京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

生物

生物の2009年3月21日の内容はこちら

実習指導

森哲 准教授

チューター

来田村輔(博士課程5回生)
持田浩治(博士課程4回生)

ボランティア

なし

実施場所

理学研究科2号館 316号室

実習内容

まず、北部キャンパス内の草地でハラヒシバッタの跳躍行動を観察し、自然状況下での行動を眼でよく見て、必要な情報を野帳に記録するという手順を学んだ。跳躍は非常に速い動き(0.5秒以下)であるため、跳躍中の詳細な動作を肉眼で追うことは難しい。そこで、ヒシバッタを採集し、室内実験下においてその跳躍行動を高速ビデオカメラを用いて録画した。撮影は1秒間に250回のコマ数で行い、その録画映像を見ることによって、ヒシバッタの跳躍行動の詳細を観察した。
また、ヒルヤモリの跳躍やシシバナヘビの捕食行動も同様に撮影して、その動きを観察した。最後に、視覚を用いた動物のコミュニケーションを調べる手法の一端として、スペクトロメーターによる体色の測量を体験した、モンシロチョウとアカハライモリを材料として、その翅や腹部の可視光の反射曲線を測定し、動物の体色を客観的に評価する手法を学んだ。

 野外でのハラヒシバッタの跳躍行動の観察
野外でのハラヒシバッタの跳躍行動の観察


ハイスピードビデオカメラを使った動物の行動の撮影
ハイスピードビデオカメラを使った動物の行動の撮影


撮影したビデオの解析
撮影したビデオの解析


受講生の感想

  • 動物行動学がどういうものか、今まで全く知らなかったので、 どんなことをやるのかドキドキだった。バッタやヤモリなど様々なものの動きを見て、小さい生き物も1つ1つの動きはいろいろあったし、すごいなと思った。
    また色の波長については、同じ色にしか見えないのに違う色だったりして、面白かった。紫外線が見える虫とかが見えている世界は、実際にどんなふうになっているのか体験したいと思った。人とは違う動物の目線で見ることは、とても難しいことだけど、そういうゲームとかができたらぜひやってみたい。

  • 今日は様々な動物の行動を観察して、それをビデオに撮って記録するということをしました。
    ハラヒシバッタはすばしっこくて1匹しか取れず、採集や観察の難しさ(?)を感じました。このバッタの足が1本取れたやつの動きをスロー再生した時の動きが、何というかいじらしかったです。回転しながら跳ぶとは意外でした。スペクトロメーターを使った、ものが反射する光の解析では、花の中には紫外線などの目に見えない光を反射するものがあり、昆虫から見ると全く違うように見えることに驚きました。虫からは金や銀色はどのように輝いて見えるのか気になります。

  • 今日は田圃に行ってバッタを捕るところからはじまりました。田圃は結構暑くて、バッタ以外にクモがたくさんいて、見分けるのが大変でした。バッタを捕まえて観察した後、超ハイテクなカメラでバッタが飛ぶ瞬間や、ヘビがネズミを食べる瞬間を撮影しました。撮影したビデオを見ていると、映像がコマおくりになってみることが出来たので、一つ一つの瞬間が始めて見る世界で面白かったです。もう一つ、光測量をやったのですが、タンポポの黄色と折り紙の黄色が全く違うことや、モンシロチョウの羽は特別だということを知って、少し驚きました。今日はいろいろな実験が出来て面白かったです。

  • 今日は楽しかったけれど、こわい面もありました。バッタを捕まえて、ハイスピードカメラを使って撮影したり、ヤモリが跳ぶ所やヘビの捕食の瞬間を見ました。バッタは想像していた跳び方と全く違って、バク転をしながら跳んでいてかわいかったです。ヤモリはうまく撮れなかったけど、おもしろ映像が撮れたので良かった。ヘビはほんまに残酷で直視できなかった。後は色を見ました。人間が見ている色と、ミツバチなどの虫が見ている色は違うと知って驚きでした。今日は楽しかったです。

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