京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

生物

生物の2010年2月6日の内容はこちら

実習指導

七田 芳則(教授)
今元 泰(准教授)
山下 高廣(助教)

チューター

荒瀬 壮兵(学部4回生)

ボランティア

前田 亮(M1)
矢野 雅裕(M1)

実施場所

理学部6号館4階 学生実習室

実習内容

桿体視細胞外節から調製したロドプシンに光を当てて退色させ、これにレチナールを加えてロドプシンが再生していく過程を、分光光度計で吸収スペクトルを測定して観察した。 また、ロドプシンに元々結合している11cis-レチナールと異なる、9cis-レチナールで 再生させたアイソロドプシンとの比較により、ロドプシンの吸光特性や光反応性質を考察した。 そして、液体窒素温度下で起こるロドプシン⇔バソロドプシン⇔アイソロドプシンの光平衡が照射波長によってどのようにシフトするかということを、試料の色の変化を観察することによって考察した。

液体窒素中で光を照射
液体窒素中で光を照射


照射中の試料の様子
照射中の試料の様子


 分光光度計によるロドプシン再生過程の観察
分光光度計によるロドプシン再生過程の観察


受講生の感想

  • 眼の中の仕組みを可視化する実験ができて楽しかった。先生が面白くて飽きずに楽しめた。液体窒素が冷たくてびっくりした。
  • 今回は、日常の中の出来事を科学的な視点で実験や説明を通して理解することができたので、とても充実していて良かった。眼の中の仕組み(おもに視細胞のロドプシン)は実際その仕組みを知ると、日々の生活が変わりそうで改めて物事の真実を知るのは素晴らしいことだと思った。
  • 今日は眼の網膜にあるロドプシンについて実験した。光を感じる部分があって、元々赤色で光を感じると無色になるという知らなかったことを知れて良かった。アミノ酸が違うと反応も違って面白かった。
  • ロドプシンの名前は以前から知っていたけど、詳しく知ったのは初めてだったので、とても興味深かった。波長の違う光を当てることで異なる反応が見れたのがとても楽しかった。
  • 今日は視物質の反応を見た。元々赤かったものが光を受けることで色が変わり、それがタンパク質が変化していることで起こるというのがすごかった。
  • 眼がものを見る仕組みについて踏み込んだ実験ができたので楽しかった。人は赤から紫(300~700nm)までしか見えないけれど、昆虫は紫外線が見えたり、紫外線のおかげで昆虫は人と違う花の模様が見えると言われていたり、色の世界は不思議だと思った。

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