京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

生物

生物の2009年4月18日の内容はこちら

実習指導

中務真人 准教授

チューター

なし

ボランティア

酒井朋子(修士課程3回生)

実施場所

理学研究科2号館 218号室

実習内容

ヒトの進化において、脳がどのように形態学的変化を遂げてきたか、標本を示しながら解説し、その進化過程を明らかにするため、どのような研究がなされているかを説明した。チンパンジー、テナガザル、マカクの標本から、脳溝の数と長さ、脳の大きさ、灰白質と白質の割合など肉眼観察させた後、ヒト、チンパンジー、マカクのMRI画像をもとに、大脳の縦横の長さや運動性言語野に相当する側頭平面の長さを計測させた。

類人猿や化石人類の頭蓋骨を比べる
類人猿や化石人類の頭蓋骨を比べる


チンパンジー新生児の脳にふれてみる
チンパンジー新生児の脳にふれてみる


MRIの画像からチンパンジーの脳の大きさを計測する
MRIの画像からチンパンジーの脳の大きさを計測する


受講生の感想

  • チンパンジーのアイちゃんの映像はテレビで見たことがあったので、かなり実感がわいた。いろいろなことができるのに脳の大きさはヒトよりもずっと小さくて驚いた。ヒトの進化と脳の関係はとても興味を引かれた。

  • チンパンジーが人間に近い動物であることは知っていたが、進化の過程や類似点を見て理解が益々深まった。脳の発達については不思議なことがいっぱいあり、学びがいがあった。特に、チンパンジーの脳にさわれて良かった。テナガザルやマカクの脳と見比べてチンパンジーの脳のしわの多さを実感した。

  • 類人猿やヒトの本物の頭蓋骨を見て、骨にもいろいろあると思った。この中に脳が入っていると思うと不思議な気分がした。

  • サルとヒトの頭蓋骨を見て、脳との関連性を勉強した。実際にさわるのが初めてだったのでおもしろかった。生の脳にもさわった。柔らかく、握りつぶしそうだった。
  • 霊長類の頭蓋骨などを見て、はじめは怖かったが、慣れてきた。サルの脳にさわれたのも良かった。MRIの画像を見て、色を変えたりしておもしろかった。脳はすごいと思った。
  • 生き物は進化を通して効率の良い作りになることが分かった。ヒトは大きな脳をもつが、子供からオトナになるにつれ細胞の数が減っていることに驚いた。それが指令の効率を良くするために刈り込んでいることが分かって、生き物はエコだとおもった。チンパンジーとヒトの子供が似ているのにオトナになると全然違った姿になってしまうことなど不思議な感じがした。

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