京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

生物

  • 再生できない動物を再生できるようにする

第3回生物

日時

2012年 11月 3日(土) 

講師

阿形 清和 教授

概要

世の中には、とんでもない再生能力をもった生き物がいる。プラナリアやイモリだ。彼らは、体の一部を切られても、元通りに治す再生能力を持ちあわせている。再生能力の源を知ることも面白いことだが、さらに面白いことは、近縁の生き物なのに再生できない生き物もいるとことだ。例えば、同じところに棲んでいるプラナリアでもナミウズムシは尾部の断片からも頭部を再生できるのに、コガタウズムシは再生できない。同じ両生類でもイモリは手足を再生できても、カエルは再生できない。われわれが研究していることは、再生できる生き物に再生の原理を学び、再生できない動物と比較することで、再生できない理由を明らかにし、それらを再生できるようにすることだ。ここでは、再生できる生き物の再生原理を紹介するとともに、最新の研究成果について紹介したい。

授業風景

授業風景

授業風景


受講生の感想

  • おもしろい講座でした。切断した腕や足が再生できるようになったら、すごいと思います。そんなことありえないと思っていたけど、今日の話をきいて、近い未来、ありえる話になっていそうだなぁと思いました。最近の科学は、本当にすごいなぁと思います。でも、発達することが、なんだか恐いなぁと思ってしまいました。一本まちがえば、たくさん腕をもつ人とかができてしまってこわそうです。
  • インターカレーションがとてもおもしろかったです。再生が一つの原理で説明できることははじめて知りました。
  • プラナリアの再生について教科書が間違っているというのは本当に驚きました。インターカレーションモデルの話がとても興味深かったです。
  • 人間が再生することができるというのは人類最大ののぞみだと思うので、今プラナリアのことを調べることによって、再生のメカニズムがすすんでいることは心強いと思った。
  • 詳しく説明して頂いたので、とても面白かったです。少しですが、再生のプロセスを理解する事が出来ました。
  • 途中からの参加でお話しの全体像はわかりませんでしたが、先生の研究や再生への熱意がよく伝わってきました。
  • プラナリアの実験をしてみたいと思いました。
  • ヒトとプラナリアの再生の仕方の違いが少しわかりました。
  • 生物の細胞にはとても難解な仕組みがあることを知った。また、体に番地があるという考え方はとても斬新でおもしろかった。
  • 非常に興味深い話でした。
  • 途中からの参加でしたので、よく理解するのは難しかったですが、内容は興味深いものでした。それに、先生が最後におっしゃった、研究者としての喜びというものにも、心惹かれました。今日はありがとうございました。
  • おもしろかったです。
  • プラナリアはどこを切っても再生ができる生物である。ということだけは知っていましたが、最瀬のプロセスはdistalizationとintercalationの2つの過程があるのを初めて知って驚きました。将来、このメカニズムを人間にも適用できる技術が発達して、足や腕を失った人々も、再び足や腕を持つことができるようになればいいなと思います。
  • いもり強っ!人間はいもりやプラナリアと違い「かさぶた」ができるように作られているから再生するのは難しいと知った。人間を再生可能の生物とするなら、根本から変えていかないといけないのかな?とても興味深かったです。
  • 再生というのが、distalizationから、intercalationというのがとてもわかりやすかったです。再生ということは学校の授業でも聞いたことはありますが、間を埋め合わせをすることで、トカゲの足などは再生できるけれども、人間ではかさぶたができてしまうから、トカゲのように再生はできないということまで、深く知ることができて良かったです。

  • 非常に興味深く、聞いていて面白かった。
  • 再生できる生物をいろいろ調べて何になるのだろうかと思っていたが、プラナリアやイモリの生態が人間などでも非常に近いと分かり驚いた。本当に近いうちに人間も再生できるんじゃないかと思った。
  • 理論がかなりわかりやすく説明されており、途中からの参加でも理解しやすかったです。貴重なお時間ありがとうございました。
  • 今日の講演を今後の授業の中に使っていきたいと思っています。再生に対する新しい知見を得られました。

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