲの標本を見てしかも触れるという貴重な体験ができてよかったです!!!
  • 今回の実習は少しグロテスクで、トカゲ等の標本を漬けているアルコールの臭いで頭がとても痛かったです。また、日本にいるトカゲは大きくわけると三種類しかいないことに驚きました。先生が、世界中を巡って直接サンプルを採取したということを聞いて、いつかは自分もサンプル探しの旅に出てみたいと思いましたが、そのためにはまず外国語も大切だと思いました。また、自分はアルコールや生臭いものが苦手なので、それらの耐性を身につけなければならないと思いました。このオープンコアコースも残すところあと一回なので、気を引きしめて一生懸命集中して取り組んでいきたいと思います!

  • 今回は、実物のトカゲを観察した。トカゲの種類を見分けたり、ウロコなど細部にまで注目して絵を書いたりした。教室に入りビンに入った何匹ものホルマリン漬けのトカゲを見た瞬間はびっくりしたが、観察などを続けていくうちに違和感もなくなり、かわいくも見えてきた。トカゲを見分ける時に見なければならない部分も、違いがわかりにくく見分けるのに苦労した。日常で時々見るトカゲにも注意して見ていればおもしろい点がたくさんあることがわかった。

  • 今回はかなり刺激的な実習でした。最初、においがあまりよくなくて苦戦しましたが、すぐになれることができて安心しました。学校にも、ヘビのホルマリンづけはあるのですが、アルコールにつけているのは今回はじめてみました。カメレオンやとかげは、日常生活で見慣れている大きさよりもかなり大きなものを観察できたので、とてもいい体験になりました。私は今までとかげをさわったことがなくて、はじめてさわるのがアルコールにつけられたとかげというのは少し考え深いものがありました。とかげの顔をかいていて、かなりの顔のうろこにおおわれていることに気づきました。最後になったらとかげを平気でさわれるようになったのでとてもいい体験になりました。

  • 見た目と臭いのインパクトが強く、正直、最初は今回の実習はどうなるんだろう・・・という不安ばかりでしたが、終了間際には不思議なくらい自分の観察したトカゲに愛着がわいてきました。生物って不思議です。地域によって、見た目は全く同じに見えるトカゲにも遺伝子レベルの差があるのはとても面白いと思いました。“動物”の分野の生物にも興味がわいてきました。

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