京都大学ELCAS(エルキャス)

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社会環境の科学

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実習指導

米田稔 (環境リスク工学 教授)
松井康人 (環境リスク工学 講師)
塩田憲司 (技術専門職員)

チューター

長屋太樹 (環境リスク工学 専攻)
近藤真司  (環境リスク工学 専攻)
中西智宏 (都市衛生工学 専攻)

ボランティア

なし

実施場所

桂キャンパス  Cクラスター172号室 

実習内容

500℃, 800℃で燃焼させた土壌に対してセシウムを吸着させ、これに塩化カリウム溶液(5, 0.5, 0.05, 0 g/L)を添加・混合し、液相に溶出したセシウムをICP-MS(誘導結合プラズマ質量分析計)を用いて測定した。得られた測定値を用いて、選択係数を算出した。

土から溶出したセシウムの抽出操作をしている
土から溶出したセシウムの抽出操作をしている

 ICP-MSによって土から溶出したセシウム、カリウムを測定している
ICP-MSによって土から溶出したセシウム、カリウムを測定している

得られた実験データをもとにパソコンで解析をし、選択係数を求めている
得られた実験データをもとにパソコンで解析をし、選択係数を求めている


受講生の感想

  • 大学で行っている実験・研究ということもあり1日では正直理解することができませんでした。先生方がおっしゃていた通り環境省から委託されたということは、やはりこのような研究が今の日本にあるのだと感じました。私もこれから研究するにあたり社会に貢献できるようなことを考えていきたいと思いました。
  • 今回の実験は卒論レベルで理論はわからない部分も多々あったのですが、実験自体はとても楽しく、データに疑問が残る結果となったのもまた現実味があり、ちょっとした感動を覚えました。また初めて使う器具も多くあり、器具の便利さに驚きがたくさんあったのも印象的でした。
  • まず、土壌を加え熱処理をするだけで大きくCsを吸着できると知って驚いた。原子の特徴を知っておかないといけないと思った。実験から、普段扱わない単位を使って計算に戸惑った。慣れていきたい。思いがけない材料も環境改善に有効と知ったので、いろいろ知識を得て考えたいと思う。
  • 放射性廃棄物については今でもニュースになるけれども、今回の実習ではそうした廃棄物処理を行うための最先端の研究に触れられたことが嬉しかった。福島をはじめとする、放射性汚染が残る地域の人々の生活と結びつくだけに、実験もいつにも増して真剣に行っていたと思う。最後の計算が合わなかったのは残念だし、腑に落ちなかったが、家に帰ってから検討してみようと思う。レジュメの内容は一部わからなかったが、調べ直すなどしてよく考えてみたい。
  • 実験から解析まで全てをやるにはとても時間がかかるとわかった。Cs濃度が土の粒子に吸着することによって下がるというのは意外だった。
  • 卒論で実際にやっているような研究ができて良い経験になった。教授の言っていることはなかなかわからなかったこともあったけど、自分たちが小学生の頃にあった福島の問題について今になってもう一度考えるというのは大切なことだと思ったし、実際に社会の役に立っている研究をしていてすごく興味がわいた。
  • CsとKが土へ吸着することに関係があるということに驚いた。ただ実験結果では桁が違う値が出てしまったのが残念だった。復習して、何が起こったのかを自分なりに考えてみたい。また、この技術がどう活用されていくのかも気になった。注目していきたいと思う。
  • 添加K量0gの実験をしたが、希釈に苦戦して、おかしな結果になってしまったが、とても面白いものだと思った。セシウムなどの物質はよく聞いたことがあるが、どんな物質なのか知らなかったので、セシウムや環境問題に触れることができるいい機会だと思った。

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