京都大学ELCAS(エルキャス)

平成27年度以前のレポート

社会・環境の科学

社会・環境の科学の2015年12月5日の内容はこちら



実習指導

河野 広隆 (構造物マネジメント工学講座 教授)
山本 貴士 (構造材料学研究室 教授)
服部 篤史 (構造物マネジメント工学講座 准教授)
高谷 哲  (構造材料学研究室 准教授)
松本 理佐 (構造物マネジメント工学講座 助教)

チューター

長谷川 達彦(構造材料学研究室)
本田 正和 (構造材料学研究室)
辻岡 章雅 (構造物マネジメント工学講座)
永瀬 繁幸 (構造物マネジメント工学講座)

ボランティア

なし

実施場所

桂キャンパス AクラスターA2棟3階 

実習内容

はじめに、身の回りの構造物に用いられている材料について座学形式で学んだ。
その後実験室にて、鋼材に入った疲労亀裂を見つける方法とコンクリート内の鉄筋破断を点検する方法について、実際に器具に触れつつ確かめた。
休憩を挟み、鉄筋の有無によるコンクリートの壊れ方の違いとpHの高低による金属の電位の違いについて、実際の実験器具で確かめた。

座学の様子
座学の様子

ブラックライトを用いて、鋼材試験体の亀裂を観察した
ブラックライトを用いて、鋼材試験体の亀裂を観察した.

磁束を測ることで鉄筋の破断を確認した。
磁束を測ることで鉄筋の破断を確認した。

コンクリート供試体を実際に破壊しようとしています。
コンクリート供試体を実際に破壊しようとしています。

色々なpHにて電位の違いを計測しました。
色々なpHにて電位の違いを計測しました。


受講生の感想

  •  実際に肉眼では見ることのできない小さなひび割れを磁石などを使って見ることができるということには驚きました。実際の橋を検査するときも同じようなことを1つ1つ行っているということが一番驚きました。また、コンクリートに鉄を入れるか入れないかで強度が大きく異なっていて、また、鉄筋の入れる場所もしっかり計算によって求められ一番良い状態になっていましたが、実際使われている用途などによって入れるところが異なっていると思うので様々な鉄筋コンクリートを調べてみたいと思いました。
  •  普段何気なく使っているコンクリートをじっくりと見つめたことで、コンクリートに対する愛着のようなものがわきました。特にひび割れ試験の際、あんなに小さな機会で何トンもの力を加えられるなんて、驚きでした。また、コンクリートのひび割れを検知するために使う磁石が曲げられたり、砂鉄の入ったスプレーをブラックライトで照らすなど、初体験のことがたくさんあって飽きることがありませんでした。1つの構造物に対して、物理、化学などの様々な麺から研究することで答えを出していくのは複雑ですが、それゆえに興味深いものだとも思いました。
  •  前2回に出てきた内容が少し出てきたので、つながった感じがした。今日見た限りでも、とても多くの学問分野が必要だと感じたので、もっと勉強を頑張ろうと思った。未来の材料はどのようになるかということに対しては、様々な観点から考えられることがある。リサイクル、耐久性、加工しやすさなどといった観点があると思う。まだまだ高い性能を目指せると思うから研究していきたい。まずは、どんな問題があるかを知りたい。
  •  今回は実験が多く、自分の目で見て実感できたので、わかりやすかった。また、コンクリートや鉄筋など、身近なものの構造や工夫を、その理由とともに理解できた。予想はほとんど外れていたけれど、正解を聞いて納得できた。
  •  鉄筋とコンクリートの組み合わせといっても、太さを変えたり入れる位置を変えたり、様々な方法が試される。「一般的な理科」のイメージは、化学的に物質を合成することが主なように思っていたが、このような組み合わせを様々にする科学も果てがなく、新しいものを追求するだけが科学でないと改めて感じた。
  •  主に今、鉄筋コンクリートに起こる損傷を測る技術を実験で見せていただき、よくわかりました。普通なら考えていなかった鉄筋コンクリートの特徴や性質を見て理解することができてとてもおもしろかったです。ある程度は自分の持っている知識で考えることができました。分極試験では、今回は時間がなかったので家に戻ってからグラフを書いて、習ったことを整理したいと思います。pHによって鉄の腐食しやすさ(酸化しやすさ)が変わるということがおもしろく、特に印象に残っています。
  •  材料の性質や危険性を知ることができてよかった。ただ、コンクリートの耐久実験などをした部屋が、モスキート音のような音で実験しづらいと思いました。石橋ならぬ、コンクリートの橋も叩いて渡らないといけないくらいのことだと思ったので、フェノールフタレイン溶液があるので鉄筋コンクリートがあれば、科学研究部化学班でやってみたいと思った。

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